Windows10の絵文字
2020年7月25日
この記事は Windows パソコン向けの内容になります。
序
6月下旬に Windows の自動アップデートで【Windows 10 用の新しい Microsoft Edge、バージョン1803、1809、1903、1909、および2004の更新プログラム】 が適用された。
今回行われていた2004アップデートの更新プログラムで面白い機能が追加されていることが分かった。
なんと MS-IME *1で絵文字が使えるようになったのだ。
この機能は絵文字が Windows で標準に使えるようになる機能である。
文系の方や高齢者的な方は、絵文字なんて幼稚っぽくて使いたくないなんて思ってる方もいらっしゃると思う。文系ではないが、じじいになった私もそうだった。
それでも絵文字ではなくて文字絵というやつは結構使ったことがある。
ところで絵文字と文字絵の違いを分かりだろうか?
インターネットと機種依存文字
静吉は最近は Google の日本語入力を使っているので絵文字なども当然使えるのですが、 Google の日本語入力以前は Microsoft の MS IME を使っていました。だから絵文字は使える種類が限られていました。
それと Windows 95あたりからパソコンを触り出した人や、もちろん Windows 95以前からパソコンを触ってる人では常識であろうが、ローカル*2であるならばいざ知らず、インターネットでは機種依存文字の使用は大いに忌避される時代がありました。
なぜなら機種依存文字が使用してあると、そこから日本語の文字列が文字化け状態になってしまうなんてことが珍しくなかったのです。例えばつぎのような感じになります。
「おはようございます*?LKJ`WMDH{`トへk+LHHP庇…」
挨拶に顔文字的な機種依存文字*3が入っていると文字化けが発生することが結構ありました。機種依存文字の代表は①②などや♡などと半角カタカナがその代表です。
WindowsではWin7辺りかな、もっと前からかもしれないけど文字変換の候補一覧の中に機種依存文字に対しては「機種依存文字」の表記が見られるようになってインターネットでの使用にあたって注意を換気してくれますが、もともと機種依存文字の意味を知らないとそれこそ意味がないです。つまりはインターネットでは使うなです。
ここで注意しておきますとこれはインターネットの話です。ローカルではどんな絵文字を使おうがそれは制限なく自由で問題有りません。
だから機種依存文字を使用した個人のネット情報など、それだけで鼻で笑われてしまうようなものだった。
当時はメールでさえも機種依存文字一文字入っていると、そこから文字化けが発生すしてメールが読めないなんてことも多々あった。
携帯電話の発達で携帯電話でメールをやり取りする時に、半角数字や絵文字などが多用されていましたけれど、それは携帯電話間同士のやり取りで成立してただけで、インターネットではそれらの文字列も当然文字化けしていました。
アップルコンピューターである Macintosh と Windows パソコンではお互いに機種依存文字が違う文字コードがあるので、それらの文字コードを使うと Windows パソコンでは当然のように見えても Apple コンピューターでは文字化けして見えるそんなことが発生することもあったようです。
ただ Windows パソコンのシェアが圧倒的なので、そういった話題はそれほど表立っては出てこなかったようです。
私は Windows 95空の Windows 使いですからアップルコンピュータのことはわかりませんが、次のような丸数字は①②③…⑨Windows パソコンでは普通に表示されて見えてもアップルコンピューターでは違う文字に表示されるということでした。
丸数字は今でも機種依存文字なので本来はインターネットでは使えない文字です。
ですが、最近のインターネット技術の進歩というのか結果的に多少の機種依存文字はインターネットで使っても問題なく表示できるようになってきています。多分にこれは携帯電がスマートフォンになってからより進化した現象だろうと思います。
今では😎こんな絵文字も全く平気です。ただ多用すると幼稚っぽく思われる可能性がなくもないかもしれません。そして公式には一切使うべきではありません。ここでの公式とは、プライベート以外という意味です。
技術的な面での理屈付は専門外なので分かりませんが、現在のインターネットで文字化けなど発生しているページはありません。
それどころか多国言語さえ表示できるようになっています。
ということで Windows 95がパソコンとして多くの人に使われるようになった初期の頃には、インターネットでは機種依存文字による文字化けという現象もありました。
インターネットと文字絵
Windows 95からインターネットは利用されるようになってきた2年間は、インターネットの黎明期でもありました。
静吉も手に入れたばかりのパソコンで、インターネットに自分のホームページを作って遊んでおりました。
出来上がったホームページをヤフーに登録したりして、ヤフーに登録されるとちょっと自慢げに思ったりしたものでもありました。
その頃はまだのんびりした感じのインターネットとも言えたと思います。
今のインターネットはほとんど商売系 です。
個人ブログも日記を書くだけではなく、なんとかアクセスを集めて自分のブログの中に広告を貼り、いくらかの収益を上げることにも夢中になっていたりします。
もちろん静吉もその一人です。
インターネットがまるで広告媒体のページばかりのようになってしまいましたけど、これは Google がそのような戦略を取ったからでもあると思います。
つまりは我々は Google の思うように踊らされている可能性があります。
