↑音読で楽しんでね 2025年5月19日 月曜日
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【知って得する!】エレベーターの「開」ボタンと、スマートな乗り降りの心得
通勤通学、お買い物、お出かけ…私たちの日常に欠かせないエレベーター。 「開」ボタンを押して誰かを待ったり、降りる人を急かさないように配慮したり、そんな経験、誰もが一度はありますよね。
今回は、そんなエレベーターの「開」ボタンにまつわる誤解を解消しつつ、誰もが快適に、そして安全に利用するためのちょっとした豆知識とマナーについてお話ししたいと思います。
「開」ボタン、実はほとんど押し続けなくて大丈夫って知ってましたか?
まず、よくあるシチュエーションから。
【人が降りるとき】 エレベーターから人が降りていく際、「ドアが閉まって挟まれてしまうと危ない!」と、つい「開」ボタンを押し続けてしまう優しいあなた。そのお気持ち、よく分かります。
でも、ご安心ください。ほとんどの現代のエレベーターには、ドアの足元付近に「光電管(こうでんかん)」と呼ばれるセンサーが設置されています。これは、目に見えない光のカーテンのようなもので、この光が遮られることで「人がいるぞ!」と感知する仕組みです。
人がドアを完全に通り過ぎるまで、このセンサーが作動しているため、あなたがボタンを押し続けなくても、エレベーターは賢くドアが開いたままにしてくれるんです。焦ってボタンを押し続ける必要は、実はほとんどありません。
【人が乗ってくるとき】 次に、エレベーターホールに駆け寄ってくる人がいる場合。「閉まっちゃったら可哀想!」と、こちらもつい「開」ボタンを押してしまいがちですよね。もちろん、その配慮は素晴らしいのですが、機能的な必要性で言うと、こちらも基本的に押し続ける必要はありません。
エレベーターのドアは、開いてから一定の時間(通常数秒間)は、自動で閉まり始めないように設定されています。この間に人が乗り込むことは十分に可能ですし、もし人がドアのセンサーを横切れば、先ほどと同じようにドアが閉まるのを一時的に停止させてくれます。
なぜ私たちは「開」ボタンを押してしまうのか?
では、機能的には不要なことが多いのに、なぜ私たちはつい「開」ボタンを押してしまうのでしょうか? それはきっと、日本人が持つ「相手への配慮」や「気遣い」の心からくるものでしょう。「もしかしたら閉まってしまうかも」という不安や、「せっかく乗る(降りる)のだから、スムーズに」という優しさの表れだと思います。
「開」ボタンが本当に役立つケースとは?
しかし、全く意味がないわけではありません。以下のような場合は、あなたの「開」ボタンがとても役立つことがあります。
- お年寄りや小さなお子さん、体の不自由な方が乗降するとき: ゆっくりと時間をかけて乗り降りできるよう、ボタンを押してあげることで、安心感を与えられます。
- 大きな荷物を持っている方: 荷物がセンサーに引っかかりにくい場合や、両手がふさがっている場合は、あなたのサポートがスムーズな移動を助けます。
- 非常に古いタイプのエレベーター: ごく稀に、センサーの感度が鈍かったり、ドアの開いている時間が極端に短い古いエレベーターもあります。そのような場合は、安全のためにボタンを押してあげる方が親切です。
エレベーター乗り降り、これだけは気をつけたい!スマートな利用の心得
「開」ボタンの話とは別に、エレベーターを安全で快適に利用するために、いくつか注意しておきたいポイントがあります。
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【急がずに、まずは行先を確認!】 エレベーターが着いたら、まずは表示されている階数や、行き先の方向(上り・下り)を確認しましょう。間違ったエレベーターに乗ってしまうと、思わぬ時間のロスにつながります。
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【譲り合いの精神で】 エレベーターが到着したら、まずは**「降りる人が優先」**です。ドアの前に立って待つのではなく、少し横に避け、降りる人がスムーズに出られるスペースを確保しましょう。 降りる人がいなくなってから、ゆっくりと乗り込みます。
これ、電車に乗るときも同じですよ。 -
【無理な駆け込みはNG!】 ドアが閉まり始めた際に無理に駆け込んだり、手や荷物を挟んだりするのは大変危険です。センサーが反応してドアが開くこともありますが、故障の原因になったり、ドアに挟まれて怪我をする恐れもあります。諦めて次のエレベーターを待ちましょう。
これも、電車に乗るときも同じですよ。 -
【奥から詰めてスペースを確保】 乗り込んだら、できるだけ奥へ詰めて、後から乗ってくる人のスペースを作りましょう。特に混雑時は、スムーズな乗り降りのために協力し合うことが大切です。
これもまた、電車に乗るときも同じですよ。 -
【目的の階は、降りる準備を】 自分の降りる階が近づいてきたら、扉の前に立つなど、スムーズに降りられるよう準備をしておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか? エレベーターの「開」ボタンは、機能的には必要ないことが多いものの、その「思いやり」は決して無駄ではありません。
そして、それ以上に大切なのは、乗り降り時のちょっとしたマナーや安全への配慮です。
今日の豆知識が、あなたのエレベーターライフをより快適で安全なものにする手助けとなれば幸いです。
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この記事は 中高年の星☆爺婆の太陽 静吉がお届けしました😎