2018年9月18日に高尾北尾根ルートで高尾山に行き、高尾山から小仏城山、城山から日影乗鞍(小仏城山北東尾根)を下山してきました。
このルートはいつもなら、日影乗鞍といろはの森を利用しての一筆書きコースだったのですが、同じ一筆書きコースが一本増えたので嬉しいです。似たようなコースのブログは次のようなものがあります。
※日影乗鞍いろはの森一筆書きコース
※高尾北尾根から日影林道一筆書きコース
普段のハイキング的な登山は同じようなコースばかり行っていますが、これが楽しいのです。同じところを散策的にハイキングする。ハイキングしている内に雑念が消えて心身ともにリラックスです。
たくさん汗をかいて、自分自身と見つめ合うなんてことも無しに足を動かすだけ。それが楽しいのです。同じコースで充分なんです。
日影乗鞍ですが、小仏城山に近い日当たりが良かったピークがありまして、開けてもいたので数年前まではここで休憩や昼食を摂る大事な場所でした。
ところが日当たりが良いってことは、手入れがないといつの間にか草ぼうぼうで、特にススキとウルシで凄いことになっています。
登山道の右に左にとススキとウルシが覆うように生えています。今ではそこをウルシが丘と名付けています。
ウルシにかぶれる私としてはここを通る時は両手を上げて、白鳥の湖のダンサーのように、ウルシに触れないように、あれ~えっと言いながら右に左にくるくる回りながらウルシを避けながら通り過ぎておりますw
腕を上に挙げて両手を合わせ、ウルシを避けるために右に左に舞う私は、それこそ白鳥の妖精じゃないかしらと思うのですが・・・そこ、笑う場面じゃないので(`ε´ )
ま、まあそんなわけで、このウルシが丘となってしまったところを何とか回避するべく、回避ルートを見つけようと今回は出かけてきました。
今回のルートです。
※国土地理院地図
12:00 先ずはルート地図で番号1から登山開始です。
ここは日影バス停から日影林道を入ってきて、右手がキャンプ場になっている場所です。ここを左へいろはの森の方へ入山します。
入山してすぐに産業廃棄物の置き場所みたいになっている場所に出くわします。
この画像で左へ進みます。
登山道にダンプが通行止めするように停まっていました。
ダンプを避けて通り抜けます。
12:02 山岳会の山荘のようです。
画像で山荘へ行く道があり、その横が登山道でいろはの森から高尾山に行く道です。登山道を進めば日影沢林道に出れば、道路の反対側がいろはの森登山口です。
山荘を利用しているところは見たことがありませんが、湿気が多い場所なので建物の老朽化が早そうな気がします。今回はここから右へ曲がり北尾根へ入ります。
山荘を背に、登山道右手側を見れば、僅かに踏み跡らしきものが見えます。
ここから日影沢林道に出るつもりです。少し先の方が明るいところが日影沢林道でしょう。
北尾根ルートに入る目印ポイントのカーブミラーです。
パノラマにしてみるとこんな感じ。
道路が日影沢林道。
右が日影林道に合流しキャンプ場方向日影バス停方面です。
左はいろはの森入山口方面です。
日影沢林道はいろはの森入山口で通行止めになっています。
通行止めから先へ入ったことがありませんが、地図では林道はかなり奥まであるのですが、その先は繋がっていないようです。
画像ほぼ中央の踏み跡が北尾根です。
デジカメを水平垂直に構えて斜面を撮影するとほぼ斜面のみになります。つまり目の前は斜面ばかりで、それだけやや急峻だということです。
急峻でもめちゃくちゃな急峻というわけではないのでストック無しで登って行けます。前回オオトラカミキリ虫を探していたお兄ちゃんに今回も会いました。まだ一匹も捕れてないとのことでした。
では、この季節はキノコのシーズンなので、お決まりでキノコの画像を貼って行きます。
これはサルノコシカケ系統のキノコでしょう。多分朽ち木が枯れ葉などの腐植の下にあるんだろうと思います。
12:24 高尾山頂直下で山頂を取り巻いている5号路が見えてきました。
12:51 高尾山山頂
高尾北尾根は高尾山山頂に50分ほどで行ける最短ルートです。でも日影バス停に来て、さらに日影林道を入北尾根入山口に来るまでに時間が結構かかります。
今日は月曜日でも祝日なので人が多目です。
何処か空いている場所を探して、高尾山で休憩して軽い昼食を摂ります。
13:07 昼食がすんだら小仏城山を目指して出発です。
奥高尾方面に向かう高尾山山頂から直ぐの石階段です。
13:10 石階段を下りたところのが七差路ぐらいになるかな。高尾山頂を取り巻く5号路やら奥高尾に行くやら大垂水峠に郵便道コースなど色々です。
要するに、地図で2の箇所です。
小仏城山方面に向けては三叉路になります。矢印の南側トラバースを行きます。大垂水方向もこちらです。
木段の方はもみじ平を経て行きますが、降りる階段がかなり長いので、膝にあまりよろしくありませんw
この季節の花は花の細かいのが多いですが、これは大きな花のツルニンジンです。初めて見ました。ツリガネソウかなと思ったけど花が大きいし何かわからないのでネットで調べました。
下は花が終わったあと。
南面トラバースはこんな感じです。
左側は斜面です。かなり急な斜面で落ちたらそのままずり落ちちゃいますが、植物がいっぱいあるので実際は直ぐに止まると思いますけど、ご注意ください。この登山道も植物が繁茂し過ぎで歩きにくくなっちゃっています。冬になれば多くは枯れるので、冬の方が歩きやすいですし、日当たりも良いので天気のいい日には幸せな気分で歩けます。
13:20 南トラバースの少し丘部分にある東屋です。
カクトラノオでいいのかな?
