生まれ変わりはあるの?
2020年6月29日
序
人には生まれ変わりという物語がある。
これは昔からある物語でもある。
特に 仏教が広まって、輪廻転生などという言葉が知れ渡るようになって、この生まれ変わりという定義はなんとなく人の心の中に植え付けられていなくはない。
実際に生まれ変わりとしか考えられないような例の人の存在もあるらしい。
そして自分が生まれ変わりと思っているものを否定しても、生まれ変わりと思ってる人には意味のないことなので、安易に否定するというのも考えものではある。
しかしながら実際に人の魂が生まれ変わりによって入れ替わるのであるならば、なぜ私の心の中には前世の記憶がないのだろうか。
そんな疑問を生じてしまう。
生まれ変わりが特殊な人の例であるとするならば、私はポヨンとこの世に突然生じた魂の新造人間なのだろうか。
この世に、太古の昔から連綿と命を受け継いでこずに生まれた命は何一つない。
命は太古の昔から、永遠に世代を受け継いで生まれ継いで、今日にあるものなのだ。
それは動物であろうが虫であろうが、植物であろうが全て同じである。
急に生まれた命などこの世にはないのだ。
破
静吉は2020年から YouTube に動画をアップロードすることを始めたので、低山登山ハイキングなどに行った時の動画を YouTube にアップロードしている。
動画の編集をしているときに、『前世の記憶を持つ7歳』というアイキャッチ画像の動画が目についたので観てみた。
静吉は不思議な現象や出来事が好きなのである。
例えばネッシーやミステリーサークルなど、さらには UFOに 怪奇現象など常識では考えられないようなことが大好きなのである。
昔はテレビなどでそういった番組があると、飽きもせず深夜まで番組を楽しんだものである。だが最終的には、どうやら胡散臭い的な思いを強くするばかりであった。
今回の前世の記憶を持つ7歳の子供の話も、最初は凄いなあと思って聞いていたのだけれど、だんだんとこの子供は多分にお母さんに関心を持ってもらえるのは嬉しくて、それでそういった話を自分が創作してるつもりはないのだろうけれど、色々な知識や情報を寄せ集めて自分の頭の中で知らずに物語を組み立てて話しているのではないかと、思える節も何となく感じる。
と言っても、それは嘘とか本当とかそういったレベルで判定ができることではない。
しかしながら 子供が親の関心を無意識でも引きたいために、創作物語を作っている可能性はなくはないのだ。
なぜなら子供にとって最大の関心事は、自分の面倒を見てくれる親以外にはありえないのだ。
子の親に対する思いというのはネットで毒親で検索すると、毒親に育てられた関連のブログ記事がヒットすると思う。
それらの記事を読めば、毒親に育った子供達がどれほど親に対しての深い愛情を持っているか、それなのにその愛情が裏返しになって戻って来ることをどれほど悲しい思いで過ごしできているかがわかる。
それらはすべて親に対する恋慕というやつなのである。
今回は毒親とは関係ないが、毒親と子どもの関係についてでも子供が親に対して守護者として強い関心と全部を持っているかが分かると思う。
それほど子供にとって、親は最大の関心事で太陽と同じなのである。
それゆえに無意識に親が喜ぶようなことを模索して、親が喜ぶは自分に関心が向くということでもあるので、親の関心を引くために少しばかり空想的な話を現実のように話してしまうこともあるのだろうと思う。
この記事をご覧になって皆さんの中にも子供時代は親の関心を引こうと良い子ぶりっ子で過ごした子どももいるだろうし、あるいは反対にちょっとばかりの目立つ悪さをして親の注意を引こうしていた子供もいるだろう。
どうだろうか思い当たらないだろうか?
