今日は「駒木野→太鼓曲輪尾根ルート→宮の前→曳橋→城山林道→荒井バス停→駒木野」を踏破してきました。
※地図画像は「高尾山・景信山陣馬山登山小サイズ全82コース 作成解説・守屋益男 踏査総括・守屋二郎」を引用として参照させていただいています。
朝9時半に自宅を出ました。
南浅川の土手を走っていますと、長房付近の河川敷でどんど焼きが行われるようなのでデジカメ。
拡声器で何やら挨拶をしていますが、そんなことどうでもいいから早く火を点けろ~と思いつつ、待っていても話が長そうなのでスルーしてチャリを漕ぐ。
南浅川橋を抜けて右手の綾南公園が終わる頃の左手の「原ふれあい広場」でもどんど焼きの準備をしていました。
ここの右手の橋を渡った左手の空き地でも少し前にどんど焼きの準備をしていたなあ。
橋を渡ってから多摩御陵に向かう坂道が少し長くてしんどいんだ。でも、一番しんどいのは、自宅から高尾山付近までチャリを漕いで行くことです。なんたってチャリが重い。極緩い上り坂だけど、長く、きつい! それから比べたら、山の登り坂なんて一時の事だわ。
前の画像だけど、この坂を漕いで登って右手に曲がり、直ぐに突き当りのT字路に出るからそこを右に行けば多摩御陵で、左へ行けば甘里町に入って行きます。私は甘里町の方に行きます。甘里町を進めて行けばチャリで数分で高尾街道にぶつかります。
高尾街道を突っ切って、更に甘里町を抜けて行けば甲州街道に出ます。甲州街道を高尾山方面(右手に曲がる)に向かい、甲州街道で最初の信号を右折すればそこが都道516号線で昔の甲州街道です。
都道516号線から駒木野バス停までの坂が長いので、これまでチャリを漕いで来ているしこの坂で更に乳酸が出て溜りまくっているし、漕いで登ろうと思うんだけどこれから登山するのにここで無茶はしちゃあいけないと、駒木野病院あたりでチャリから降りてチャリを押して駒木野バス停付近まで行きます。
さて、ザックを背負って登山ハイキング準備をして出発です。
駒木野バス停から少し歩けば、何度か来てもうすでにお馴染みの中央本線の高架陸橋です。
陸橋から高尾駅方面をデジカメしてみました。
橋を渡って左に折れて歩を進めて行きます。
この電柱が関所66です。
電柱の手前にも右に入る道があり、この電柱の右横にも道がありますがどちらも城山・富士見台に行くのであればこの電柱の左側へ行きます。中央高速のガード下を抜けたらすぐ右手が城山への登山ハイキングコースです。
午前10時20分入山です。
この山は岩山だったようで、岩山に溜った腐植に芽吹いた樹木が大木にまで育ったのでしょう。大木まで育ったけど育った場所がしょせん岩山なので、岩場の岩盤には根が入り込めずに根の張りが浅く、いつしかの大型台風の暴風雨で倒されてしまったのでしょう。高尾山周辺の低山ピークにはこういった倒木が比較的目に付きます。
一部ロープ場があります。高尾山周辺低山の多くは、急峻とまでは言いませんけど傾斜角が高い箇所もそれなりにあってそれなりにスリリングで楽しませてくれます。
三つぐらいの小ピークを越えて行けばもうすぐ地蔵平です。
地蔵平が見えてきました。
ここで午前10時50分です。
少し休んでから、地蔵平ピークを下ります。
少し急斜面です。
ピークを下ればまた登ります。
このピークにも一部虎ロープが張ってあります。確かに結構急な坂です。
這うようにピーク登れば、左手は進入禁止のトラロープです。右手に城山方面への方向標識が木に打ち付けてあります。
更にピークをアップダウンしながら越えて行きます。この尾根の先のピーク手前が堀切群尾根コースの入り口になります。
入り口ポイントが見えてきました。中央やや右の二本の木がくっついたような木が目印です。多分これは檜だと思います。
前回はこの入り口を探して見つけられなかった場所です。そのため前回は城山城址側からこの堀切群尾根コースへ入ってきて、この入り口をその時に確認したのです。
二本がくっついたような木を拡大すると、
これが→城山入口の印です。
ここで午前11時30分です。
反対側(登ってきたら手入り口手前の木)の木にも城山入口という標識があります。宮の前、御主殿と読め、後は読めません。
堀切群尾根コースへの入り口を見過ごし通り過ぎれば、自然と富士見台への登山道に入ります。
堀切群尾根コースに入って城山に向かって入って行きますが、いきなりの急斜面の下りです。前はここを登って来たんですが、登るより下る方が難しいです。
キジョランの種と思しき物があったのでデジカメしました。遠望で八王子市内方向が見えます。
ここが分岐です。降りてきた方に振り返って撮影です。中央の山道と左右に斜めに奥に入って行く山道が1本ずつあります。
右の方に少し入ってみました。地図にはどちらも行き止まりと記されているので、直ぐに戻って元の山道に復帰します。この分岐で午前11時47分です。
斜面を下りると尾根道なので歩きやすくとても気持ちが良いです。
こんなのも堀切っぽく見えます。
ここが第五堀切でしょうか?