白花もたくさんありました。
高尾陣馬縦走路にもツルニンジンが咲いていました。
14:04 小仏城山です。
今日は祝日の月曜日(敬老の日)なので茶店は営業中です。ここで再度軽い昼食の続きです。
昼食をしているときに一人の女性登山者に会いました。一人出来たようなのですが、城山についたときから天狗の木彫りの像の側で誰かに躊躇することなく写真を撮ってもらっていましたので、けっこう活動的な人だと思いました。
私が座っているテーブルと相席だったので少しお話をするとイントネーションが違うので、日本の方じゃないのですかというと韓国の方とのことでした。韓国の方でも日本生まれじゃないみたいなので聞くと日本人と結婚してこっちに来たとのことでした。
登山経験も豊富で私が白馬山のTシャツを着ていたら、白馬山には三度行ったそうです。今日は天気が良いのでぶらっと陣馬から高尾まで縦走に一人で手で来たそうです。いつもは山登りのグループで行くとか言っていました。
食事もすんでその方に別れを言って、今日の目的であるウルシが丘を回避するエスケープルート探しに、日影乗鞍方面へ出立です。出立というほど大げさじゃなく、小仏城山からほどなく日影林道と日影乗鞍ルートがあります。
前回同じようなコースで、雨が降って日影乗鞍ルートにはいかないで日影林道コースで下山した時に幾つかの進入できそうな踏み跡などをチェックしてあります。
14:31 日影林道と日影乗鞍ルート出会いです。
画像左へ踏み跡があり、ここが日影乗鞍ルートです。道路は日影林道になります。ここは小仏城山から2-3分の場所です。
前回はこの日影林道を下ったので、その折に踏み跡を幾つも見つけていたので、どこかにウルシが丘を回避するルートがないか探すので、少し日影林道を下りて行きます。
14:33 前回にこの先に良さそうなウルシが丘回避踏み跡があったのですが、根がせっかちなので登れそうな感じの場所があったので即ここから日影乗鞍ルートに行ってみようと思います。
何と登ったら、すぐ日影ルートと遭遇です。(この地点は次の地図で a 地点です)
これでウルシが丘を回避できたのかと思ったのですが、・・・直ぐにウルシが丘に入って行くことになりました。入るのが近すぎました。前回見つけたほどよい踏み跡まで日影林道を歩けばよかったのですが・・・なんたってせっかちすぎるのでw
否が応でも、白鳥の舞を踊らされちゃうことになっちゃいましたw
ここで、私の素晴らしき白鳥の湖の舞を、皆さんにお見せできないのが残念なほどです(T^T)
白鳥の湖の舞でウルシに触れることなく、無事ウルシが丘を通過することが出来たのは何よりの僥倖でした(^O^)
何せ私は、若いころはそこにウルシがあるよと言われるだけでかぶれる程でしたのです。はい、深窓の子爵と言われた私ですからね~ぇw
ジエビネが結構生えています。
標識はこのエビネを盗むんじゃねえよ泥棒共って書いてあるんです。
14:47 見つけました、ウルシが丘回避ルートです。ここは前回の折りに一押しで間違いないと感じていたところです。持って行った荷造り紐で日影林道側に目印をつけておきます。
雨の日の日影林道でこの踏み跡を見つけて、ここは一押しで日影乗鞍ルートに入れるのは間違いないと感じていましたけど、入り込んで違っていたらルート復帰が簡単であればいいけど雨が降っているので冒険はしません。私充分に臆病者なんですよ。なぜなら、自分がこっちで良いだろうで思うとたいてい間違っているなんてことを経験してきているので、慎重な行動が求められるタイプでもあるのです。
日影乗鞍ルート側にも荷造り紐で目印をつけます。
これでウルシが丘は回避できることになりバンザーイ\(^o^)/です。
a の箇所が最初に強引に入り込んだところです。
※国土地理院地図
ウルシが丘から少し下がったところに日影林道まで赤いGPSルートが伸びている部分がb で(一枚目の地図では3の箇所)、ここから上り下りでエスケープすればウルシが丘を回避することができます。
冬になればウルシも葉を落としますしススキも枯れるのですが、ウルシはその汁が特にかぶれの問題ですから、葉を落としても枝は残るので注意が必要です。鉈を買って冬の間に伐採しといてやろうかしらんと思わなくもないけど、鉈をふるう時に汁が散って皮膚についたら、その後のことを思うとそれも恐ろしいです。
15:34 無事日影林道の渡渉ポイントに到着です。(一枚目の地図で4の箇所)
駐輪しておいた我が愛車 筋トレ号(アシストしない重いだけの元電動自転車)が、待っていてくれました。
アシストしない重いだけの元電動自転車を 筋トレ号 と名前を付けていただいたので、これからはそう呼ぶことにします(^^)/
下山後にGPSを終了させるのを忘れていて、途中で終了させたので下山ルートが少し伸びています。