天気も良いので運動に出ることにした。
私の運動は筋トレ号(アシストしない重いだけの元電動自転車)で、都県道516号(旧甲州街道)線の日影バス停近辺の登山口まで行き、登山して帰ってくることです。
今日は高尾山北尾根か、いろはの森か、日影乗鞍(小仏城山北東尾根ルート)か、それとも小下沢で高ドッケ南尾根・矢倉沢ルートかと悩みながら筋トレ号を漕ぐ。
自宅を出たのは10時17分頃。
鶴巻橋の上から高尾山の方向を見れば、富士山がちょこんと頭を出している。
鳥、カッコいい!
多分ハイイロサギだと思う。南浅川の長房あたりだったかな。ハイイロサギとタイプして変換すると灰色詐欺と出てくるw
世の中商売というのは適正利潤なんて言うけど、仕入れより高く売るのだから、つまり人から余分に金を巻き上げて利益を得るのだから、これだって灰色詐欺とも言えなくはないw
まあ、これが資本主義だからそれでいいのだけど、合法的にうんと儲けるのは悪いことじゃないし。
なんてことはハイイロサギの文字変換で灰色詐欺ってなっちゃったから、ついつい、世の中の経済は少なからずこの灰色詐欺で成り立っているのじゃないかなんて考えてみたわけだわ。
そんなことを考えて日影バス停も過ぎ、小下沢への入り口も通り過ぎて筋トレ号は小仏バス停方面に向かって進んで行ってしまった。
と、そこで中央本線に列車が通過。
デジカメするために自転車を降りました。
自転車をここで下りたらもう自転車が漕げません。自宅を出てから1時間以上自転車を漕ぎっぱなしで、脚に乳酸が溜り過ぎてフラフラです。(今は乳酸が疲労物質ではないとの見解が出ています)
なんにしてももう筋トレ号は漕げないので、ここからは筋トレ号を曳いて行きます。
小仏バス折り返し所でもある小仏バス停です。
ここまで来たらもう景信山に行くべきでしょう。景信山南東尾根コース・登山口までチャリをずるこずること曳きずって行きます。曳きずるにもステンボディで鉄の塊チャリなので重いです。
はい、ここがその登山口です。
なんか画像だけ見ていたら、どこかの工事現場みたいだな。どうやら崖崩れ防止の擁壁工事をしているみたい。この工事けっこう長い期間のようです。
左側の階段が景信山南東尾根コースになります。ですが自分はここに筋トレ号を停めるだけで、ここからは登りません。この画像の反対側(小仏寄り側)は、先の画像の工事現場横の自転車画像ですw
なぜならこのコースは下山時に利用するから、筋トレ号はここに停めておくのです。
南東尾根コースではなくて、登るのはヤゴ沢コースです。舗装道路が終わったところにある十数台の駐車場のある場所の少し先右に入れば、そこがヤゴ沢コースになります。なのでそこまで歩いて行きます。歩いて3-5分の距離です。
駐車場から登山道に入って直ぐの分岐です。左が小仏峠方面に向かいます。右に行くのがヤゴ沢コースです。今回ヤゴ沢コースを行きますので、右に行きます。
こんな広々としたコースだったかなあと、以前のことはもううろ覚えです。筋トレ号で小仏まで来るのは大変なので、ここはあまり利用しないからもある。
木橋を二つ渡った先で分岐があります。
以前に何度か来ているのですが、以前来た時も右に入っただろうと右に入りました。
右に入ったら急傾斜で細かく折り返すトラバースです。
あれれ!
以前来た時にもこんなだったかなあ?
