カットハウス
2019年10月19日
自分は三つ上の姉が亡くなってから何となく坊主にしてしまった。
姉が亡くなったことはそれはショックなのですが、今回は姉が亡くなったこととは直接は関係なくて、男って実は結構髪の毛が伸びるんですよ。
いや、髪が伸びるのは男だけじゃないかもしれないけど、男は意外に短髪気味なわけで髪の毛が伸びるとすぐに分かっちゃうのですよ。
人に分かるじゃなくて、これは自分に分かるってことです。
外出時に髪の毛を整えるために髪の毛に何やら塗ったりしますね。
あれ実は嫌いなのですよ。
まず手が汚れるというか、手に整髪料がつくのが気持ち悪い。
整髪料でワイシャツの首周りの襟が汚れやすい。
そんなんで髪になんやかやら付けるのが嫌いなタイプなので、髪は洗ったら洗いっぱなしでそのあとはなにもしません。
その結果で自分の髪は今では、濡らせばだいたい髪は整っちゃいます。
それ以前に髪の毛のことを気にしたくないので坊主にしました。
それと床屋で散髪をやって貰っていると気持ちがいいし嫌いじゃないのですが、 時間を縛られるのがつらいのです。
だから床屋には決心しなきゃ行けません。
坊主にしてもらうだけなのに3000円(その頃)分の料金をとるために、わざわざ1時間もかけられちゃうのですよ。
それが苦痛なの。
分かるかなあ?
で、その苦痛から逃れるためにAmazonで電動バリカンを買って、風呂場で自分で3mmの坊主にしていました。
坊主にして生え際はさらにグラデーションに刈り上げ、生え際をカミソリで当たるなどで1時間ぐらい格闘してました(笑)
自分で時間を使うのは全くかまわないのですが、自分の時間を人に縛られて使われるのが大嫌いなんです。
人に何かをゆだねたくない根っからのアウトローで、一匹狼タイプです。
極論するとバイクや車に乗るのは良いけど、自分でガソリンを入れにガソリンスタンドに行くのも嫌なのです。
今なら無人スタンドが多いのでガソリンを入れるのも嫌じゃないかもしれないけど、いつしか車は乗らなくなりついにはバイクも乗らなくなり、やがて自転車一本になってしまった。
その自転車も出来るならあまり乗りたくない。
できるなら歩く方が好きな状態に現在はなっている。
一匹狼というとそれなりのスキルと力もあって、一匹狼という語呂がかっこよさげですからそれほど大したことじゃなくて、人になつかないはぐれ野良犬ですかね。
自分で坊主にしているというと皆さんに驚かれるぐらいきっちりやってました。
なんだかんだで十数年坊主でした。
冬場のみは坊主は寒いので十二月から一月二月頃までは伸ばしっぱなしにします。
それが今年の初めごろに、何を思ったか、人になつかないはぐれ野良犬はご乱心召されまして候で、茶髪にしちゃったのです。どうせ初夏からは坊主にするから、ちょっと遊びでと思ったのでしょう。
いや、いや、茶髪なんて、昔そんなのを見たらじろじろ見つめ回して、けったいだなって思うほどで呆れてましたけど、20数年前あたりから黒髪は頭が重い感じがするけど、茶髪などの明るい頭は軽く見えて良いよなあなんて、すっかり許容できるまでに慣らされちゃいました。
そうしたところ、じじいになった自分が茶髪を通り越し金髪です。
金髪はブリーチで脱色するのです。
これも最低一ヶ月に一回は脱色しないと駄目な感じですが、少し髪が伸びて黒い色が混じり始めたのもなかなか渋くて嫌いじゃないです。
金髪にしてから以来ずっと金髪です。
金髪にしてまだ一年にはならないけど、あと二三ヶ月もしたらもう一年になるのです。
金髪にしてからは。最初の頃は街を歩くのも恥ずかしくて帽子を被っていましたが、それも慣れなんですね。
いつの間にか帽子も被らなくなってしまいました。
いや、坊主にしていた時の方が良く帽子を被っていたわ。
そうそう坊主に話を戻すと、自分で坊主にするには1時間も格闘するけど、カットサロンで坊主にしてもらうと10分ほどで完了するので、しばらくはカットサロンで坊主にしてもらっていました。
カットサロンの坊主ははっきり言って、自分で1時間かけて坊主にするのよりもかなり落ちます。
雑です。
毛足の長さのムラも酷いです。
これは毛に癖があるから、バリカンを何度か程度往復しただけでは切り揃えられないからです。自分なら繰り返し繰り返し往復して癖っ毛も切り揃えちゃいます。
カットサロンはちょい雑でも、それでも風呂場で1時間格闘するよりましなのでカットサロンに通うようになりました。
ちょい雑な部分は、料金なんと490円(坊主丸刈りのみ)というワンコインもしない部分で充分にカバーされます。
そして金髪にしてからは、髪が長いと自分でカットは面倒なので、そのままカットサロンでカットしてもらっています。
ですが、自分で長い髪もカットできます。
それもそれほどひどくない状態でカットできています。
と、自分で思っているだけで他人が見れば実際は酷いのかもしれませんが、自分ではよく出来ていると思います。
自分でカットしていると言うと、後ろを見せてなんて女性の方もいました。
とある日のカットサロンでの事。
髪を右に流すから(右分け)右側の方に髪が多めになって厚く見えるから、この辺少し深めにカットしてくださいなんてお願いしていたら、なんと…
「髪の毛をすきますか?」
なんて聞いてくるのです。
髪の毛をすくって、毛量を少なく見せるのすくです。
すきバサミといって、櫛みたいなハサミで髪の毛をすくのです。
髪をすくのは、多い髪を少なく見せる技です。
髪の毛を抜くわけじゃないですが、一部の髪を短くする感じです。
髪の毛が多いなんて思ってもいないんで、ビビらされ焦って言いました。
「いやいや、こっちは植毛して貰いたいほどなのでご勘弁を」ってね。
んで、
「もうほんとうに、そこのところ、よろしくお願いしますよ」
なんて言って、カットする方と笑ってカットしてもらって帰ってきました。
ふう恐ろしや、やばかったぜ (´▽`;;;)
髪の毛をすいてもらったというか、床屋が勝手にすいていたのは、小学生の頃坊ちゃん刈りにしていた時代です。
若い内は、ぼくもそれなりに毛量が多かったのです。
そして坊ちゃん刈りにしていたぐらいですから、もちろんストレートヘアーのサラサラご子息様坊ちゃま状態です(笑)
ところが、齢を経て今は髪の毛に天然パーマが軽くかかる感じになってきました。これは頭の中身が家に現れパーに…じゃなくてえ、年代と共にその人の特徴でもある老化遺伝子が頭角を現してきたのだと思います。
それもショートヘアーにしておけばそれほどわからないのですが、セルフカットしてみると髪の毛に癖があるのがよく分かります。
※画像はセルフカットした自分の髪の毛です。
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