NECの一体型パソコンを以前にはよく使っていた。
※画像はNEC 121waer.comさんから拝借しています。
発売日が2006年8月29日となっているから、かれこれ13年前の製品になる。ちょっと古いね。
これはWin XPモデルで知人が使っていたものだが、HDDがクラッシュして使えなくなったから、いらないというので貰ったものです。
こちらにVALUESTAR PC-VS300G(以下PC-VS300GD)の商品情報があります。
PC-VS300GDには、Intel Celeron M プロセッサー 430というCPUが積んであります。CPUコードネームはYonahです。
PC-VS300GDの筐体内です。
このCPUは、一部のPCマニアックな方がやるCPUの殻割したままの状態のようなCPUで、いわばCPUに殻が被せていない状態のようです。
これが現在一般的なCPUの状態で金属の蓋が被せてあります。
こちらCeleron M CPUです。
Celeron M CPUがチップがそのまま出ている感じですし、接点は足ピンになっています。
この上に熱伝導グリスを塗ってCPUクーラーを装着するのです。これはまるで殻割した状態のままのCPUみたいですね。
殻割は、CPUの蓋と中CPU間の熱伝導グリスを液体金属などの効率の良いものに変え、熱伝導率を上げてCPUをよく冷やそうとすることです。より冷やすことによってCPUを規格より高い周波数帯で作動させて、より処理速度を高速にするためです。
そんなことをするならこのCPUみたいな状態のまま殻割したままの状態で、つまり蓋を被せないで、CPUに直接CPUクーラーをつけたらいいと思うけど、だめなのかな?
蓋を被せるよりもその方がよく冷えると思うけど・・・
このバリュースターは一体型パソコンって、当時の一体型パソコンとしてはなかなかにかっこいいのです。それに使ってみれば使いやすく、メモリーカードスロットも用意してあります。
さらにはワイアレスLANに、Type2のPCカードスロットまでついています。
PCカードスロットというのがもはや古過ぎますよね。多分この機種あたりでPCカードスロット搭載なんて最後じゃないでしょうか。
そんなバリュースターPC-VS300GDはHDDからOSを再インストールするシステムだったので、HDDがクラッシュしてしまってはHDDから元にリカバリーすることが出来ません。それで、使うに当たっては新しいHDDとWindows7を買うことにしました。
バリュースターPC-VS300GDはWin XP機でしたがWin7をインストールしてデバイス関係に問題はありませんでした。
それからはしばらくこのバリュースターPC-VS300GD Win7化機が私のメインパソコンでした。
PC-VS300GDをWindows7でも十分使えますが、今のパソコンと比べるとレスポンス性の悪さは否めません。PC-VS300GDをXPでそのまま使うにしてもいくつかの修正モジュールがありますので、デバイスマネージャーでビックリマークが出ていたり多少不具合がある方は修正しておいた方が良いと思います。以下にダウンロード先URLを記しておきます。
この後に、HP社の格安で売られていたサーバーProLiant ML110 G6をWin7化(HP1号機)に仕上げてからは、HP1号機をメインに使うようになりました。
NEC‐VS300GD(PC-VS300GD)のベンチマーク値
HP1号機を使いだすとPC-VS300GD では体感レスポンスがとても悪くなり、その後はほとんど使わないままです。HP1号機を使わないでいた時にはこれで十分だったのですが・・・
ですがNEC‐VS300GDも万が一の予備機として、EPSONのAY301と同様にいつでも使える状態にしてあります。
自分はどちらかというと楽天家ですが、パソコンに関しては思った時に使えないってのが一番困るので、いくつも用心して常に複数台をストックしてあります。
そんなNEC‐VS300GDですが、これもWindows10にアップデートしたいと思っているので、何度かトライしていますがアップデートできません。
ウィンドウのマークが出たままで画面が固まっているのか、キー操作もなにも受け付けません。
電源を落とせばWin10のアップデートにエラーが出て失敗しました、元の状態に戻しますでWin7になっちゃいます。
何度トライしても同じ画面で止まっています。
PC-VS300GDでWin10のアップデートの際はアップデートの進行が遅いので、その間ほかのことをしているからモニターを監視していないので、ウィンドウマークが出る前に何かメッセージが出たのかどうかもわかりません。
バリュースターPC-VS300GDはWin XP機ですから、Win10へのアップデート対象外だろうとは思いますが、 現在OSはWin7ですからアップデートの権利だけはあるのですけど、なんとしてもアップデートできないみたいです。
アップデートの前には、「ビデオカードATI社製 Radeon(R) Xpress 1250に内蔵のチップには対応ドライバーがありません」の確認が出ますが、何とかなるだろうと確認してアップデートをしていますけど、ビデオチップが問題なのかもしれません。
PC-VS300GD Win7機はWindows7で32ビットOSです。PC-VS300GDには32ビットでしか動かないソフトも入れてあるので、予備機とはいえこれはこれで大事なパソコンです。
それでこの機会にCPUの換装とHDDをSSD化してやろうと思っています。その後に再度Win10のアップデートにもチャレンジしようと思います。
HDDをSSDに変えるだけで体感的にパソコンのレスポンスが良くなったと実感できるのですが、その際に現在の環境をクローンするか、新たにWin7をインストールするかどうかを考えています。
現在の環境をクローンするとWin10化でまた同じ轍を踏みそうだし、Win7の新規インストールから始め、サービスパックやら何やらをダウンロードして時間を費やすのもなあという気もします。
そして、時間を費やして結局Win10化できなければ、すこぶるがっかりしちゃうしね。まあ、それはそれで、時間を見ながら暇つぶしってことでできますから、体当たり的にやっつけていきましょう。
PC-VS300GDのハード・グレードアップ用の部品が届いたら、その作業と結果をまたブログしちゃいましょうw
※Win10への無償アップデート期間は終了していおり、その後のアップデートは認められていないという説もあるみたいなので、Win10のアップデートは各自で判断で行ってください。個人的にはMicrosoft社のWin7サポート終了後に対する救済経過措置と、都合よく我田引水的解釈しています。