日影バス停から小仏方面に向かって、中央本線の高架下を潜り抜けます。
潜り抜けて右手に曲がると緩い上り坂で、少しの間中央本線と並走する感じに道があります。
緩い坂を登りきると道は左に大きくカーブして、中央自動車道の高架下を抜けて行きます。
中央自動車道の高架を抜けると道は大きく右手にカーブし砂利道になります。この右側が木下沢梅林です。梅林の反対側に伐採した木を一時ストックするための置き場所があります。プレハブのような小屋の建っている場所です。
この伐採木の一時ストック場の中に景信山東尾根ルートの登山口があります。
この画像左手奥がその登山口になります。
で、不思議なのはこの2つのピークに見える山です。
地理院の地図で見る限り、近くにふたこぶ山的な特徴のあるピークは見られない。
景信山東尾根コースは赤い線で描いたようなコースになる。
このライン上にあるピークは先の478と581の2つですが、その距離は登山道に沿って歩けば約1km程の距離で、直線的で計れば約927m。
この画像は尾根を横から見ている状態だから、ふたこぶのピークとピークがこの時点で約1km近くも離れているわけはないし、478m地点から581m地点へは比較的緩い登りになっているのでこんな形状にはならない。
だから左のピークが478m地点で、右のピークが581m地点というのは完全に違う。
するとどこか別のピークが見えているのかと思ったりもしたけれど、東尾根の登山口近くだから、この近くによほど高い山でもない限りは、この尾根が邪魔をして視界には入ってこないだろう。
それで地理院の地図とにらめっこしていて、478m地点の登山口寄りの尾根部分が隆起しているので、これでふたこぶ山に見えているのじゃないかと推測してみた。
2か所の直線距離は約218mだ。478mのピークに対し、ピークに見えるもう一方の標高は430m以下だ。小さな尾根に50mに近い標高差があれば、見かけでふたこぶ山風にならないだろうか。
距離的にもピークではないピークの位置は道路端から300m未満だし、478ピークは同じく道路端から540mほどで位置関係は悪くない。
こちらはYAMAPのログです。(たまたま当日はスマホを二台持ち込んでいました)
a.は、478mピークの前尾根
b.は、478mピーク
c.は、581mピーク
d.は、景信山
0Km地点で高さ220メートルのふたこぶ山高速側ピークの裾野から、1.7Km以上先の581mピークは見えるはずもない。景信山の方向を見ても目の前にあるのは478mピーク尾根の壁しか見えない。
高度距離グラフで、b.の478mピーク からc.の581mピークへは緩い登りになっているのが分かるだろう。
地理院の地図機能で3D表示にし、3Dポリゴンをぐるぐる回し、立ち位置から見たとしたらこんなふたこぶ山風な感じになった。
盛り上がっている2つのピークがふたこぶ山に見えるよね。ましてすぐそばの麓から見上げるのだから、478m地点のピークの手前の尾根がピークになって見え、それでふたこぶ山的な景観になっているのだと思う。
どうだろうか、ちょっと強引な見解だったかもしれないので、だれかあのふたこぶ山的な意味を分かる方がいたらどうかご教授願いたい。
次回にもう少し丁寧に観察してみたいと思います。