赤紫色をした果肉を持つその名もブラッドオレンジ。
はじめてその外観を見たときに、これは何なんだろうかと思った。果物でも何なのか区別がつかない感じ。
それに
見た目が
汚らしい!
【久遠寺の枝垂桜】見に行くときのツアーで昼食会場となった【伊豆フルーツパーク】でブラッドオレンジなるものを見かけた。
伊豆フルーツランドは観光バス会社とタイアップしている大型施設で、比較的近年にできたものと思われる。二階が食事会場で、一階が売店となっている。
伊豆に関連したお土産物と、道の駅風に野菜や卵などの物産も販売している。
そしてちょっと引くような、汚い色合いのブラッドオレンジも販売していた。
えっ、オレンジかあ、柑橘系は大好きだけどこれはどうなのかなあって思って、買うのを躊躇してしまう。
実はおいらミカン類(かんきつ系)が大好物なのだ。
ミカンに限らず果物はたいてい好きなんだけど、特に食べやすくて手軽なミカンは大好き。四国の知り合いの方が毎年晩秋に美味しいミカンを贈ってくれるのがうれしくて仕方がないほどにミカンが好きだ。
中もこんな紫がかった色をしている。
でも、さすがにこのブラッドオレンジは買うのは躊躇して、ふ~ん、こんなのがあるんだと思っただけ。買わずに帰ろうとバスに向かいかけたけど、話のタネにしてみるかで買った。
実際に買って食べてみないことには、今後もこのブラッドオレンジについては何も言えないしブラッドオレンジなるものがあるのさえ忘れてしまうだろう。一期一会とかそんな大げさじゃないけど、これも何かの縁だと思ったんだな。
輸入物かと思ったら愛媛県産だそうだ。
旅行から帰ってきてブラッドオレンジはそのまま冷蔵庫に入れておいたけど、今日取り出して食べてみた。手で皮を剥いたらきれいには剥けなかった。
いただいてみると程よい酸味と甘みのバランスがとても良い。
いや、美味しいです。
ブルーベリーとまではいかないかもしれないけど、ミカンでアントシアニン色素であるポリフェノールもたっぷり摂れそうです。それにブルーベリーは数個ならいいけどたくさん食べてたらそんなに美味しくはない。
ミカンならひょいと食べられる。けど、この手のオレンジは手で皮は剥きにくいので、果物ナイフでリンゴの皮を剥くようにミカンの皮を剥いて食べるのだ。
ナイフでブラッドオレンジを剥いたときに、少々ミカンの皮の白い部分が付いていても構わない。皮を剥いてスライスして食べればいい。種はまずないみたいだから食べやすい。ミカンの実を包んでいる薄皮ごと食べるのだ。
この色、確かにどす赤い色にも見えミカンやオレンジとしては違和感があるけど、慣れればブドウやブルーベリーとおんなじ感覚になる。しかも程よい酸味と甘みで美味しい。
まあ、悪いことは言わない。一度食べてみればこの味は癖になる。これもあの時の一期一会の縁である。
見た目が
よろしくなくっても
美味しいものはいっぱいある
見た目がよろしくなかったものが、あまり美味しくなかったとしら、その味がまだ分かるお年頃に達してなかったってことだろう…たぶん。
おいら、そんなお年頃なんだよ、うふ♪
See you.