太鼓曲輪尾根ルートに行くには、バスであれば高尾駅から小仏行に乗車し駒木野バス停下車です。
駒木野バス停から富士見台や太鼓曲輪尾根に至るコースがあります。
本日はハイキングです。
アシストしない電動ママチャリで南浅川土手右岸を西進します。土手を走りながら今日のコースをどこにするか決めます。
綾南公園辺りに着くころにやっとコースが決まりました。
駒木野バス停から北高尾山稜縦走コースに入って八王子城山まで行き、城山林道から戻ってくる3時間程度のコースにしました。明日バス旅行でハイキングがあるので短い時間のコースにしました。
駒木野バス停から八王子城山へのハイキング入口は、登山地図などを参照して入って下さい。山では登山地図は命と同じぐらい大事です。
駒木野バス停から少し歩くと中央本線に架かる陸橋がありますので、ここを渡ります。
陸橋を渡ったら直ぐに左手に曲がります。
ハイキングですから歩き始めたらもうハイキングですけど、ハイキングコース入山口までもう少し歩きます。
入山口まで生活道も交差するので、この辺でも八王子城山入山口に行くまでに道迷いしやすいですから気を付けてください。はい、この辺で以前に間違って別方向に入ったことあります。直ぐに行き止まりだったので本来のコースに早く復帰できました(^^;)
ヤブっぽいところを緩く坂を折り返して登って行くと中央高速のガードが見えてきます。その中央高速ガード下を抜けていくと城山へのハイキングコースに出合います。
ガードを抜けると直ぐに城山入山口になります。
上の画像で中央奥の木に白いプレートが取り付けられてあります。そこがハイキングコース城山への入口です。これを見落とすと間違った方向に行っちゃいます。
右のプレートを見落とすと、左の明るい方がいかにもハイキングコースみたいに見えるでしょう。でも、この先は行き止まりです。そう、私も以前にプレートを見落として、ここでも間違えちゃいました(^^;)
だって城山ハイキングコース入口って、そこはどう考えても擁壁にしか見えないから。
この擁壁の上がまさかのハイキングコースなんて普通は思わないよね。でも登山ハイキングではそんなことが往々にしてあります。低山ではご注意召されよ!
擁壁の上を歩いて行けばすぐにちょっとした岩山です。ここは左は中央高速の側ですから騒音がけっこううるさいです。
先ずは最初の目標として標高350m未満の地蔵平まで行きましょう。
駒木野バス停から地蔵平までは標高150m分は登り一方です。ここにはちょっぴり急坂な箇所もあります。
最後の少々急なコースを登り切ればお地蔵さまが四体お迎えしてくれます。
合掌!
ここで少し休憩し、息を整えてからハイキング再開です。
えっ、お地蔵さまが二体しか見えないって、あぁ、本当だね。じゃハイキングに行って地蔵平で自分で確かめてごらんよw
地蔵平からは次のピークに向かうまでは下り一方です。
最初はミノムシが遊んでいるのかなと思ったけど、木くずが、偶然にしても葉の穴にぴったり入り込んでいます。ありえるのかなこんなこと?
唐沢山と書いてあり標高は390mです。
花が咲いているよう、サルノコシカケの仲間かな?
この先の中腹で右にコースをとります。
中央が縦に割れているような杉の手前を右に入って行くのです。
実はハイキングとは関係ないですが、蚊などの虫がぶんぶん寄ってくるので帽子で顔の前を払っていたら、その帽子で眼鏡を払ってしまいました。
メガネが飛んで落ちたなと思ったあたりを探しましたけど、どうにも見つかりません。ハイキングを続けるならメガネがなくても大丈夫ですが、まだ新しいメガネなのでここで紛失しては凄く残念です。
積もっている落ち葉の中に紛れたかと必死に探すけどメガネが見つかりません。
仕方ないので予備の眼鏡をザックから取り出して捜すと直ぐに見つかりました。落ちたと思ったあたりにはなくて、坂の中腹でのアクシデントだったのでかなり下の方に落ちていたのです。
こんなこともあるのですから、眼鏡使用の方は予備の眼鏡は必ずどんな時も持って出るようにして下さい。
ある程度メガネがなくても大丈夫な老眼系の方は散歩などでは眼鏡を着用しなくても大丈夫なようですが、近眼系老眼はメガネがないと意外に不自由になります。近眼系なので本などを読むさいはメガネは不要です。
中央が縦に割れているような杉に「城山」「入口」と「→」まで彫り込んであります。ここからは少し急な下りになります。
下りきれば太鼓曲輪は尾根歩きなので歩きやすいですが、人が少ないので蜘蛛の糸がコースに多いので、小枝でも拾って進行方向にタクトを振りながら歩いて行きます。
棒切れでタクトを振りながら歩いて行かない事には、顔に蜘蛛の糸が絡むこと絡むこと・・・
ならぬ顔じゅうが蜘蛛の糸だらけになってしまい、恐ろしげな山ン爺に変貌してしまうぞなもし(笑)
