怪談夢…その一
2020年3月14日
おれは気持ちよく山を歩いていた。
いや、まだ山というよりは、登山口に続く少し登り加減の山の麓といったところあたりを歩いている。
やがて道路に出た。
おれが歩いていた麓の道は道路と直角に直結している。直角に接続している道路はアスファルト道路でその道路を横断した反対側に小さな小屋があるのだ。横断歩道を渡って道路の向こう側に行く。
そして小屋に行って入山料金を支払う。
富士山での入山料金は1000円で、入山料金を払うと缶バッチが貰える。富士山ではテント小屋を建ててシーズンだけ入山料を任意でいただいているみたいだ。入山料自体は富士山で必要だけど任意とかではあると思った。
富士山以外に、山で遊園地やテーマパークみたいに入山料金を取るなんて聞いたことがないけど、料金所には女性が一人座って入山料を徴収していた。
入山料をとるぐらいだから観光的に登山できるんだろうと思う。
天気は晴れで陽光がキラキラとまぶしく、静かで落ち着いた感じ。
気分は良い。
これからのハイキングが楽しみである。
入山料を支払って登山というのかハイキングの開始です。どうやら今日のおれには連れがいるみたいだ。それも女性が一人。
おれが登山を始めたのは女房との影響だ。
共に行楽にもよく出かけ海外にも一緒に旅行をしていた。ちょっと山登り的な雰囲気もある黄龍や九寨溝にも行って来たことがある。
九寨溝のアツモリソウ(ラン科)の仲間(日本のホテイアツモリソウタイプ的)
女房があるときに、中央アルプスの駒ケ岳に登りたいと言い出した。
どうやら職場の仲間との旅行でロープウェイで千畳敷カールにも遊びに行って来たみたいで、千畳敷カールから中央アルプスの駒ケ岳をみてその美しさに駒ケ岳に登ってみたいと思ったみたいだ。
千畳敷カールに行けば千畳敷カールで散策する人と、中央アルプス登山をする二手にグループが分かれるから、中央アルプスを登って行く人たちも千畳敷からは見えるので、中央アルプスへ登山する人たちを見て女房は山に登りたいと思ったのだろう。
そんなことからおれたち夫婦は俄か登山者になって中央アルプスはもとより、近在の山々やで比較的容易に登山できる山々をお互いの予定を合わせて登山していた。
富士山も女房と登頂している。四国の剣岳もケーブルを利用して登山してきた。白馬岳2回、岩木山に八甲田山、奥多摩の山々ももちろん登ってきた。尾瀬も頻繁に通ったし燧岳は御池から登り途中の残雪で撤退したことがあり二回目のチャレンジで登頂できた。
だが二人とも登山を始めた時期も遅かったこともあって、技術的に難しく厳しい山にチャレンジする気持ちは少なくとも私にはなかった。女房とは少々年が離れていたので、女房自体は100名山を密かに目論んでいたみたいではあった。
一人で登山スクールにも通って月1回ぐらいは登山スクールの講習登山にも積極的に行っていたので、俺も一二回はその講習会に参加してロープワークや、ロープを張っての岩登り体験などしたこともある。
女房自体は同じ山にはあまり行きたがらず、俺は同じ山へ何度も行きたがるとお互い若干好みも違う。それでも一緒の山歩きで楽しかった時を過ごしたものだ。
そんな女房とも何かの祖語から行き違いが生じ出して、ついには捨てられるようにして女房とも別れてしまった。女房に未練はたっぷりあり過ぎるほどあるけど、ぼくの美学としては女房をそうであるならと追い求めなかった。
女房のお陰でぼくは低山ハイキングの趣味を覚えた。
女房がいると新しい山やなど登山を細かくセッティングしてくれるので、もっとバリエーションある登山が出来たのだろうとけど、自分はそういったセッティングが苦手なのでひとり身になってからは勢い近場の高尾山周辺山稜登山で良しとしている。
そんなわけでひとり低山ハイキングが得意な俺なのですが、その時だけは連れなのかたまたま一緒になっただけなの同行者がいました。とりあえず先に入山料を支払って歩いて行きました。
