スーパーへ行ったら小粒のリンゴが売られていた。
リンゴにラベルが貼ってあり、ニュージーランド産のリンゴのようだ。Fuji種と言うから日本のリンゴ品種フジなのだろう。
目新しいもの好きな私は早速ひとつ購入して頂いてみました。私の場合はリンゴは丸かじりです。
これがほどよい酸味と甘みのバランスが絶妙に良くて、とても美味しいのだ。
たまたまかなと思ってもう一つ買って食べてみました。
やっぱり酸味と甘みのバランスが絶妙で美味しい。
今まで食べた国産の並のリンゴよりはるかに美味しい。
リンゴは健康に良いからとなるべく食べるようにしているけど、美味しいリンゴなんて出会ったことはない。訳ありも蜜入りも、このニュージーランド産のリンゴの足元に遠く及ばない。
リンゴ農家の方は大変な思いでリンゴを作られていると思うけど、味に酸味も薄ければ甘味も薄いメリハリのないスカスカしたリンゴにしか出会えていない。
高いリンゴを買えばそれなりに美味しいのかもしれないけど、普通に買える100円台のリンゴで美味しければそれに越したことがないのだ。
高いリンゴなら美味しいのかもしれないけれど、リンゴとミカンだけは庶民の食べ物として手軽な値段で美味しく食べられるものが欲しい。
国産の100円台のリンゴはまずいとは言わないけどおいしくもなんともなくて、このニュージーランド産のリンゴのバランスの良い味の差はいったいどうしてなんなんだろうか。
作物は環境が変われば味も変わるのは当然なのだけど、国産の環境は味が良いリンゴにならないほど土つくり能力が落ちているのじゃないだろうか。後期高齢者ばかりが農業に従事しているからこんなことになるんじゃないのだろうかとふと思った。
ニュージーランド産のリンゴが世界に出回ってきているとしたら、日本のリンゴが東南アジアなどで人気だったというその地位も、これではあっという間にニュージーランド産にとってかわられるのではないだろうか。
日本の果物は特急品的に美味しいと定番のはずなのに、リンゴだけはどうも進化がなさすぎるような気がする。
果物も野菜も甘ければよいという物じゃない。
芯の周りにねめ~っと蜜の入り過ぎたリンゴも嫌だ。
しかし同じFuji種でも、栽培地でこれほど味に変化があるというなら、日本のリンゴ農家は怠慢と思われても仕方ないのじゃないか?
果物で品質に落差が顕著なのはモモ、ナシ、リンゴ、イチジク、ビワなど。これらはスーパーで買ってもほとんど当ることは少ない。
なにを食べているのか分からないほど味もなく香りもないものがある。
土手の野良生えで小さい実のビワの方が、スーパーで売っているビワよりも遥かに美味しいよ。今年は野良生えがビワの初物でした(^^;)
ニュージーランド産のリンゴが美味しかったので、今日は二個買ってきました。