台風19号と岸辺のアルバム
2019年10月15日
これを書いているのは10月14日月曜日です。
10月14日は体育の日で祝日です。小雨が降っているけど、地区運動会なのかな、そんなのやっているところもある。
台風19号一過の13日日曜日は暑い陽気だったけど、14日の月曜日は一転して小雨に曇り空でとても肌寒い。
こんな激しい環境変化は体調を崩しやすくなるけど、こういったときには生姜湯でも飲んで体温を上げモチベも上げていきましょう。
昨晩といっても前々日になるが散歩で、日曜日の夜の繁華街が意外に忙しそうでびっくり。台風一過で二日ばかり我慢していたみんなが遊びたかったのかなとも思う。
スナックみたいな店は日曜日に休みが多いけれど、営業している店には客が多くいました。まあ、それも店の営業形態で混んでいる店、空いている店の差がはっきり出ています。
行きつけの店もいつも客でいっぱいだけど、今夜は一席だけ開いていたので何とか潜り込めた。
ママはぼくの顔を見るなりサンドイッチなんかも出してくれた。健啖家なぼくなので、ママもそれなりに色々な食べものをたくさん出してくれる。
色々出してくれてもここはセット料金でそのセット料金も安いし、カラオケは500円で無制限唄い放題で、ぼくにとってはありがたし事この上なしの居酒屋風スナックなのである。
出てくるたくさんのお通しと炭酸一本でお腹を満たし、カラオケをたくさん唄って満足して帰れる貴重な店です。
ただ、大問題は、散歩効果も帳消しで体重が増加傾向にあることだ。
客に対してお返しが多い店だから客も多くて、下手をすると入れないなんてこともある。ほぼ毎日行くので、入れないときはあきらめて帰ることにしている。他にも寄る店もあるのだけど、やはりこの店が一番重宝するのだ。
食べるものも食べて、カラオケ8曲ぐらい唄って満足なのです。
12日土曜日はネットで浅川の様子から浅川橋の橋げた付近土手幅いっぱいまで水が上がっていたのを見ていたので、その後どれぐらい水が引いたのか散歩のついでに見に行ってきました。
画像はその浅川橋の上から撮影した橋台です。夜間撮影です。もう川底が見えています。
浅川は浅川橋あたりは川幅がやや狭いので水位が上がりやすいですが、この300メーターほど下流は川口川が合流してきますので川幅が広くなっているので、浅川橋が冠水してもこの程度の雨量では余裕があるようです。
1974年の台風16号での多摩川水系の堤防決壊による氾濫の時は、浅川橋よりも下流にある暁橋付近で、川幅いっぱいに茶色い水が上がってきて、なんだか泥水の上を歩いて向こう岸まで行けそうだなあって思ったことをいまだに忘れていません。
結果的にこの1974年の台風16号は浅川が合流する多摩川で、河川の決壊を引き起こしました。浅川はその名の通りに水位の浅い川ですが、下流で山田川と湯殿川と合流し多摩川に注いでいます。
1974年は昭和49年になります。
台風16号が去ったあとの翌日、多摩川の水位はどんどん上がっていき土手の決壊を招きその様子がTV中継されていました。そして岸辺のまだ新しく建てられた住宅街が、一戸一戸と多摩川の濁流に飲み込まれ流されて行ったのです。
なんとこの時に19戸もの住宅が多摩川に流されたのです。
その様子がTVで全国に中継されていました。
当時は今のように多彩なメディアはなく、家庭の情報と娯楽はもっぱらTVがその役割でした。私も、他所で起きているやや実感の薄い嘘のような気持ちながらで、家が流されていく中継映像を見ていました。
その時の多摩川氾濫にかかわることをモチーフにした1977年のドラマが、当時人気だった「岸辺のアルバム」です。
妻の不倫もあって家族間にずれが生じ、家族崩壊が進む中、最終回に台風で多摩川決壊で家を失う家族が必死で守ろうしたのは、なんと家族のアルバムであった。
家が濁流にのみ込まれる。
家庭が濁流にのみ込まれ流され崩壊する。
家の崩壊は家族の歴史が崩壊することに繋がり、すでに崩壊状態であった家族の崩壊を食い止めたいとの家族の思いが、最後にアルバムに集約した形であった。
なかなかに良いドラマなので、もし興味があるならご覧になることをおすすめする。
岸辺のアルバム主題歌「will You Dance?」
崩壊するような家庭も無い時代になりつつある現代にとって、意外や貴重なドラマじゃないかと思う。
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