高尾の森作業小屋広場→景信山→堂所山→関場峠→木下沢林道と低山歩きをしてきました。
グーグルマイマップでコースをご確認ください。
同じコースを行かれる方は所要時間約4時間です。
入山口まで行く時間がかかりますから、最低でもコース4時間に+2時間以上は加算することになります。遠方からいらっしゃる方はさらに移動時間も加算されます。
秋冬の日の暮れるのは早いですから十分注意して所要時間を割り出して、早い下山を心がけてください。秋冬は午後3時、遅くとも4時までに下山できるようにするのがベストです。
高尾駅からバスで小仏方面に向かってください。
日影バス停で下車です。
日影バス停から小仏方面に向かって歩き出し、中央本線のガード下をくぐったらすぐに右に折れ(登り坂)、あとは道なりに行けば小下沢林道に入って行けます。所要時間は15分位かな?
林道は主に低山に杉を植えるための道なので、どこの道も同じようなもので変わりがありませんけどここは木下沢林道です。進行方向左手に木下沢が流れています。
最初のゲートです。ゲートの横に確か三番口があったはずだけど、ほとんど利用されていなくてどこにあるかわからない感じです。
ゲートの脇を通って林道を進んでいきますと、高尾の森作業小屋のある広場に到着です。
この広場が登山口になります。
左が景信山、
右が狐塚峠、
そのまま林道を進めば関場峠です。
小下沢林道を関場峠に行くには、この二つ目のゲートの横をすり抜けて行きます。関場峠まではここから約1時間です。
自宅を出るときは狐塚峠へ登り、関場峠→堂所山→景信山から広場へ下山で回ろうかなと思っていたのですが、狐塚峠から回ると登りが多くなってこのコースだと所要時間が5時間ぐらいかかるので、この時点ですでに午前11時分を過ぎていたので、取り敢えず景信山に行くことにしました。
沢沿いの道をしばらく歩いて行きます。
今年は雨が多かったので水量も多く、その分は水の流れる音も結構にぎやかです。倒れかけている道標に従って右に折れて進みます。
右手に欅の大木があります。
ここは本来は直進(奥の細い欅二本が斜めに生えている方向へ行く)ですが、今回は右手に回る冒険をしてみます。直ぐに「入るな!」のトラロープが張られていましたけど、無視して入っちゃいます。良い子はマネしちゃあだめだよ!
賑やかに流れる沢水の音が下の方になって、やがて沢音も消えました。
「入るな」となっているだけあって、ここはけっこうデンジャラスな道です。この先は途中から踏み跡も分かりにくくなっています。
踏み跡を探しながら登って行くと元の道に復帰する道が見えてきました。ここを左に行きます。
そしてここで先の欅の大木の横を真っ直ぐに登って来る道とやっと合流です。合流か所には倒木が置いてあり、脇道に入り込まないように「入るな印」となっています。
岩がせり出している横を通って行きます。ここがこのコースのちょい難所といえるかもです。
岩場を抜けて、直ぐに振り返って岩場のちょい難所方面を撮影。
岩場のちょい難所を回避したければ、この右手の方から登ってくるのも可能ですが、こちらも本来の登山道から脇道には「入るな」の枯れ木などが置いてあるはずです。
こんなところも私にはちょい恐めな感じのところです。ロープでも一本張ってあると嬉しいですが、ロープに頼ってかえって危険って面もあるので、こういうところを通るのは経験と慣れです。まあ、皆さん普通に通っていますので、私がビビリなだけですw
分岐が見えてきました。
ここを右に行けば景信山ですが、まだまだ登らないとたどり着けません。ここから景信山までが結構な坂なのでしんどいです。今までのはハイキング的ウォーミングアップみたいなものです。
へっへ、ハッハと息をしながら坂を上って行きます。
ここを左に行くと景信山の下側のテーブル設置の場所になります。景信山の山頂は直進です。
はい、景信山上側のテーブル設置の場所です。ここに山頂の標識があります。
新しい標識が出来ていましたが、撮影的には逆光なのです。
次の行く先は、景信山から鳥のみちコース(陣馬山方面)を通ります。
景信山山頂広場のテーブル席です。売店もあるのですが、土日など人出が多い日しか営業していません。ここのキノコ汁が有名だそうです。
ここで午後1時です。欅の大木の直ぐ上を右に曲がって時間20分ほどロスしていますが、ここで昼食休憩を取ります。
昼食をちゃっちゃと摂って出かけましょう。
ここも巻道と堂所山方面と案内板がある。
新しい案内板に従って、堂所山方面右へ右へで登りばっかりのコースを歩かされましたけど、どれもこれも堂所山の登山口じゃない!
心配になっちゃって、一度戻りかけて確認しました。
これなら歩きやすい左のまき道を行った方が楽だったのに、なんだろうこの案内板の分かりにくさ。一体、堂所山の入山口は何処だ、いずれにしても堂所山に行くには左はありえないので、ここでも右に行く!
