毎月第二日曜日蒲田に行くので、ついでに蒲田温泉にも寄って帰る。
JR八王子駅から横浜線に乗って、神戸には着かないけど東神奈川で京浜東北線に乗り換えて蒲田なのである。
蒲田行進曲と言えば松坂慶子と銀ちゃんであるが、実際には蒲田行進曲という唄が流れたのは昭和四年のことである。
昭和四年とは1929年です。
88年も昔の話ですね。
そんな大昔にこんなしゃれた唄が出来たのも凄いですが、この頃は「なんとか行進曲」という唄のブームも起きたようである。今でいうご当地歌謡曲ならぬご当地行進曲でしょうか。実は蒲田には松竹鎌田撮影所(現在は松竹株式会社)という映画スタジオもあって、その時にこの蒲田行進曲が撮影所の所歌ともなっていたのだ。
それから50数年後の1982年。
深作欣二監督作品、松坂慶子・風間杜夫・平田満ら出演の「蒲田行進曲」で唄と同題の映画ができ、同じく同名らによるカバー曲「蒲田行進曲」もリリースされた。
映画も世の中も全て若き日本の映画界全盛時代の良いところを見せる意志を持って作られていて、自分はTV放映でなんどか観たのですが、映画の内容ではないがテーマ的なものは自分の中にもあるような気がしたものです。
「♪たあらあらぁららあ~」の蒲田。
その蒲田で温泉。
その名もずばり蒲田温泉。
蒲田温泉といっても銭湯なので、なんと460円で温泉が味わえるのだ。
蒲田に行くのは別の趣味園芸の交換会が目的である。
交換会が終わればなるべく早くに会計を済ませさっさと帰ってくる。それで残る時間を他の事に有用に使いたいのだ。んなわけで、今日は蒲田温泉なのだ!
しかも蒲田温泉は、温泉と言ってもそうは見られない黒湯なのだ。
この黒湯は植物由来成分の有機物を含む黒褐色の弱アルカリ性であるそうな。
園芸関係の方ならピートモスや泥炭などを知っていると思う。
そういった太古の植物質が堆積し、じわりじわりと植物由来の成分が水に溶けてが黒褐色となったものだそうだ。弱アルカリ性であるので皮膚の角質表層部が取れて肌がつるつるするとのことで、つるつる温泉こと美人の湯としても知られている。
蒲田温泉そのものはどちらかというと普通に銭湯だけど、黒湯に電気湯・超音波風呂にサウナまである。僅か460円でこれらの風呂が楽しめるのだ。
その上に蒲田温泉には実はもう一つ別の楽しみもある。
それは二階へ行くと憩いの場となっていて、飲食にカラオケまで楽しめるのだ。ちょっとしたスーパー銭湯なみのシステムがあるのだ。
二階の飲食休憩場はかなり広い。
私もビールを一本とから揚げを注文する。
風呂上がりのビールのうまさ!
んで、またこのから揚げが美味しい!
カラオケも人気で、唄う人が切れる事もない。
そんなことで調子も出て来て自分もカラオケを3曲。
いやあ~、カラオケなんか歌ったのはここのところ本当に数年ぶりだよw
人がいるところでカラオケを歌うなんて気持ちがいいねええ♪
そうこうするうちに時も過ぎて夕方の気配が強くなる。
八王子まで帰るには約2時間程。
冬場はこの辺で「♪たあらあらぁららあ~」と切り上げるのが粋というもんだ。
蒲田駅で蒲田行進曲をバックに来た時と逆方向へ行く京浜東北線に乗り、同じく東神奈川で横浜線で八王子まで。
また来月、ぜひお邪魔させていただこう。
※黒湯の為に、白いタオルなどは薄茶に染色されてしまうので、黒湯に浸かる時は湯船周りにタオルを持って行かないのがベストです。ちなみに自分は出かけるときは、入湯できるチャンスがある時の為にタオルは必ず携行します。