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赤貧のすゝめ・・・二編
福沢諭吉先生の代表作著書に「学問のすゝめ」がシリーズものとしてある。代表的な三篇が次のようなものである。啓蒙の為に再掲する。
初編
自由・独立・平等の、それまでの日本人が知らなかった3つの価値観が新時代の社会を支配することを宣言する。新時代における身分は生まれではなく、学問を通じた個人の見識により決定することを述べ、権威への服従を中心的価値観とする封建社会の民衆像を否定し、近代国家の市民への意識転換を促す。
二編 人は同等なること
前編を詳説して、実学を推奨し、また平等とは権利の平等であるとし、日本には言葉さえ無かった権利や平等とは何かを説明する。さらに日本が封建制から、市民権を基礎とし、法治主義に基づく近代市民国家へ転換したことを述べる。
三編 国は同等なること / 一身独立して一国独立すること
本編で福沢は、当時の帝国主義全盛の中、諸国家の権利の平等を主張する。初編をさらに詳説し、国民がもはや封建支配の対象ではなくなったことを語り、権威から独立した自由市民としての自覚を促す。また市民の義務について述べ、各市民が国家に責任を負って国家の独立があると説く。
『人には上下の別があるとする儒教思想に由来する、それまでの日本人の常識を完全に否定する「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずといへり」』
昨日は半年ぶりぐらいで軽登山として高尾山に登ってきました。このことは次のように記事にもしました。
高尾山山麓に向かう途中、チャリを漕いでいてアッカンベーをしたものを拾いました。よく見るとアッカンベーじゃなくてベロを出しているだけなのでこれはアッカンがないただの「ベー」ってやつです。
アッカンがない「ベー」は、『悪漢』も『圧巻』ない『あっ簡』単な「ベー」ので、ちょっとばかり可愛い感じです。もうちょっとベロ出しが短ければて、『テへペロッ』ってな感じにもなる。
しかしながら正式正当な『アッカンベー』とは、人差し指で下瞼を引き下げてからベロをベラベロベムってわけじゃなくて、ベーって出すのが古式作法に則ったアッカンベーなるものなのです。
そこそこ、左の人差し指で、わざわざ右目の下瞼を下げるんじゃない!
そう、左の人差し指で左の眼の下瞼で、右の人差し指で右目の下瞼をさげるんだけど、それ 違うだろう!
両手で両目の下瞼を下げてベロを出すのはアッカンベーじゃなくて、それはオッカンベーってやつじゃないか。
もう、腕を交差させて右左の下瞼を下げてのベロ出しは、難度が高すぎるメッチャラベーって技なんだよ。
君は、いったいどこで、オッカンベーや難易度の高いメッチャラベーを覚えったんだい。
メッチャラベーは、『ベー』の皆伝奥義であるのだからよってに、そう簡単にやられてはわしが困るのだよ。
できれば皆伝的奥義のメッチャラベーをするときは、ベロは鼻の頭へ持って行くのがより高等テクニックになのだ。
そしてベロで鼻の頭の周りをレロレロツレーロってやることにやり、相手に最高の賛辞表することになるのだ。
・・・たぶん、あいつ、メッチャラベーで、殺されかもなw
うんなんで、もへじがチャリに乗れば『ベー』も拾える。
おや、あそこで何か拾っているオヤジがいる。
色の付いた丸いもの?
ゴルフボールじゃなさそうだし、カラーピンポン玉か…
あいや、梅の実だわ!
おお、南浅川の土手に、長房付近では梅の木が幾本か植えてある。
そうか、梅の実を拾っているのだな。
声をかけて、この梅の実を何にするかと聞けば、梅干しにするとかであった。こんな落ちたような梅で梅干しが作れるのかといきなり刮目させられた。
梅の実が落ちている。
買えば金がかかるが拾えば只だ。
お金が落ちているようなものだ。
土手に梅の実が落ちている季節なのだ。
皆さんのお近くにも、自然落下の梅の実が落ちているところがきっとあるはずなのだ。それ、拾いに行きましょう。
今日の今は、取り敢えずは高尾山に登るけど、帰りはこの梅の実をおいらも拾うぞと決心をして、半年ぶりの高尾山登山を急ぎ終えてきた。
梅の木が植わっている場所にやって来ると、今度は別の方が梅の実を拾っている。
負けじともへじも梅の実を拾い出した。
良い梅の実は先行者にすでに拾われてしまっているが、それでもキズが少なめの梅の実を1kg程度は収穫できた。潰れ梅なんてのもあるのだから、漬ける前から少しぐらい潰れてたってどうってことないだろう。
きれいに洗ってビニール袋に入れる。塩をかける。塩の量は梅干しの量の1割程度だ。
塩を振りかけたら、ビニールごと中の梅をかくはんすることで梅全体が塩でまぶされる。
ビニールの口を片側に寄せる。そしてそのビニールの上に小さめの皿を乗せる。
ビニール袋で作った氷嚢を皿の上に乗せて漬物の重しとする。
へへ、これで梅干しが出来ればありがたい。
って、梅干しはどれぐらいの間漬けておくんだあ?
1ヶ月間!
こりゃ、この方法では漬けておくことはできない。
プラバケツを用意する。
やっぱり小皿を乗せる。
氷嚢重しを乗せる。
この後は1ヶ月後のことだ。
今日が6月19日で6月は「西向く侍」の「向く」の6月だから小の月なので、7月20日とすればちょうど1ヶ月後になる。
1ヶ月後に梅の塩漬けが終わり梅干し干しが始まる。
7月20日をGoogleカレンダーに梅干の日としてメモを残しておくとしよう。
この梅干し一個あればどんぶり飯が一杯食べられる。登山の時には一個の梅干しでおにぎりが二つ作れる。いまからよだれが出るぞ、デヘ♪
かくして、なべてこの世は事も無しで二編は終わる。
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