女房との間に領地戦争が起きている。
この領地戦争は自分には何も加害を与えていないと思っていたけど、女房にとっては自分の生息圏を侵されていてかなり厳しい状態のようだった。
女房は医療関係に従事しているので、時々夜勤があるので十分な睡眠をとれないと体力が持たないのだ。
それは分かっている。
そのうえ女房は睡眠が浅いので私が動いたりすると目覚めてしまうらしいし、目覚めると私がベッドのほとんどを占領して寝ていて、自分は身動きも出来ない状態に陥っているそうなのだ。
私はベッドに入って寝ようと思ったら数分で寝てしまい、その後朝までは目が覚める事はない。寝ている間に火事になっていても、気がついたら焼け焦げになっているタイプというほどに寝ている。
焼け焦げになって気がついてもって、せいぜい人生終わったなとしか分からないだろうけど、それで終わりになりそうな感じでさえある。
そんなわけで女房とベッド領地戦争が発生してしまい、結果数か月間の冷戦状態にさえなってしまった。
そこで解決策を話し合うべく鳩首階段が設けられ、シングルベッドを二台置いたらどうかということになったけど、シングルベッド二台置いてしまうと生活空間が極端に狭くなる。
何やかんやで結論は出ないまま、取り敢えず家具店に行って、どんな解決策が講じれるか検討してみることにした。
3間ほど大型店舗の家具屋を巡ってみました。
一つのアイディアとしては二段ベットも健闘したんですけど、今更子供時代みたいなのもちょっとどうかなとこれはパス。
そうしたところ親子ベッドというのがあることが分かった。
少し高めのシングルベッドの下部にもう一台シングルベッドが収納されているタイプのベッドを親子ベッドと呼ぶようだ。
この親子ベッド実店舗では一台ぐらいしか展示がないけれど、ネットでは安めのものから少し高いものまでいろいろ販売されているようだ。
この親子ベッドなら何とかなりそうである。
就寝時に高めのシングルベッドの下のベッドを引き出して使用するという物なので、シングルベッドサイズだから睡眠時以外は部屋が今までよりも逆に広く使える。
なかなか良いじゃないの♪
別の店舗では中国製という親子ベッドが現品限りで8万ちょっとであった。これをさらに20%オフにしてくれるという。ただ中国製のマットはあまり良くないらしく数年使ったら交換した方が良いそうだ。
ベッドはマットレスが命である。
今使っているベッドはハードマットでスプリングがたくさん入っているフランスベッド。値段もマットの方がうんと高い。その代り長年使っていてもヘタレはない。
この気に行っているマットを捨てるのはもったいない気もするが、これ以上女房との領地戦争を継続させるのは神経戦となってお互いに良くない。
領地戦争勃発とは言え大人同士なので、それでもすぐにベッド購入という早急な結論を出すのではなくて、色々な選択肢を模索しながら最善の方法を執ろうということになりました。
大型家具店と家電店と花屋さんもあるショッピングモールで花を物色しながら車に荷物を積んでいると、駐車場の道路縁石のガード側に薄ピンクっぽい小さな花がたくさん咲いていた。
女房がキレイキレイとデジカメして喜んでいた。
それ「ウンラン」とかいったと思うよ。
ネットで調べたら正式には「マツバウンラン」というそうだ。
※画像マツバウンラン
ウンランは極小さな花だが、とても可憐な感じで、なかなか美しい花だ。
暫し二人でウンランをデジカメしてから帰ってきた時には夕方6時も過ぎていたけど、随分と日が延びたものだと実感した。
さてさて、女房との領地戦争はどのような形で終結するのかな・・・