小下沢林道2番口から高ドッケ南尾根を登り、北高尾縦走ルートに出て 左へ曲がり、のんびり狐塚峠まで行き下山して小下沢林道へ下りてきました。
ちょっとロングになるけど北高尾山稜縦走コースはこんな感じ。
今回のルートはこちら。
※国土地理院地図
1、2番口
2、高ドッケ南尾根と北高尾山稜縦走コース合流地点
3、板当山
4、板当峠
5.狐塚峠
6、小下沢林道
7、3番口
a、滝の沢林道
b、高ドッケ
c、杉沢の頭
d、城山(城跡)ルート
e、富士見台
F、東尾根ルート
地図番号1 例によって例のごとく、アシストしない重いだけの元電動自転車で、小下沢林道2番口に乗り付けた。
ここのシュウカイドウはもう咲いているんだね。シュウカイドウは秋海棠という通り秋の花。中国原産のベゴニアで江戸初期に持ち込まれたとのことですが、至る所で野生化し定着しています。
今年は水量が多目で小下沢の流れもなかなかに立派です。ちょっとした渓谷の雰囲気も無きにしも非ずだけど、小汚い木下沢林道がその雰囲気は台無しにしてくれているw
12:22 2番口から登山開始。
登山者が少ないルートでは、こういった枯れ枝が必須アイテムになる。
なぜなら人がめったに通らない細い登山道は、蜘蛛が巣を張って昆虫を狙う狩場に最適みたいで、時々人は通るからしっかりした放射状のネットになった蜘蛛の巣はほとんどないのだけど、これから巣を張る試し張りのような数本の糸がちょうど顔にかかるのだ。
顔にかかった蜘蛛の糸ほど嫌なものは無いんだ。
だから先の細い枯枝を手に持って、下手な指揮者の如くに前方顔より少し高めのところでタクトのように振りながら登って行くのだ。枯れ枝のタクトで蜘蛛の糸や巣が取り払われることになるんだ。
が、たいてい枯れ枝のタクトを振り忘れいるときにかぎって、蜘蛛の巣が顔にかかるなんてことも多いのだw
まあそれだけ一日に人が何人も来ないような登山道には、あちらこちらに試し張りの蜘蛛の糸が漂っているってわけです。
12:31 10分ほどで沢の右に岩が見える。
この岩の先が高ドッケ南尾根へのルートになる。
2本の杉の間を入り直ぐに右に登って行く。
登ってすぐに左に折れるルートが出てくるが、ここは真っ直ぐ行き止まりになるまで登り、登りついたら左へトラバースする。
11:38 トラバースの始まりで、右に左に折り返しながら高さを上げていく。
柱状節理の泥版?
キノコは他で見ていないようなのだけ幾つかデジカメしたので、ここでまとめて掲載。
12:56 なんどかの折り返しトラバースを繰り返して、高ドッケ南尾根に取りつきました。
最初の時から数回までは急登でおっかなびっくりの冒険登山だったけど、慣れてきたら急登ではあるが、じっくり攻めれば足の置き場もちゃんと見つかるので、階段は無いけど階段があるような急登ではある。
13:13 2番口から登り始めて小一時間ほどでここまで来た。この倒木の下をくぐれば北高尾山稜ルートはもうすぐそこ。
二つ目の目印はこの洞のある木。
樹林の先が明るい。
13:22 地図番号2 はい、北高尾山稜縦走コースに出ました。画像は登ってきた方面に振り返って撮影。つまり北高尾山稜縦走コースから小下沢方面を撮影していることになる。ここを右に行けば狐塚峠方面、左は城山城跡に富士見台方面となります。
赤く色のついた石標に腰を下ろしここで遅めの昼食です。
13:32 10分ほど休憩して狐塚峠に向けて出発。
北高尾山稜縦走コースはこんな感じのところ。
13:55 地図番号4 滝の沢林道が見えてきたから、板当峠です。
板当峠の先に狐塚峠へのまき道があります。まき道というより副道かな?