ってな感じです。
ですが、踏み跡というより、しっかり登山道的ルートがあります。なので、登っていてもどこかには出るだろうという安心感があります。
けっこう高度は上げたのですけど、空もよく晴れていて明るいのですが、この辺からでは尾根が全く見えません。急傾斜面が見えるだけです。
どうやら以前登って来た時とは違って、ここは尾根を直登するルートのようです。細かく折り返して登って行くことを繰り返す、しかも相当な急傾斜です。高尾山登山詳細図(登山地図)を見ると、直登で右左トラバースを細かく10回ほど繰り返す上りになっているので、ここが本来のヤゴ沢コースじゃないかと思います。
きつかった10回ぐらいの細かい急傾斜折り返しトラバースがほぼ終わると、別のトラバース道に出会いました。
新しく出たトラバースの右側を撮影してみました。多分このトラバースは東南尾根に繋がる分岐に出るのだろうと思います。
ここはこのトラバースを左手に進みます。
どんどん歩いて行きましょう。
またトラバースが分岐しています。ここは右上を行きます。この下側の分岐がこれまでに何度か登ってきたルートじゃないかなと想像します。いずれこのへんのことは自分なりに解明したいと思います。
この画像の少し手前で、これまでに歩いてきた方向には入らない方がいいでしょうの雑木で通行止めが施してありました。
杉林のトラバースを抜けると高尾・陣馬間縦走路が見えてきます。
あの先を右に行けば景信山です。
ここからもうすぐ景信山なのですが、直登でけっこうふらふらになっちゃいまして疲れました。
景信山に向けて体を引きずるように登って行きます。
はい、景信山です。
と言ってもここは頂上ではありません。山頂下段側の展望台になります。上段側に山頂標があります。
下段側からはうんと右寄りで南西に小仏城山や相模湖が見られ、相模湖の奥に富士山が見える場所です。
高尾山も東南に遠望できるのと思うのですが、自分で同定するにはどれが高尾山かとは分かりませんでした。小仏城山は南方向にアンテナ塔が見えますのでよく分かります。
その後、画像と地理院地図と登山地図で色々比較検討してこんな同定になりました。
八王子JCが高尾山トンネル方向が少しだけ見えているのですが、この角度が平行っぽく見えているのは悩みの種でした。地理院画像を3D表示にして、景信山を中心に上の画像とマッチするようにぐるぐる回して調整し、遠望する形にしてみると地図でもやや平行っぽく見えたので間違ってないはずです。(山座同定に間違いがありましたらどうぞご教授ください)
景信山下段の見晴らし台から南西よりぎりぎりに向けての撮影。
天気が良いので富士山がきれいに見えています。私のコンデジではこれが精いっぱいの画像です。
ヤゴ沢に取りついたのが11時38分。景信山に着いたのが12時26分。なんとたった48分で景信山に登れちゃいました。それだけ急登だったということです。ここを下山で利用するのは少々怖い感じですが、そのうちにチャレンジしてみたいと思います。
手書きなのでざっくりですが、緑の線がヤゴ沢沿いで登ってきて、途中から赤い線が尾根直登上りです。
※地理院地図より
急尾根なので何度も右左に細かくトラバースを繰り返しながら高度を上げていきます。等高線がやや詰まり気味からも分かるように傾斜もきついです。
きつい傾斜で、高尾・陣馬間縦走コースに出たときはすでにフラフラだったので、まずは下段の南東面のこちら側のテーブルで昼食を兼ねての休憩です。
昼食を兼ねての休憩が終わってから景信山の頂上目指します。
奥に左に見える小屋の横を通って抜ければ景信山の山頂広場です。
景信山727.1メートルなり!
※国土地理院の地図では727.3mとなっている。ここ50年ぐらいで、登山者達がで20センチばかり踏み潰しちゃったんですかね(笑)
関東平野が開けています。
さあこちら側から南東尾根を下山していきます。つまり景信山のトイレの横を通って下山すれば南東尾根に行きます。
南東尾根は、特に冬は雑木の葉が落ちていて明るくて気持ちの良いので好きなコースです。余談ながらこのまま南東方向に高尾山があります。
南東尾根下山完了です。
愛しの筋トレ号が待っています。
画像に写っている方は、景信山からずっと南東尾根で一緒に下りてきた方です。色々と山談義をつつ下りてきましたので、下山もあっという間に終わりました。この時点で午後1時40分です。
今日はかなり早く帰れそうです。
浅川の川に何やらできています。
どうやらどんど焼きをやるみたいです。
どんど焼きは小正月の前後に正月飾りのしめ縄やお飾りお守りなどを焼く行事のことです。ご当地によって呼び名は違うかもしれません。
んなわけで今日の登山は筋トレ号で遠くまで行った割には短い時間で終わりました。
今回のヤゴ沢コースは初めてだったので、以前のヤゴ沢コース(?)などちょっと調べてみたいと思います。いつものコースだとGPSログを録らなかったので、次回からはGPSでログを残したいと思います。
ヤゴ沢から最初の分岐を左に行かずに直進していれば、きつい直登トラバースじゃなくもう少し緩やかな以前に何度か通ったトラバースだったろうと思います。
山には色々な踏み跡がありますので、遠地での登山でツエルト(テントならなお可)なども用意してビバークも視野に入れている時間の余裕がある場合以外は、王道の登山道以外に踏み込まないように注意が必要です。
冬場は落ち葉が積もっていて王道の登山道も分かりにくい時もあったりするので、標識を見逃さないであれ変だなと思ったら、直ぐに地図で確認する慎重さが大事です。そしてわからない時は元の道まで引き返しましょう。
※景信山関連の記事はこちらです。