入ってすぐに左手は斜面で右手が湖になっている場所を歩いて行きます。登山では片側が湖というのはそうは無いけど片側がトラバース系みたいに斜面を歩くときは必然的にどちらか側が壁斜面で反対側が谷斜面になりますので、右手湖というのは谷斜面に水があるということです。
今回は片側湖の場所を歩いて行きます。
登山道に御影石の大きなものがあり底に足をかけるとちょっと動く感じがするので、うんと体重をかけて動かないように地面に密着させようとしました。
なぜそんなことをしたのかというと、後から歩いてくる連れだかの女性が足をかけてぐらついて心配にならないようにしてやりたかったのです。
おれは登山道で邪魔そうな石っころは、後からの人のために足でどかして歩きやすくしておいてやるタイプです。
そんな勝手お節介タイプなので御影石に足をかけて御影石がぐらぐらしたら怖がるかもしれないので、容積的には人一人分ぐらいの塊の御影石なので体重を乗せたら下の地面に密着すると思ったわけです。
体重を乗せるべく全体重をその一塊の御影石に載せたところ、御影石はずぶずぶと湖の中に沈んでいきました。
当然自分の体も湖の中に沈みだしてしまいました。
最初は登山靴が濡れてやがて登山靴の中に水が入って来て登山ウェアーのパンツも濡れだして膝ぐらいまで濡れてしまいやがて水底迄沈みそうになりました。
これはいけないと助けを呼ぼうと大きな声を出しました。
声は出たのか出ないのか覚えていないのです。
湖の底迄、立ったまま沈んでしまった自分が見える予感がしました。
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まだ料金所から近い処だったので、これでは後から来る人が危ないと思い、急いで料金所まで戻りました。
料金所から道路向こうにいた、連れだかの女性の方にこっちに来ると危ないから来るなっておれは叫んでいました。
そうしたところ、その女性は焦って来た道を戻ってしまい、途中で湖の中に飛び込んでしまいました。
ええ、そんなことするの?
女性は知っている方です。その女性は十数年も以上前に通っていたスナックでアルバイトをしていた方でした。たまたま偶然そのスナックで再開したのですがそれだけのことで個人的に深い関係はありません。
その女性が声をかけるとダーッと走って引き返し、途中から湖の中に飛び込んだのです。
どうやら俺は湖の底に立ったまま沈んだのかなと思ったのですが、連れと思われる人が引き返して湖に飛び込むシーンにただ驚いてしまいましたが、これっておれが死んで霊魂で俯瞰してそのシーンを見ているのか、それとも俺は生きていて実際の女性が湖に飛び込んでしまうシーンを見ているのか・・・どっちなんだろう?
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いや、これは夢なので結論はなにもありません。
忘れないように夢の記憶を書きだしただけのものです。
夢怪談…その二
追記:えっとこの記事は二週間ほど前に描いた記事なのですが、今朝見た夢も怪談的な不思議なものでしたのでページを改めずここに追記しちゃいます。
まず、私はどこかの厨房で働いています。
刑事ものなどで逃げる犯人を追う刑事が厨房に入っていくような感じの、その厨房です。
洗い物をしていたのか何かですが、シンク(流し)の下の棚の奥になにやら乾燥気味の長いものがあるので取り出してみると、それは人の片腕でした。
片腕はもうミイラ状態のように乾燥しきっていて、その腕は異様に長かったです。ぼくは見てはいけないものを見たと思い元に戻しておきます。
更に別のシンクの下の棚の奥にも同じような細長いものがあるので取り出すと、同じく細長い腕でした。先の腕と同様にミイラ状になっていてこちらは古新聞で巻いてありました。
それだけの夢なのですが、誰か殺人者がいるのかとぼくは気が気でなかったような気がしていたと思いました。
夢なので結末も結果も何もありません。
◇◇◇◇◇
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