また堀切っぽく見えます。こんなところも上がったり下りたりして行くのです。
城山方面への矢印です。
ここもかなりの斜面でトラロープが頼りです。
この辺まで来ると、八王子城址御主殿会所跡や復元された曳橋が一部見えます。古道から曳橋への階段が、画像で中央の明るい部分の一番下に見えます。
こんなのも堀切ではないのかなあと思いながら降りたり登ったりです。
登って見ればここが第三堀切でした。
午後12時18分です。
ラベルに「太鼓曲輪前衛中央尾根」とありますから、私が堀切群尾根コースと言っていたコースにはちゃんと名称があるようです。一般には太鼓曲輪尾根(たいこまがりわおね)と呼ばれているようで、ネットで太鼓曲輪尾根で検索すると記事がヒットします。地図にもちゃんと太鼓曲輪尾根ルートと記してありました。
数年前なら第三堀切と同じように各堀切にラベル表示があったようです。なにかの調査の折に貼り付けて行ったのでしょうか。
案内に従って降りて行きます。ここもロープが頼りです。
ここも人為的な何かが加わっていそうです。ひょっとしてここが第二堀切かな?
進行方向左手に城山御主殿への古道が見えます。
ここで午後12時25分です。
赤い印を頼りに降りて行きます。
本当はこの先あたりで城山城址と宮の前バス停の分岐があるのですが、足元ばかり見てなぜかその分岐を見失い宮の前に向かって行ってしまいました。
この標識を見失って右の宮の前方面にいつしか入って行ったようです。ようですというのは、この時点では何も考えてなかったのです。この画像は前回に撮影したものです。
カンアオイや藪椿の花を撮影したりして自然と宮の前方向へ入り込んでしまったのです。
あれっ、と思ったときはもう竹藪の中。
こんな竹藪の中なので、降りる場所はもう違うと分かっているのに足はどんどん先に進んで止まりません。この道は宮の前に行くのに間違いないのかと、先まで行って確かめて見たかったんだろうと思います。
だいぶ前に曳橋が見えていたのに、降り口がこんなに過ぎるわけはないと頭では思っていても、どうにも確かめてみないと引き返すことができませんでした。途中宮の前から帰ってもいいかなと思わなくもなかったのですが、チャリを取りに戻るのが面倒だと思って結局後で引き返すことになるのです。
はい、中央高速道路に出ました。中央高速に架かる橋も見えています。やっぱりと納得というのか、ちぇっ、と思う気持ちもあり、来た道を引き返すことにしました。この時点で午後1時になっていました。
まだ早いには早いけど、ここまで来るのに片道で1kmちょっと歩いていますので、ここで既に20分ほどのロスになってしまいました。
同じ道を引き返しながら、城山城址が見えないかコースから外れ少し斜面を下りたりしながら帰ったので、ルートに戻るために引き返しで藪漕ぎも何度かしたので戻りはさらに時間がかかってしまいました。
やっと八王子城址への分岐を見つけたときは、なんと午後1時40分ほどにもなってしまいました。
戻りで40分もロス。
合計1時間のロスです。
古道への橋が見えてきました。管理棟から来た時は画像右手から橋を渡って古道に入って行けます。この時点で午後1時40分です。
古道と付近を少し丁寧にデジカメしてみました。
振り返って曳橋方面をデジカメです。
御主殿跡から、御主殿の滝の方へ降りて行きます。ここは御主殿跡から城山林道に繋がる出入り口です。
水量が少ないですが御主殿の滝です。
城山林道へ入ります。午後1時51分。
今日はルート間違いをして、なんて自分はお間抜けなんだと精神的体力を使い果たしたので、前回に間違って降りてきて八王子城址に出た通行止めになっている破線部分を逆に行ってみる事にしました。
ほどなくして一組のアベックの方が降りてこられ、どこから来られたのかと聞いたら、破線部分から城山林道を通って来たとのことです。これから私も同じ道を行って、分岐で荒井バス停へ降り帰るんですと少し雑談しました。
一般車両車通行止め部分です。右奥の道が林道です。画像で左の山の尾根道が先程歩いてきた太鼓曲輪尾根になります。
林道を進んでいきます。
前回ここを降りて来た時は、黄色い立ち入り禁止のテープが横に張ってありましたけど、風か何かで切れたのですかね?
