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【世界の食事マナー比較】器を持つ国・持たない国、それぞれの文化背景とは?😎

↑音読で楽しんでね 2025年6月7日 土曜日 

 

 

2025年度 静吉チャンネル プレゼンツだよ😍

 



【世界の食事マナー比較】器を持つ国・持たない国、それぞれの文化背景とは?

食事のマナーは、その国の文化や価値観が色濃く反映される習慣のひとつです。

特に「器を持って食べるか、置いたまま食べるか」といった点は、国によって大きく異なり、日常生活の中で意外と目につく違いでもあります。

フランスのような食器を使う文化と、エチオピアのような食器を使わない文化との比較画像

フランスのような食器を使う文化と、エチオピアのような食器を使わない文化との比較

 

本記事では、日本、韓国、そして他国の食事スタイルを比較しながら、それぞれの背景や意味合いについて考えてみたいと思います。


■ 日本:器を手に持って食べる文化

日本では、ご飯茶碗や汁椀を手に持ち、口元に近づけて食べるのが正式なマナーとされています。これは食器をテーブルに置いたまま顔を近づける行為を避け、丁寧に食事をいただくという姿勢を重視しているためです。

また、日本では箸を使うことが一般的で、ご飯やおかずを一口ずつ運ぶ「静かな食事」のスタイルが根付いています。
器を持つことで、より感謝の気持ちや慎み深さが表現されると考えられています。


■ 韓国:スプーン文化と据え置きスタイル

一方、韓国ではスプーンと箸を併用し、特にご飯や汁物はスプーンで食べるのが一般的です。食器はテーブルに置いたままで、持ち上げることはマナー違反と見なされることさえあります。

この背景には、食器の素材(例えばステンレスなど)や、食事の提供形式(大皿を皆で分けるスタイル)が関係しているとされ、食器を持たなくても合理的に食べられる文化が発展してきました。


■ 中国:箸文化だが器は置いたまま

中国も箸文化ではありますが、日本のように器を手に持つことはあまり一般的ではありません。
食器はテーブルに置いたまま使用し、スプーンを用いる場面もあります。

中国では「食器を持つこと=貧しさを連想させる」という古い考えが一部にあり、器を持ち上げて食べる行為は礼儀に反するとされることもあります。


■ 欧米諸国:カトラリー文化と「器を持たない」マナー

アメリカやヨーロッパでは、ナイフとフォークを使うスタイルが一般的です。
料理はプレートに平たく盛りつけられ、手を添えて食べることはあっても、器を持ち上げることはまずありません。

むしろ、皿を持ち上げる行為は「子どもっぽい」あるいは「行儀が悪い」と見なされることもあります。
手元で切って、丁寧に口に運ぶ動作がスマートとされます。


■ その他の地域:手で食べる文化も豊かに

インドや一部の中東諸国では、右手を使って直接食べ物を口に運ぶ文化が根付いています。
これは「五感で食事を楽しむ」ことに価値を置くものであり、食事前後の手洗いも徹底されているため、衛生面にも配慮されています。

このような地域では、食器を持つ・持たないというよりも、手との一体感が重要視されています。

 

■食事中の音マナーの国際🌍比較表

国・地域 立ててもよい音 避けるべき音 備考
🇯🇵 日本 麺をすする音(ラーメン、そば等) クチャクチャ音、器を鳴らす音 すする音は肯定的に受け取られる
🇰🇷 韓国 軽いスープの啜り音 咀嚼音、ご飯をすする音 ご飯はスプーンで静かに食べる
🇺🇸 アメリ
🇬🇧 イギリス
特になし(音は最小限が礼儀) 麺をすする音、咀嚼音、ナイフフォークの過剰音 「無音」に近い食事が理想とされる
🇨🇳 中国 軽い啜り音(スープなど) クチャ音、器を叩く・引きずる音 地域により寛容度に差あり
🇮🇳 インド 手で混ぜるときの自然な音 咀嚼音(地域差あり) 食事音よりも手や動作の清潔さ重視
🇫🇷 フランス ごく控えめなナイフフォークの音(カチッ程度) すする音、咀嚼音、グラスや皿を鳴らす音 エレガントで静かな食事が求められる
🇮🇹 イタリア 軽い会話や乾杯のグラス音は歓迎 麺をすする音、クチャ音、器を叩く音 会話はOK、食事音はNGが基本
🇸🇦 中東諸国(例:サウジアラビアUAE 手で食べる際の自然音 咀嚼音、ゲップ、手を使って音を立てる行為 右手使用、清潔さと静けさが重視される。宗教的背景も大きい

 


■ 文化の違いを楽しむ視点

器を手に持って食べるか、テーブルに置いたまま食べるか。
どちらが「正しい」ということはなく、それぞれの国に根付いた文化と習慣があるだけです。むしろ、こうした違いを知ることで、異文化への理解が深まり、他者への配慮や寛容さにもつながります。

異なる文化を「変」と感じるのではなく、「違い」として受け止める視点を持つことが、これからのグローバルな社会ではより一層求められるのではないでしょうか。


🔖この記事のタグ

  • #世界の食文化

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  • #食事の作法

 



 

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