綺麗な三毛猫です。
三毛猫がなぜ雌ばかりなのかとか、画像の猫が縞三毛であるかはWikipediaを参照してください。
この前チャリで低山登山に行く途中、どこかで山で食べる昼食を手に入れようと二か所ばかり思いついたところに寄ったんですが、あいにくどちらも月曜定休日で休みだった。
1軒目は八王子市役所前にある店で、団子や焼きそばにお稲荷などを製造販売している店に寄った。
ここの焼きそばは、油がさっぱりしていて頭が痛くならないとても優秀な焼きそばなので、この焼きそばをお供にと思った。たまに知っている店に行くと休みなんてことが良くあるけど、市役所前だから市役所の職員なども相手にしているはずだから、絶対に月曜日は開いているだろうと思って寄ったんだ。
けど直球で三振でした。
もうっ、月曜日なのに定休日だなんてどういう神経なんだなんて、自分にとって一方的に手前勝手な憤懣を胸に、すごすごと引き返し浅川の土手に戻って西進する。
そう、自分の家から高尾山方面低山登山に行く場所は西なのだ。
浅川の土手は直ぐに左に大きく曲がり、北浅川と南浅川へと変わって左に曲がるのは南浅川で川幅もうんと狭くなる。
そして冬場は浅川の名どころではなく、長房あたりまでくれば水のない枯れ川となっている個所が何カ所も出てくる。しかし表面上は枯れていても川の下には水が流れているみたいで、ところどころでまた水が流れたりしている。
こんな風になるのでたまり水場が発生し、そこにカワセミがやって来たりするときには、大勢の俄カメラマンが大きな望遠レンズを掲げて撮影している。その光景を見ていつも思うのは、一眼デジカメに大きな望遠レンズ装備で値段も安くないだろうに、現役をリタイアしたような方達なのにみんな金があるんだなあということだけだ。
自分は未だにコンデジの域を出ない。
※コンデジはコンパクトデジタルカメラのことです。昔のフイルム式バカチョンカメラのデジタル版みたいなものです。
それも2万円前後の低価格帯のコンデジです。
もちろん値段の高いデジカメが性能が良いのは分かっているし、画像の解像度も違うのも分かるが、常時持ち歩き何時でも撮影したい私にはコンパクトで価格もコンパクトなコンデジが最大公約数的選択肢なのだ。
自分はブログなどに補助的にデジカメしてきた画像をアップする程度なのだから、画質も出来るだけ軽いもので良い。そうなので、そんなに高解像度を要求するカメラスペックは必要ないのだ。
私がインターネットを始めたころはWin95が出て大騒ぎになって、ネットの回線速度が早くてもアナログ回線28.8Kbpsモデムが最速だったころのことだ。だからホームページなどもなるべくファイルサイズを抑えた作りで、その為には画像もファイルサイズを抑える必要があった時代だ。
そうこんな時代だったのだ!