良い子ぶる悪いぶるでなくても、子供時代に例えば鉄道マニアになってしまうのも、機関車の名前などいくつも覚えたら親がすごいすごいと喜ぶので、親が喜ぶからといつのまにか本人も鉄道マニアになってしまったなんていう場合も少なくはないのだ。
急
輪廻転生とか生まれ変わりとか そういった現象はどんな時に起こるのだろうか。
多分に何かの 刷り込みが発生して、そのように 思い込んでしまうところから自分は前は別の人間だった。
そんなふうに思ってしまう可能性はなく はないだろう。
例えば子供が 到底知り得ないようなことを知っていたりする場合もある。
子供の年代で知り得ないようなことを言われると、親の方もこの子は誰かの 生まれ変わりではないかと思ってしまう可能性もあるだろう。
AbemaTV で、そんな生まれ変わりと思われる子供の番組だった。
https://t.co/p1aSQV2uNQ@toraichi 様が、昨日のツイートを見やすくまとめて下さいました。
— 野村知恵 前世捜索アカウント (@5xavfYOTub4r5zw) February 10, 2020
ありがとうございます。#拡散希望#前世記憶#前世のお母さん探し
番組の内容自体は 生まれ変わりをそのまま肯定するでも否定するでもなく、またコメンテーター も生まれ変わり現象研究している大学の先生と、准教授の心理学的観点から前世はないとの反対の意見とを両方を揃えてあった。
生まれ変わりが実際にあるとしたら、それはどういうものだろうか。
誰かの魂がいつその子供に侵入し たのだろうか。
それは子供の命が宿った時が既に生まれ変わりとしての 命であったのだろうか。
現在地球上にはちょっとサバを読んでしまうが、 約80億人近い人間がいる。
そんなに多くの人間がいるので、それらの人々も同様に生まれ変わりを繰り返しているのだろうか。人の命は そのようにして受け継がれているのだろうか。
とするといつの頃に地球上の命のキャパシティは 決まっていたのだろうか。
もっと人口が増えたとするならば、それらの人の魂はどこかで待機しているのか。
そんな疑問も生まれる。
そんなことを考えてみると、誰かの生まれ変わりというものに多少懐疑的にならざるを得ない 。そこで思うことは 子供の生まれ変わり現象は、多分に何かの思い込みと刷り込みによる子供の他者へ対する何らかのアピールではないかと思う。アピールといってもそれは要求ではなく「ふ~ん、そうなの」と、単に話を聞いてもらいたいだけなのであろうと思う。
子供が天使であるなどという考えも子供とて純真無垢で生まれるだけではなく、育つ間に子供の中の純真さと狡さがともにあることを忘れてはいけない。愛くるしいだけの子供がやがて親やその周りの環境によって、個性という名の狡さを身につけてくるのだ。
そして個性という名の狡さは教育を受けて、初めて個性が多少は均一化され 虚言癖的なことが抑えられる と思われる。
幼少期はどうしても 親の関心を引きたいため、自分の 意思を表示したいための言動虚言が入っていないと思うのは間違いである。
幼い子でもなにか欲しいときには、嘘でも言ってでも何かを欲しがるのは普通にありえる行動です。そしてその行動はとくに大げさに咎める必要もないことです。成長期の虚言癖はたいてい難なく通過してしまうものです。
生まれ変わりで前世の記憶として一見間違っていないように思われることも、実際にはノストラダムスの予言のように曖昧模糊としたものを、 周りの人間が 勝手に慮ってその現象に肉付け色付けをしてしまっているのである。
子供の中では真実である可能性も、子ども自身も嘘が悪いことだと知っているので自分がそんなことで悪い子供と思われたくないから、更に虚言的な嘘を言ってしまうことがある。
その嘘も現代ならば情報は色々と得られるので、インプットした情報で親が知らないことなども普通に子供が知っているなんてことはあり得る。
子供は子供で自分が創作物語を話しているのだということを、案外というか実際は分かっていると思う。
その世界に入ってしまった以上、自分でも修正ができなくなっている可能性もある。
だから親もそんなところをいつまでも話題にしないで、他の方向へ話題を持ってくように導いてやるのが、勘違いして自分は特殊な人間だなどと思い込まないようにさせるためにも必要なことだと思う。
ごく自然に普通に接するだけで、そうすれば自分が誰かの生まれ変わりなんてことに親や世間が関心がないとわかれば、子供は自然とそんな虚言行動を起こさなくなるものだろうと考える。
余録
明星大学准教授 藤井靖さんが、「心理学の観点から前世はない」と仰っていて、前世があると思う人にはあるで良いと言っていたのは印象的でした。
まさにそういうもので、前世の話がノストラダムスの予言のような内容なことを、ことさら白黒つけようとしてTVでも多くの番組になって、結果がどうなったかはご存じの方も多いと思う。
さしずめ今なら、恐怖の大王とは、新型コロナウィルス説でも唱える人が出てくるんじゃないかなと思うばかりである。
— アボガド6 (@avogado6) May 18, 2020
子供は生まれながらの天使であると同時に悪魔でもあるのだ。
その子供は、作られた環境に順応して生きるのです。
紛争地帯では銃を持って生活する子もいるのだ。
この記事は 中高年の星☆爺婆の太陽 静吉がお届けしました😎
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