これ「堀切」とです。
堀切は戦国時代尾根伝いに攻め込まれることを少しでも遅延させるために、尾根を人力で分断させた場所です。この太鼓曲輪にはこの堀切が5つあります。
堀切は今では崩れかかっていて通りやすくなっていますが、昔はかなりな難所地帯であったことは確かでしょう。
そして尾根を分断するためにどれだけの人が駆り出されて使役されたのかと考えると、人足の方は大変な思いをしたのではないかと思います。
第三堀切を過ぎればもう八王子城跡施設が左手に見えるようになります。
これも堀切です。
堀切を迂回して下りるところです。
少々急斜面ですからロープが張ってあります。
この斜面を下りて左へ行くと八王子城跡になります。
奥の倒木の横を通って行けば中央高速を抜けて信号「宮の前」に出ます。宮の前から太鼓曲輪に入ってくる方も当然いらっしゃいます。
太鼓曲輪は整備されたハイキングコースではないので、このようなちょっとした分岐を見失うと思った方向に行けなくなります。
太鼓曲輪から下りてくると八王子城山城跡のこの橋の横に出ます。
最初は入下山口が分からなくて、八王子城山の管理事務所で聞いたのですが知っている人もいなくて、自分で踏み跡を頼りにここじゃないかと検討付けて入ったコースです。
「御主殿の滝」です。
例年はちょろちょろっと落ちているだけの滝ですが、今年の夏は雨が多かったので水量が多くて見事です。この下にも滝があり二段の滝になっています。
城山林道です。
城山にはいきません。
城山・大天守閣跡への登山は結構大変なんです。大天守閣まで行けば富士見台も近いですけど、このコースは少し時間が必要なのです。
明日バス旅行もあり、今日のハイキングは軽く仕上げたいので城山林道から荒井バス停に戻るコースを行くのです。
城山林道は林道としては行き止まりになりますが登山道があり、北高尾山稜縦走コースに出られます。しかしこのコースはC級どころではなくて、知っている人以外はほとんど利用しないコースになります。
利用する人が少ないですが、途中一組のご年配のアベックに出会いました。今回のハイキングでこのお二人だけしか出会いませんでした。
林道が終わるとハイキングコースなのか生活道なのかわからないような道です。この先から沢を左右と渡渉しながら進んでいきますが、小さな沢でしかも普段ほぼ水はありません。
沢の左岸で登りになれば最終この岩場に着ます。
滑りやすいので、ここではロープを頼りにして登られた方が良いでしょう。ロープを頼りにすると言っても気持ち頼る程度で、ロープで何かあっても対処できるように登りましょう。
この坂を登りきると北高尾山稜縦走コースに出ます。
画像中央の北高尾山稜縦走コースです。
右に行けば富士見台、左が駒木野バス停方面です。
同じところを通っても詰まらないので、この分岐で右に行き荒井バス停に行きます。
けっこうな斜面を下って行きます。
今年は雨が多いので、湿った坂道の下りは滑りやすいので慎重に降りてください。
なんの実だろう?
この荒井バス停に下山するコースはここから少々急登下山になります。で、しかも長い道のりなのですし、途中からは中央高速と並行してかなり長く歩いて行くのですが、中央高速と並行してのコースが汚いコースで嫌になります。
この先は右に行けば摺差(するさし)バス停です。左に行けば荒井バス停です。摺差は小仏寄りですから、そっちに行かないで駒木野バス停に近い荒井バス停方面に行きます。
ここからは山の中じゃないので登山靴からクロックスのサンダルに履き替えます。登山靴って履いているのはベタ足の私にはけっこうきつい靴なんです。色々な登山靴を履きましたけど、まだこれといった登山靴には出会っていません。
SIRIOのローカットはこの前に履き潰してしまいました。ハイカットは現在慣らし中です。この靴もベタ足向きですが、長時間山歩きすれば足の爪のどこかが死んでいます(^^;)
んなわけで、平地みたいなところを歩くならクロックスのサンダルで十分です。
トンネルの方は通行止めでバリケードがあっては入れません。少し手前左に入って行けます。そこからがずいぶんと汚いコースなのです。
この汚いコースは、ハイキングコースというより高速道路の保守点検などの時に使うのでしょう。
その汚い高速道路横の道とも言えないような道で斑入り発見です。
なんか雑木のようです。
ちょっと頑張って掘り上げ、お持ち帰りさせていただきます。
それからてくてくと汚い道とも言えないような道を歩いて、中央高速の下をくぶって旧甲州街道側に出ました。もう少しで荒井バス停です。
荒井バス停に着いたとたんに丁度バスがやってきました。
これにてハイキング終了です。
明日はクラブツーリズム「富士のすそ野ぐるり一周ウォーク第一回」のバス旅行に行ってきます。これ、軽いハイキングだそうです。