本日矢倉沢から高ドッケを回ってきました。
コースも行動も2017年9月21日と全く変わりませんので、登山内容は以下のリンクにてご覧ください。
今回はGPSでログを録ってきてありますので、登山地図と照らし合わせてどういったコースを通っているのか参照してみてください。
高ドッケ
二番口から入ってすぐの小屋に到着が午後12時20分頃でしたので、この小屋でちょっと腹ごしらえをしてから登山することにしました。
腹ごしらえがすんだら矢倉沢にアタックです。
なんだかあっという間に矢倉沢の滝付近まで来ちゃいましたので、沢から直ぐ上にあるだろう登山道に行くために、滝の横の岩場(右岸側)に取りついて登ってみました。
急斜面なのでちょっと苦労しましたが、蔓や木を掴みながら登って行き、なんとか滝を回避するロープ場所の直ぐ上に出る事が出来ました。それでいつものロープ場所をパスすることが出来ました。
2年前は怖いような矢倉沢の斜面のトラバースでしたが、今は入山者が多くなってきて登山道も道幅が広がり以前よりははるかに歩きやすくなっています。
とわ言え、矢倉沢は急峻には間違いありません。
登る時は足を真っ直ぐに出していては体の傾斜(坂に対して垂直に立つための角度)が取れませんので、足先を外に向けて登って行きます。つまり足の位置を逆「ハ」の字にして足首がより自由に曲がるようにしてやります。喜劇王チャップリンの、ペンギン歩きみたいな歩き方で坂道は登って行きます。
降りるときはつま先が内側で今度は正「ハ」の字スタイルで降ります。スキーのボーゲンと同じですね。これで滑り過ぎを防止しながら降りるのです。
より急坂を降りるときは「ハの字」では無く、カニの横歩きみたいに降りて行くと楽で
す。体を右に左にしながらカニ歩きで坂道をずずっと降りて行くのです。この場合はストックが一本ぐらいあった方が降りやすいです。滑りそうなら手近な雑木などを掴みながら、腰を下げつつ降りて行きましょう。
いずれにしても矢倉沢は登り一方の山ですが、矢倉沢を離れ斜面に取りついて急峻な斜面をトラバースで折り返しながら登って行けば、あっという間に富士見台に到着です。
富士見台のテーブルには先客が一人です。
八王子城山から上がってきて駒木野へ下りるそうです。
富士見台で靴の結びがきつめだったようなので少し緩めました。
さあ、高ドッケに向かいます。
杉沢ノ頭はちょっと広くなっていて太陽が出ていれば日当たりの良いところなので、この辺ではモンシロチョウやモンキチョウがひらひら舞っていることが時々あります。前回と今回も蝶が舞っていました。
杉沢ノ頭から高ドッケに向かう途中に、こんな奇妙な形をしたキノコに出会いました。
近くに同じだろうと思う小さめの個体もありました。
撮影でキノコに手が触れたら、ちょっと椎茸っぽい香りがしたような気がしました。このキノコの名前を知っている方がいらしたら、名前を教えていただけると嬉しいです。
さて前回と同様に、高ドッケから南尾根を二番口小下沢林道に下りて行きます。
枯れ枝をストック代わりにし、カニの横降りで前回より楽に降りる事が出来ました。それでも手近な雑木も掴んで下りて行かないと、ちょっと怖い急傾斜なので雑木のリレーしながら雑木からも手を離せません。
高ドッケ南尾根は、この辺がいかにも尾根らしくて尾根であることがよく分かる場所です。尾根から外れると左右とも急峻です。
高ドッケ南尾根歩きが終わると、こんどは斜面を左右にトラバースしながら木下沢林道に向かって降りて行きます。
この出会いは左へ行けば一番口、橋を渡って行けば三番口へ行きます。切った丸太が無造作に積んであるところを入って行けば二番口になります。
二番口に出る前に小屋で小休憩しておにぎりを頂きました。普段は山に入るとそんなに食欲がわかないのですが、今日はなんだかお腹が良く空きます。
午後3時20分登山終了です。
約3時間の登山で登山口までの往復を入れても1万歩も歩きませんでした。もう少し歩いているのかと思いましたけど、意外と歩けてないものです。
*1:
2017年10月6日金曜日
調べてみましたところ、このキノコはどうやらシロアンズタケのようです。
シロアンズタケは食用になるようですが、国産のアンズタケには毒性が見られるようです。シロアンズタケの方は西洋では貴重なキノコとかですが、キノコには毒性が強いものが多くあり、それにキノコの判別も紛らわしいので、へんに食指を動かさないのが一番です。自然で見かけたキノコは、先ず食べれそうとか考えず、採取しないことが大事です。へたに採取すると、ちょっとだけ食べてみようかななどと言う甘い冒険心が人間にはあるので要注意です。