画面三つの標識の一番奥にあるところが狐塚峠に行く道。
パノラマ画像は滝の沢林道(地図標識a)で、右に行って松竹橋を渡れば陣馬街道です。距離にして5-6キロあります。山道じゃなく林道ですから歩けば1時間ちょっとでしょうか。北浅川にかかる松竹橋付近では初夏にホタルが舞っています。
左は1km程のちょっと先で終点になります。終点になる間に、陣馬街道に繋がる板当橋への幾つかのルートがあるのですが、地図では荒廃などの破線ルートとなっています。今度チャレンジしてみたいなあとは思っていますが、いつになるか分かりません。
狐塚峠にはここを含めて他に2カ所副道的に行く道があります。この三カ所は、林道と、最初の副道と林道の中間が北高尾山稜縦走路で、三つのルートのどちらからでも行けます。私は画像で左を選択しました。縦走路は何度も通っていますが、林道はまだ通っていません。
ここが狐塚峠と滝の沢林道とが接している箇所です。
林道は滝沢川に一部沿っているから滝の沢林道と言うのだろうけど、林道のどこかに滝の沢があるんだろうか?
狐塚峠に出るまでは平坦な副道です。
14:15 平坦な道を歩いてこの部分で右へ行けば狐塚峠で、左はトラバースを繰り返しながら狐塚峠から木下沢へ下りる道です。
ウチワゴケが山の中にあるなんて珍しい。
ウチワゴケはたいていは水が滴っているような岩場に多い。ウチワゴケといってもコケじゃなくシダの仲間です。
暗めの狐塚峠でしたけど、かなり杉が伐採されているので明るくなって気持ちよい感じになりつつあります。今日は登山時間が短めだったので、余裕をこいて、ゆっくりのんびり下りてきました。
画像の奥に木下沢林道が見えています。
14:40 小下沢林道で広場っぽいところに出ました。
画像奥が景信山への入山口です。
この標識がここでの方向を的確に示しています。
画像は狐塚峠から降りてきて木下沢林道に向かって撮影です。
景信山入山口付近から小下沢林道をパノラマ撮影してみました。
左端が景信山登山口で、小下沢林道を左に行けば関場峠で、右に行けば日影・高尾駅方面です。この林道は車止めがあるので、林業関係者以外は車では直接ここへは来れません。
ここで再度軽く食事です。
15:16 小下沢林道です。
カーブミラーのあるところ辺りに3番口がありました。もっとゲートよりが3番口と思っていたけど、ゲート近くのあの踏み跡らしき道はもう誰も利用していないみたいだけどなんだったんだろう。
15:16 3番口は、あまり人が入らないみたいだ。
GPSルート地図で分かると思うけど、素通りしてから、やっぱ初めての3番口チャレンジしてみようと思い戻ってみました。
朽ちた看板の文字が「いざないの道」と読めます。
この3番口の道は2番口から入って木橋のあるところに出る道に間違いないでしょう。なんどかトラバースをして少し高いところを歩きます。
15:33 例の木橋に来ました。
この木橋は3-4年前に出来た新しい橋です。
いざないの道に元からあった橋を架け替えたのだと思います。
渡ります。
15:26 無事に番口に到着です。
我が愛車というか、アシストしない重いだけの元電動自転車はトレーニング兼用となって私を鍛えてくれているので、愛車というかじゃなくてありがたいチャリですw
はい、本日これにて登山終了です。
あ、そうそう、まだあった・・・地図で F は、ここが東尾根で砂利窪を通って木下沢林道から景信山への登山道と合流するので、一度このルートも制覇してみたいと思っているのです。
自宅に返ったら2台のPCがどちらも調子悪くて、復旧に時間がかかってしまいまして鬱でした。なにも同時に調子悪くならなくてもって思いますよね。
See you.