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4月20日は郵政記念日!前島密の熱意と変わりゆく郵便事情
- 4月20日は郵政記念日!前島密の熱意と変わりゆく郵便事情
皆さん、こんにちは!4月20日は「郵政記念日」です。
明治4年4月20日(新暦1871年5月29日)、日本で初めて近代的な郵便制度が始まった日を記念して制定されました。
普段何気なく利用している郵便ですが、今日はその歴史と、現代の郵便事情について少し掘り下げてみたいと思います。
日本の郵便制度の父!前島密の情熱
日本の近代郵便制度の創設に尽力した人物、それは「日本の郵便の父」と呼ばれる**前島密(まえじま ひそか)**です。越後国(現在の新潟県)に生まれた前島密は、幕末から明治にかけて活躍した官僚であり、実業家、教育者としても多岐にわたる功績を残しました。
彼が郵便制度の創設に情熱を燃やした背景には、当時の日本の情報伝達の遅れに対する強い危機感がありました。飛脚による情報伝達は時間もかかり、費用も高額。近代国家として発展するためには、迅速かつ安価な情報伝達システムが不可欠だと考えたのです。
前島密の有名な逸話として、彼は政府に対し、郵便制度の必要性を説く際に、**「駅逓寮(えきていりょう)を改めて郵便と為し、全国均一の料金で、速やかに信書を配達する制度を創設すべき」**と主張したと言われています。この熱意が政府を動かし、近代郵便制度の創設へと繋がりました。
また、彼は単に制度を作っただけでなく、「郵便」という言葉自体を考案した人物としても知られています。「手紙」という言葉では、速達性や公共性を十分に表せないと考え、全国どこへでも速やかに「便り」を届けるという意味を込めて「郵便」という言葉を生み出したのです。このネーミングセンスからも、彼の先見の明と情熱が伺えますね。
現代の郵便事情と配達の遅延について
さて、前島密の尽力によって始まった日本の郵便制度は、時代とともに大きく変化してきました。電話やインターネットの普及により、手紙のやり取りは減少傾向にありますが、ECサイトの利用増加に伴う荷物の配送需要は増大しています。
しかし近年、郵便や荷物の配達において、遅延が発生するケースが増えているのも事実です。その背景には、以下のような要因が考えられます。
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人手不足:
配達員の高齢化やなり手不足が深刻化しており、人員の確保が難しくなっています。 -
交通事情:
都市部における交通渋滞や、自然災害による交通網の寸断などが、配達時間に影響を与えることがあります。 -
再配達の増加:
受取人の不在による再配達が増加し、配達効率の低下を招いています。 -
ECサイトの急増:
インターネット通販の利用拡大により、取扱う荷物量が大幅に増加し、処理能力が限界に近づいている地域もあります。 -
制度変更の影響:
働き方改革関連法による労働時間の上限規制など、制度の変化が配達スケジュールに影響を与える可能性もあります。
これらの要因が複合的に絡み合い、以前に比べて配達に時間がかかるケースが見られるようになっています。
郵便物の遅延を避ける方法
郵便は、私たちの生活や経済活動を支える重要なインフラです。配達の遅延を少しでも減らすために、私たち一人ひとりができることもあります。
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可能な限り日時指定を利用する:
受け取り可能な日時を指定することで、再配達を減らすことができます。 -
宅配ボックスの活用:
自宅に宅配ボックスを設置することで、不在時の再配達を防ぐことができます。 -
時間に余裕をもって発送する:
急ぎの郵便物や荷物は、早めに発送するように心がけましょう。 -
置き配指定:
宅配ボックスの活用と通じるところがありますが、郵便局で郵便受けに入らない大型の郵便物などは置き配指定にすることができます。置き配指定は予め郵便局に「指定場所配達に関する依頼書」を提出します。
郵便局で取り扱っている代表的な郵便物をリスト
手紙・はがき
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第一種郵便物
- 定形郵便物: 封書(長形3号、長形4号、洋形1号、洋形2号、洋形3号、角形20号)、はがき(通常はがき、往復はがき、ミニレター) - 重量やサイズによって料金が異なります。
- 定形外郵便物: 定形郵便物のサイズ・重量を超えるもの - 重量によって料金が異なります。
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第二種郵便物:
官製はがき、通常はがき -
第三種郵便物:
新聞、雑誌など - 事前に承認が必要です。 -
第四種郵便物:
通信教育用郵便、点字郵便物、特定録音物など - 事前に承認が必要です。 -
第四種郵便物と植物・種子:
第四種郵便物は、通信教育用郵便、点字郵便物、特定録音物など、特定の目的を持つものを対象とした郵便物で、通常よりも安い料金で送ることができます。この中に、植物や種子も含まれています。
荷物
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ゆうパック:
サイズや重さ、宛先地域によって料金が異なります。追跡サービス、時間帯指定などが利用可能です。 -
ゆうパケット:
厚さ3cm以内、A4サイズ程度の小型の荷物を送るサービス。追跡サービスが利用可能です。 -
クリックポスト:
Yahoo! JAPAN IDとYahoo!ウォレットの登録が必要な、全国一律料金の追跡可能なポスト投函サービス(サイズ制限あり)。 -
レターパックプラス:
対面でお届けし、受領印または署名をいただくサービス(A4ファイルサイズ、4kgまで、全国一律料金)。 -
レターパックライト:
ポストに投函するサービス(A4ファイルサイズ、厚さ3cmまで、4kgまで、全国一律料金、追跡サービスあり)。 -
スマートレター:
A5サイズ、厚さ2cmまで、1kgまでのものを全国一律料金で送れるサービス(追跡サービスなし)。
国際郵便
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EMS(国際スピード郵便):
最速の国際郵便サービス。追跡サービス、保険などが利用可能です。 -
航空便:
航空機で輸送するサービス。EMSより日数はかかるものの、比較的早く届きます。 -
SAL便(エコノミー航空便):
航空便と船便の中間の輸送方法。航空便より安価ですが、日数がかかります。 -
船便:
船で輸送する最も安価な方法ですが、日数がかかります。 -
国際小包:
重量やサイズ、宛先地域によって料金が異なります。 -
国際eパケット:
小型物品向けの航空便。書留付きで比較的安価です。 -
国際eパケットライト:
小型物品向けの航空便。書留なしでさらに安価です。
その他
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速達:
通常の郵便物に速達料金を加えることで、より早く配達するサービス。 -
書留:
引き受けから配達までの記録が残り、万一の場合には損害賠償を受けられるサービス(一般書留、簡易書留)。 -
本人限定受取:
郵便物を受け取る人を指定するサービス。 -
代金引換:
受取人から代金を受け取り、差出人に送金するサービス。
これらは代表的なものであり、郵便局では他にも様々なサービスを提供しています。料金や詳細な規定については、日本郵便の公式サイトなどでご確認ください。
まとめ
郵政記念日を迎える今日、日本の郵便制度の礎を築いた前島密の功績に改めて感謝するとともに、現代の郵便事情についても理解を深める良い機会になったのではないでしょうか。時代は変わっても、人と人との「便り」を繋ぐ郵便の役割は、これからも大切にされていくことでしょう。
皆さんも、この機会に大切な人に手紙を送ってみるのも素敵かもしれませんね。
それでは、また次のブログでお会いしましょう!
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この記事は 中高年の星☆爺婆の太陽 静吉がお届けしました😎