そのあとISDNやらADSLに光回線などが組み合わされて今の高速インターネット環境が構築されて、ホームページの表示ファイルサイズなど気にする人もいなくなった現在とは段違いになっています。
それでも表示の速いサイトはサクサク動いて気持ちが良いものなので、サイトを作る場合は可能な限りファイルサイズは軽減化して作成した方が良いのは間違いないです。凝った表示より、コンテンツは中味です。最終は読ませる文章そのものが真のコンテンツです。テキストコンテンツに勝るコンテンツはありません。
デジカメから話が脱線してしまったけど、浅川、南浅川、北浅川の話に戻ります。
浅川はその名の通り、水量が少ないから浅い川で浅川になったんだろうと思います。浅川は全体的に水底が浅い川です。
1974年台風16号による大雨で、八王子の浅川に架かる橋の一つ暁橋付近は水量が土手近くまで上がったことがあります。ボクはこの時この川の風景を見て、ミルクコーヒー色の水が土手付近まで流れていて、なんだかこのままミルクコーヒー色の川の上を歩いて向こう岸まで行けそうだなあとぼんやりと思ったことがあります。
この時の台風の影響で浅川と合流する多摩川では、土手が決壊して家が流されるなど大きな水害が連日TV報道されました。
後に、この多摩川水害を背景に据えた「岸辺のアルバム」というTVドラマが連載されます。ドラマはひょんなことから妻の不倫が始まり、家族それぞれでの問題で家庭崩壊同然の事態となってしまったときに先の台風による多摩川水害が起こり、その家族の家が流される寸前に家族が必死で持ち出したのがアルバムだったという内容になっていました。
このドラマは私も毎週欠かさずに見ていたドラマです。
清純派女優のまま大人になったような外見的にも清純婦人とでもいえるような八千草薫が、ひょんなことから人の道を外れた不倫妻を淑やかに演じていたのがとても印象的でした。
不倫相手の淡々とした竹脇無我も良かったし、母の不倫相手と知っていた男ととある店(喫茶店で別々の席だったかな?)で出会い、複雑な感情から敢えてその男に日常的会話を差し込む息子の演技も忘れがたかったです。
そしてドラマ主題歌として流れる、ジャニス・イアンの Will You Dance? の「オバパノウィンドゥ」と甘い歌声のフレーズは今も頭に残っている。
これ以外にも私個人的には、まだたくさんの思い出がある浅川ですが、それはおいおいとブログるとしまして、南浅川を西進して 東京都立富士森高等学校 付近に差し掛かった時に、もう一件昼に食べるものを手に入れるところを思い出しました。
東横山橋の甲州街道側にある、アジアドという調理パンやケーキを製造販売しているところです。アジアドは古くからある店でしたが、最近建物を新築ビル化して営業を再開しています。アジアドは調理パンがおいしい店です。
東横山橋が近づいたので土手上に出て、橋の手前で道路を横断して左手甲州街道方面に曲がって少し行けばアジアドです。
とうっ!
なんてこった、ここも月曜日定休日だ。
橋を渡った左角に富士森高校があるっているのに、月曜日休みじゃ腹減らしの高校生も買いに来れないだろうなんて、閉じたシャッターに毒づきながらあきらめて元の南浅川土手右岸に戻る。
ちなみに川の右岸左岸は川が流れている方向を見て、右手が右岸で左手が左岸となる。電車などの降り口と同じで進行方向に対して右左だ。
めったにこんな風に昼食を買いに行くなんてことはしないのだけど、そのめったにしないことをするから、こんなマーフィーの法則現象が起きてしまうw
ザックにはカロリーメイト1箱にバナナも1本入れてあるし、チョコも飴もあるから特に昼食的なものは無くても充分だ。
たまに思い出した店に行くと休みということが良くある。そんなマーフィーの法則が見事に成立してしまった。
それで仕方なしに南浅川の土手に戻るんだけど、長房付近の土手は2重土手になっていて、一番上の土手は車も通行可能部分もあり住宅にも近いのです。
上土手を走りながら下土手のサイクリングロードの部分に降りる降り口を辺りながらチャリを漕いでいると、とある住宅で要らなくなって外に出したかのような、昔の亜鉛引きブリキ行李の上に座っていた眼光細めな縞三毛と遭遇したのだ。
その時、ふっと、お互いの視線が合った!
それで縞三毛さんに、一枚デジカメさせてくれとお願いして撮影したのがこの画像である。
今回それだけの話なのだ。
本当に、ただ、それだけの話だわさ。
※今年の南浅川は川が干上がった時期もあったけど、今はそれなりに流れている。今年は南浅川の水源山間でほどよく雨が降っていたものと思われます。このまま2月に入れば干上がる部分もまた出てきそうです。
※行李は竹や柳で編んだ蓋付きの籠で、これに季節の衣服を入れて収納していたのです。編んだ行李は高価であったので、錆びないように亜鉛したブリキで作った行李なんてのもありました。行李は今でいうところのプラの衣装ケース的なものです。