今週のお題「理想の老後」
2019年9月17日
始めて、はてなのお題で記事を書いてみます。
理想の老後って何でしょうか。
子、孫に囲まれてアットホームな中で余生を送れる人が、今の時代いかほどいらっしゃるでしょうか。
だいいちそのアットホームな環境を夢見ても、実際に自由を束縛されるし行動もままならないし、下手をすると孫の面倒という重労働環境を余儀なくされる。
今の時代、孫は可愛いけど孫子の面倒を見るのはごめんって親が多い。
親がいれば、無料の乳母に炊事洗濯をやってくれるって勘違い子もいなくはない。そんなことで神経をすり減らすのはごめんだから、親はまず子離れを第一に考えた方が良い。
スープの覚めない距離なんてとんでもない、スープを冷凍して届けるぐらいの距離がほど良いだろう。
そんなに身内と離れたらなにかあった時にはどうするのなんて、身内なんて頼らずに自分の回りで使える公共的なサービスを利用すると割り切ることだ。
孫子がいるばかりにもしもの時にその現実を思い知らされて、より寂しい思いをするなら親が子離れしていることで精神衛生上気楽に余生を過ごせるはずだ。
人はない物ねだりで隣のバラは赤く芝生は青いと思って生きている。
そんなない物ねだりは『ないゆえに渇望する』が、あっても家族関係が薄い現代では先に言ったように、逆に孫子がいてよりつらい思いをさせられることもあるのだ。
なにも一匹狼のローンウルフになれというのではない。
一匹狼ではないがそんなつもりで、身内からは一歩引いて過ごすことで精神的安定感がより高まると思うのだ。一番遠慮会釈がないのは誰あらぬ身内なのだ。
老後は一匹狼で、好きなように余生を送り、時に新たに同じような考えを持つ恋人や愛人と時間を共有し、あるいは夫として暮らしてみるのも悪くない。
人生百年時代というのは目標ではあるが、実際に人は幾つになろうがそう簡単に枯れはしないから、ひとりになった時こそが青春時代と思うがよい。
老後という愚かな名前を破棄し、趣味を楽しみ人を好きになり、そして大いに恋し第二の青春を楽しむべきである。
第二の青春を送るには心豊かではなければならない。
生活が乏しくとも、生きていける状況にあるなら現代はなんでもできる。
自分のできる範囲でやりたいことをやろう。
それには若い内から多少の蓄えも必要だろうが、可能なのは日々の生活費を倹約するを楽しみとすることだ。
お金で遊び暮らすだけが人生じゃないのだ。
近場の公園や野山の中にだって楽しみはある。
川べの散策も楽しい。そんな喜びを見つければ明日の生きる糧ともなろう。
若い人に言いたいことは、自分の年齢から換算して老後はまだ何十年も先のことだと思うでしょう。
その老後は、あなたの背中のすぐ後ろで待っています。
明日、目が覚めたら自分が老後になっていないように、老後ではなく第二の青春を謳歌できるように生きてください。
なんたって、人は生きて来ただけで、宇宙の中の勝ち組なんです。
怖いもんなんか何もないよ!
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