やっと堂所山のへの入り口。
肝心のこの分岐には案内地図があるだけで、堂所山へという標識がないってどういうこと?
ちなみにここで左に行けば陣馬山方面です。
陣馬山から来ても高尾山から来ても、堂所山を踏もうと思わない限り堂所山には行けません。陣馬⇔高尾山間コースだけだと堂所山は横を通るだけです。なので堂所山へは寄り道になります。城山城跡や北高尾山稜としては堂所山は目標となる重要な山です。
木が石のようになっている木石です。化石の一種だと思いますが、カチカチに硬質化しておらずに崩れやすいようです。古代の木石ではないと思うのですが、いったいいつ頃の木石なのでしょうか。
堂所山分岐です。
左は陣馬山方面、右が堂所山です。ここからはもうすぐ近くが堂所山です。
堂所山の標識も新しくされています。ベンチも新しいのが設置されていました。城山城跡や駒木野バス停から登ってくると、富士見台、杉沢の頭、高ドッケ、板当山、杉の丸、黒ドッケ、湯ノ花山、大嵐山、三本松山、関場峠を経てやっと堂所山です。
関場峠で木下沢林道方面、堂所山から右に向かって陣馬山方面、左へ行けば高尾山へと縦走が出来ます。この縦走が出来れば大体登山中級ぐらいの行動力があると言えるでしょう。
所要時間は富士見台から堂所山まで約4時間ほど。
堂所山から陣馬高原下バス停までコースによりプラス2-3時間。
堂所山から高尾方面に向かうと更に長丁場になりケーブルカーを利用してもプラス3時間以上かかりますし、足で下山するとなるとプラス4-5時間必要です。
これだけの時間を登山できることが出来れば長丁場の登山は何処へでも行けます。でも、岩場やガレ場クサリ場ハシゴ等の技術が不可欠な登山もありますので、そういった所へ行くのはもっと歩く技術を身につけてからですね。
堂所山山頂から関場峠に向かうにはここを降りて行きます。画面中央やや右上に黒い斜め線がありますが、そこが関場峠に向かう道です。けっこうな斜面を下るので滑りそうだなと思ったら、デジカメしながら案の定滑っちゃいましたw
関場峠に向かうにはどんどん下りますが、どこも急な下りです。
笹が見えてきました。
笹が見えてくると関場峠が近いです。
ここが関場峠です。
この時点で午後2時40分です。
ここで地図を広げてみました。ここから狐塚峠を下山するにはコースタイムぴったりで歩いてもジャスト2時間です。少し休憩もとりますから広場に下りれるのは最短時間でも午後5時になります。
広場到着がこの季節の午後5時では心理的圧迫感を感じてしまいますので、今回は狐塚峠に向かうのはあきらめて、関場峠を下って木下沢林道を歩くことにしました。林道なら広場まで約1時間です。ゆっくり歩いても4時には広場に着きます。
木下沢林道です。
もう登山靴は必要ないので、ここでクロックスのサンダルに履き替えました。
これ、日本のホップのようです。
名前は「カラハナソウ」というようで、ホップは「セイヨウカラハナソウ」だそうで同じ属です。カラハナソウは苦味が少ないそうですがこれで代用してビールをつくる方もいるようです。
日本にもホップと同じ植物があるなんて知らなかったです。
岩の斜面が崩れて林道が半分以上埋っていました。落石注意って、本当に崩れて来るんですね。
珍しく木下沢林道に関場峠広場間に先行者の方がいらっしゃいました。
岩から水が噴き出していました。
飲みはしませんが、手と顔を洗いました。
木下沢のミニ滝は二段になっています。
この少し下で木下沢に流れる滝がこれです。登山地図にも掲載されていると思います。
タデの一種の花ですが、先がピンク紫っぽくてきれいですね。
広場から関場峠間の小下沢林道は、行き返りの往復になってもハイキングでも楽しめそうですね。
1時間の林道歩きは長かったけど、第二ゲートが見えてきました。
次は三番口のある第一ゲートです。
日影バス停に着いたのは大体午後4時過ぎでした。
自分はアシストしない電動ママチャリ出来ていますけど、本日の歩数は2万歩でした。随分と歩きました。そして関場峠でエスケープして正解でした。
本当は関場峠から三本松山、大嵐山、湯ノ花山、黒ドッケ、杉の丸、狐塚峠下山としたかったのですが、このコースを歩くなら最低でももう1時間早く動かないとダメです。これからもっと日が短くなるので午前9時過ぎには高尾の森作業小屋の広場まで来るようにしないといけません。
アシストしない電動ママチャリ乗車も入れて約6時間約2万歩は、登山靴がまだ慣れないので結構厳しいです。チャリの時はクロックスのサンダルで移動でした。