龍厳渕
2019年3月23日
龍厳渕は静岡にある富士と潤井川とさくらが似合う名所です。


















インスタ映えする観光地ですから、これからさくらの花の進み具合で訪れる方がどんどん増えてくると思います。おいら的開花予想としては今(2019年3月23日)から一週間ぐらいまでかな。

出典:静岡県富士市公式ウェブサイト より
誰よりも早く、時には電話ボックスの中で変身し空をSuっ飛んで行ってこの画像をWeb上に公開したいとお望みの方も、んでも空を飛べる能力も持ちあわせていないそんな方は今すぐ行かれて河川敷きにブルーシートハウスをおっ建て生活されて、インスタ映えする開花チャンスを狙ってはいかがでしょう。
でもやぱり、観光名所なのでブルーシートは即排除されると思います。
そんな場合にも一つだけ手があります。
それは龍厳渕からほど近くの左岸の土手に巨大なオレンジ色っぽいポリタンク(少し背を曲げて入れる土管ほどの大きさ)が放置されたかのように置いてあり、なんとそのタンクは口に蓋がないのです。
その中なら下手なカプセルホテルなどより広い円筒空間が得られます。人を呼んで酒盛り宴会も開けます。
水源も近く、厠(かわや)は水洗でございますし・・・いや、決してお勧めしているわけではありません。
そのような偶然な施設もあるということの報告だけで、ブルーシートの代替として利用できるもできないもそれは個人判断にゆだねますので、間違ってもおいらが唆(そそのか)したなどとあかさたなはまやらわ的なことは平にご容赦願います。
おいらは奥ゆかしいので、Web受けするようなあかさたなはまやらわ的なインスタ映えはやりませんので、龍厳渕に訪れてもちゃんと桜の花が咲いてないときに訪れるだけの慎まやかな配慮は有しておりますです。
せいぜい花桃が少々咲いている程度の頃合いを選んで出かけて行くだけです。
この画像で潤井川左岸に桜が満開に咲いて富士山が遠望できる風景が描けるあなたは、想像力が豊かで感性があふれ出ている思い込み人間かもしれませんので、どうぞお大事になさってご自愛くださいませ。
潤井川の土手にはいろいろな早春の花が咲いています。
ツクシン坊です。あるいは土筆、ツクシです。
えっ、ツクシってシダ科の植物だから花じゃなくて、スギナの地下茎から出る胞子茎じゃないのですって?
だまらっしゃい!
花の定義は広義に捉えれば生物学的には植物の生殖器官であるのだから、スギナの生殖器官であるツクシも花と言えなくもないのかもしれないと思っている人もいるかもしれないけどいないかもしれないので、なんやかんやの薬缶やでそういうことなのだそうです。
白と赤のオキザリスですが、これらは二種とも園芸品種とうより原種じゃないかと思います。
つまり、外来植物ですね。オキザリスは学名で和名でカタバミと言います。
庭や畔、敷石の隙間、カタバミは鉢の中などもよく生えてくることがあります。
鉢の中に生えるカタバミは雑草ですが、やっと葉を展開しただけのような草姿のくせに根がしっかりと地中深くにまで達していて、これが途中で切れてなかなか抜きにくいものです。
厄介なことに残った根からもまた芽を出すのです。
鉢の中に生えたカタバミ同様に厄介なのは、他人(ひと)の庭の植物を勝手に抜いて行くし、実物は勝手に取って行き、割り込みはするわの勝手わがままおばはんが出現したようなものです。
おばはんと違って鉢に生えたカタバミは、用土をよく湿らせておくと抜き取りやすくなりますが、おばはんは注意してもみんな取って行ってるし、これ勝手に生えてんのとちゃうのなんて抜かしゃがりますんですねえ・・・とほほ。
んまあ、潤井川の洋種カタバミは栽培していたものが逃げ出し野生化したもでしょう。
野生化に至る過程はいろいろありますが、多くの場合は鉢土を川土手などに捨てた中に残っていた球根が野生化したものではないかと想像します。
カタバミの学名のオキザリスはつまり置き去りすから来ているのかもしれないなんてことはないのだけども、『やはり野に置け蓮華草』と言いますから、土手や野に残土を置き捨てられた置き去りすでもあながち間違ってないのです。※与太噺でおます。
こちら水仙です。
とても水仙と思えない顔(かんばせ)に見えますが、これも水仙なのです。
これはスペイン、フランス、アフリカ北部に分布している原種なのです。
この水仙は膨らんだラッパのような花なのでペチコート水仙とも呼ばれます。
この場合のペチコートは女性のスカートを膨らせるためのものを言います。
この原種の学名はナルキスス・ブルボコディウムです。
ナルキススとはギリシャ神話に登場する美少年ナルキッソスに由来しております。
ナルキッソスはその美しさゆえに傲慢となり、復讐の女神ネメシスによりナルキッソスは水面に映る己れの姿に恋焦がれるという呪いをかけられたのです。
その叶(かのう)ことのない思いに、ナルキッソスはついには死に至るのです。
これはまるでおいらが四方へ鏡を立てた中で、そのあまりの、あまりのおのれの美しさゆえに、いつしかたら~りたら~りと脂汗を流し、その油を柳の小枝をもってして3×7(さんしち)=21日間トローリトローリと煮詰めたるがさてお立合い、このガ、マ、、、蝦蟇(ガマ)あ? あらぁ・・・おっほっほほほ(´▽`;;;)
にしても・・・
桜花 一輪二輪 物寂し 奥ゆかしげも ほどあり過ぎて…詠み人・おいらw
それでは本日はここまでです。
次回の【静岡方面に行ってきました】は三嶋大社参拝をお送りします。
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