分岐に近づくと崖岩場がありロープが張ってあります。この岩場を登れば分岐に出ます。
出ました、分岐です。右へ行けば富士見台です。私は左へ行って、荒井バス停へ出ます。午後2時20分です。
富士見台へ行くコースから見た画像です。このコースにもなにか名前があるのかなと思います。城山林道コースと仮に名前を付けておきます。
ここで一人の登山者の方に出会いまして少しお話をしました。
その方は高尾街道を通って城山城址に入り、富士見台を経てこの分岐まで来られたようです。どちらに降りるか検討しているみたいで、荒井バス停へ出る道は長いのでと言ったら、その方は駒木野の方へ降りて行かれました。
私は迷った末、駒木野から来た道を戻るのは嫌なので、やはり荒井バス停に降りて見る事にしました。ここを降りるのは前回とで2回目です。
荒井バス停への下り道は少々急斜面です。ですが基本下るだけの道でアップは全くありません。ということは登るときは登り一方なので結構大変そうです。
少し急な斜面ですから、下山斜面が弱い私はストックを使いながら降りたので、前回のストック無しよりはスムーズに降りる事が出来ました。
途中ちょっとした小ピークを見つけそこで休憩です。おにぎり1個頂きました。午後2時38分。
中央高速のトンネルの上を歩いて、中央高速に沿ってだらだらと歩いて中央高速の下を潜り抜けました。この間階段を上がったり下りたりで、こっちらの方がアップダウンがありますw
それに出口まで長い。
単調だから余計長く感じるのでしょう。
間近に見る高速の橋脚は圧倒的なボリュームです。
圧倒的なボリュームの大量のコンクリートで作ったものが、遥か遠い未来に何かの遺産として、21世紀の遺物として残っているのかななんて思ったりしました。
荒井バス停へ出て、ひとつ先の駒木野のバス停に帰り着いたのは3時15分でした。
ここのところ「寒い寒い荒れる荒れる」なんて天気予報のニュースが出ていますから、今日は対登山に不向きかなと思っちゃうけど、朝起きたら天気も良いので登山ハイキングすることにしたのです。
それでも今日は寒い日だということで、出かけるときにアンダーに半袖と長袖の速乾2枚着て出てきました。その上に登山シャツを着まして、チャリで向かう時はそれにウィンドブレーカーを羽織ります。自転車を漕ぐことで体温が上がるのでこれで十分なのです。帰りは来た時と同じでは気温も下がっていて寒いので、ウィンドブレーカーの下に防寒着を着ます。
山に入る時はウィンドブレーカーは熱くなり過ぎるので脱ぎます。つまり山の中では上着はアンダー二枚に登山シャツ一枚です。確かに今日は寒かったけど登山ハイキングでこの服装でも登り気味なところは少し汗をかきました。太鼓曲輪尾根歩きはとても快適でした。
下は、ズボンは登山ズボンにアンダータイツ(ユニクロのワッフル地のタイツ)です。登山靴と登山靴下は必装です。低山登山には、穴あきの登山靴を修理して使っています。
ストックは自分は急斜面の下りが怖いので、降りるときに一本出して使います。二本持って行くのは、足首をもし捻挫などしたら動けなくなってしまいますが、二本あれば何とか足を引きずりながらでも降りてくることができるからです。
ザック(リュック)は7kg程の装備一式を入れてあります。低山登山快晴時ほとんど使わない装備ばかりですが、筋トレ代わりに背負っています。最初は重く感じたザックも、体にフィットするようにザックの調整をしっかりすれば重さはほとんど感じません。
※冬場に近場の山登りをするのは、私のもう一つの趣味である園芸が冬はオフシーズンなので手持無沙汰で退屈だからです。やろうと思えば園芸もやることはあるんだけど、冬場は園芸の方に体が向かないです。春になって暖かくなってくれば、植え替えや管理で忙しくなるので、毎日のように山には行っていられなくなり、そしていつの間にか山に行くことさえ忘れちゃうようになりますw