まあここで Google の戦略の話題をしたいわけではありませんので、インターネットと文字絵について話を戻します。
インターネットと機種依存文字で書いたように、当時はインターネットの文字列に機種依存文字を使用するとホームページに文字化けが発生したりしていました。
メールでさえもインターネットを介してくるので機種依存文字で文字化けが発生するなんてことがありました。
しかしながらそこはよくしたもので、そういった文字化けを直すフリーソフトもあったりしました。
そんなことでインターネットで文字以外に、何か意思表示ができるものがないかと考えられたのが文字絵です。
テキストだけを使った文字絵は別名アスキーアートとも言われます。
一番簡単なのが、1行の中にいくつかの文字や記号を組み合わせて、顔の表情を表すものが顔文字と言われる文字絵です。
静吉も色々な文字絵を作って遊んでいたことがあります。
文字への署名を扱っていたホームページも作っていたことがあり、ネットや書籍でも紹介されたこともあります。
今では絵文字の方が多く使われるようになって顔文字はあまり使われなくなりましたが代表的なものにこんなものがあります。
顔文字
- (^^)
- \(^o^)/
- (´・ω・`)
- m(_”_)m
- ( ^^) _旦~~
これらの顔文字は2ちゃんねるなどでも大いに用いられて、どんどんバラエティが広がって複数行に渡る文字絵も作られるようになりました。
現在1MONAが200円前後になっています。
静吉は2ちゃんねるを見ないのでよく知りませんが、モナーやアスキーアートは結構目にすることがあるので多少は知っています。
2ちゃんねるのモナーやアスキーアートについて、はまたいずれかの機会に触れたいと思います。
インターネットと絵文字
テキストとして認識される絵文字は現状で問題なく表示されるようになっています。
絵文字が普及したのは、多分に、携帯電話間の絵文字の利用がインターネットにまで広がったのだと思います。
その上に絵文字の持つ訴求力ではないかと思います。
インタネット黎明期には、機種依存文字に対して禁忌的なものがネットでは常識としてあったのです。だからこその顔文字が大いに受け入れられたのです。
顔文字が主流のインターネットでしたが、そんな状況が徐々に変わりだしてきたのは Twitter とか LINE とかの SNS ソーシャルネットワークサービスが広まったことだろうと思います。
SNSでは文字絵よりも絵文字が多く使われるようになってきました。
更に LINE ではスタンプ、TwitterではGIFアニメなども多用されます。
それで静吉も今では、すっかり絵文字をふんだんに使用するタイプの文章を書くようになってしまいました。
絵文字などを使用した文章は幼稚っぽいと思われるかもしれませんが、どっこいそうではありません。
絵文字は近い生活の中でありふれているものなのです。
例えば道路標識も絵文字です。
エスカレーターやエレベーター、非常口を表すもの、それにトイレマークも近年では全て絵文字で表示されています。でもこちらはピクトグラムと呼ばれることも多いですがこれも絵で意味を表す絵文字と言えます。
標識などの絵文字は 大きなものですが、インターネットの文章の中では文字と同列に扱う絵文字が対応されるようになってきています。
例えばこんな絵文字を皆さんも見かけたことがあると思います。
絵文字
- 😀😁😂🤣😎😍🥰😻
- 👻🐶🐭🐹👨👩👦🎀⚽📞
- ☎📆⏱🚑🚥🕌🌞💗
- 💢💨㊙🚳♍🈳👮♂️
Twitterなどで使われる絵文字がこれです。
絵文字一個が文字一個分としてあてがわれる様になっているみたいです。使えるのは分かっていてもその仕組は分かりません。
テキストの中では簡単に「そうですか」と書いてしまうと、前後の内容によっては色々な受け取られ方をしてしまうことがあります。
そういった時に絵文字を入れて次のようにするとどんな印象になるでしょうか。
そうですか+絵文字
- そうですか
- そうですか😃
- そうですか😅
- そうですか🤣
- そうですか😍
- そうですか😏
- そうですか😁
- そうですか😣
- そうですか😭
- そうですか😜
- そうですか😠
「そうですか」の一言に絵文字一つを加えるだけで、様々な意味付加し意味を明確にすることも出来るのです。
絵文字一つが随分と雄弁に語るものなんです。
絵文字一つで言葉の使い分けがこんなに可能になるなんて、絵文字って凄いと思いませんか。自分の雰囲気などに合わせて絵文字を取り入れてみると良いかもしれませんが、感情的に見える場合もあるので、使うのは臨機応変が大事です。
絵文字の使い方も多少は注意がいるのは当然ですね。
Windows 10 のアップデートで MS IME でも文字絵が使える
やっとたどり着きました😅
そうなんです。
このブログで言いたかったことは、Windows の Microsoft IME 絵文字は使えるようになったということなのです。
冒頭の Windows Update が完了していることが条件ですが、 Windows で文字を使う場合は、 Windows キーとピリオドキーを押せば文字絵一覧が表示されます。
その文字絵一覧から任意の文字をクリックして文章に挿入することができます。
[ウィンドウキー(窓のマークのキー)]+[る]で!
絵文字パネルが開きます。
はいこれで Google 日本語入力じゃなくても絵文字が使えるようになりました。
めでたしめでたしです。ちゃんと Windows のアップデートが行われていたらですけどね。
んでも、記事が長くなりましたので、急転直下、今回はこれにて終わりにいたします。
この記事は 中高年の星☆爺婆の太陽 静吉がお届けしました😎
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