浅川の土手には桜が植えられている。
その多くはソメイヨシノです。
八王子市役所付近の土手にもソメイヨシノがたくさん植えられている。今日はユスラ梅を頂いたのでペダルも軽くチャリを漕いでいると、舗装された土手の遊歩道に小さなさくらんぼが落ちていた。
ソメイヨシノは自家受粉はできないそうだけど他家受粉はできるみたいで、数は多くないけど黒いさくらんぼがこの季節には比較的見られる。
そのサクランボが熟して遊歩道に落ちているのだ。
このさくらんぼは食べるとえぐい味がするのだけど、種を撒いたらさくらが生えてくるかなと思って、落ちているさくらんぼを拾い集めてみた。
ちょっとだけでこれだけ拾った。
外皮をきれいに落として中の種だけにして播種してみようと思う。
サクラの苗がたくさん出来たらいいなあと思う。
ちなみにソメイヨシノの他家受粉なので、種からはソメイヨシノと同じ物はできない。もし自家受粉した種があったとしても、セルフであるから親とは似た個体が出来ても園芸的に厳密にはソメイヨシノとは言えない。
セルフ実生は親と同じ個体ではないが親と同じような個体になるか、あるいはソメイヨシノの交配が分離する可能性もある。
花卉生産のF2苗と違ってソメイヨシノのような特殊な個体は接ぎ木や挿し木など栄養繁殖でしか同じ品種を維持することはできない。
そしてソメイヨシノの欠点は植物としての寿命は長いようだけど、60年もすると老木となってその個体が劣化してしまうことだ。だから樹齢数百年のヤマザクラなんてことはソメイヨシノではありえないのだ。
ソメイヨシノは挿し木や接ぎ木で若い苗で世代交代させる必要があるのだ。