今日は、矢倉沢から富士見台を経て高ドッケ南尾根下山をやってきました。
出かけるのは随分と遅くなり11時過ぎになっちゃいましたけど、たぶん短時間で登って降りられるコースだったと思ったので、時間が無くなれば矢倉沢を富士見台まで登ってまた矢倉沢を 降りてくればいいやと思って出かけました。
同じコース過去記事です。
これと逆コースも何度かやっています。
小下沢林道矢倉沢コースへの一番口に着いたのは11:45分です。
筋トレ号(アシストしない重いだけの元電動自転車)ですから登山口に着いただけで少々へろへろ状態ですから、最初はゆっくりと歩を進めて登って行きます。
左がトイレ、中央右寄りの太息の後ろに暗く見えるのが東屋で、更に左端にちょっと写っているのが林業道具置場のようです。
その林業道具置場前が登山道で、直ぐに渡渉ポイントとなりますが、矢倉沢はたいていは99%枯れ沢状態です。ただし大雨が降った時は急激に水量が増して暴れ沢状態になると予想されますので、そんなときは近寄らない方がいいでしょう。このへんの沢は全てそんな沢ばかりだと思います。
沢を登って行くのですが、意外に歩きやすいです。
時々、左岸(沢を登って行っての右側)にエスケープ道がありますので、歩きにくそうになって来たな思ったら、そこにはエスケープ道がありますのでよく見てください。
下の画像で、矢倉沢は右側で中央は斜面をトラロープ(黄色と黒の模様のビニロープ)を手繰って登って行く場所です。矢倉沢はこの少し先で大きな岩場(岩滝)にぶつかりますので、その岩場を回避するためのエスケープの為の斜面登り場所になります。
最初は左一本のロープですが、直ぐに右にもう一本ロープがありますので二本利用して登って行きます。
トラロープを使って斜面を登りきると、右手に矢倉沢を観ながら少しトラバースします。この右下が岩滝です。沢は枯れていても岩滝にはちょろっと水が流れ落ちていることがほとんどです。
再度矢倉沢に降ります。
奥の杉の木2本の幹の白いペイントのところからトラバースして、富士見台へ向かいます。
矢倉沢に倒れ込んでいる倒木を越えて、奥の白いペイントのところまで行ってください。
昔は『矢倉市』だったのかなと思ったけど、どうもこれは人名で『矢倉市行(やぐらいっこう)』と読むようだけど、そうするとここは矢倉さんの所有地だったんだろうか?
矢倉沢よりも大変なのがここから先です。
こんな傾斜地をトラバースしながら富士見台へ向かって高度を上げていくのです。
足場はもともと崩れかかっているような場所です。
慎重に歩を進めないと、滑ったら矢倉沢まで落ちちゃうかもしれませんw
ここまで来ると急傾斜のトラバースはほぼ終わりで、ホッとするところです。ここで撮影してみたところ急傾斜過ぎて沢側が見えないほどです。
ちょっとした小ピークになっていてホッとするところ。矢倉沢からここまでは小さいけどピークはここだけ。
ここピークは勝手に「へのへのもへじ山」としているところです。富士見台はもう少し先なので、ここで少し休憩して行きましょう。
倒木の下をくぐれば北高尾山稜縦走コースと出会います。
ここから左へ少し行ったところが富士見台です。
富士見台というだけあってさすがに富士山がきれいに見えます。晴天でも、ガスってなくて雲がない時だけですけどね(笑)
一番口から矢倉沢を登ってきて約1時間のコースでした。
1時近くになったので遅めの昼食を、富士見台に用意されているテーブルでいただきます。先客が二組で3名様いました。
このほか4名ほどお見かけしたので、今日は人出が多い方です。このコースでは普段は誰にも会わないなんてのもざらです。
午後1時には、食事と休憩を済ませ高ドッケ南尾根ルートへ向かいます。
キジョランの種です。
風があると直ぐに飛んで行こうとしちゃいます。
標高567メートルとなっている高ドッケです。
高ドッケ南尾根ルートは、高ドッケから少し狐塚峠方向へ行って高ドッケより標高が約37メートルほど下がったところにあり標高530メートル程度となります。ここの地点で右に直角に下り曲がるような感じで北高尾山稜縦走コースになります。そちらへ行けば板当山方向になり関場峠、堂所山と行けます。
高ドッケ南尾根は落ち葉が積もっていて、斜面をずるずる滑るように降りていくことになるので、滑るスピードを殺すにもストックがあった方が楽です。
ストックを使いつつ、開いている手でその辺の臓器を掴みながら、うんと慎重に下りて行きましょう。
ここは、本当にずるっこずるっこと滑るように降りる事になります。高ドッケ南尾根ルートは基本的に尾根なので、コースを外れてやや斜面にいると思ったら尾根にもどって下さい。
ストックでスピードを殺しつつ、ずるっこずるっこと滑りながら南尾根を下りくると、こんどは斜面を右に左にトラバースしながら高度を下げて行きます。
トラバース道はかなり崩壊が激しくて、どこがトラバース道か分かりにくいほどですが、それでも注意していれば、折り返していくトラバース道が何とかわかると思います。
ここでは、かなり何度も右に左にと折り返します。
最後のトラバースは少々長めですが、長めのトラバース道であれば、そこは間違いなく沢に下りて二番口に繋がるルートです。
トラバースが終われば沢に下りる道です。
この二本の杉の間から沢に下ります。
ここの沢もほぼ枯れ沢状態です。大雨や雨台風などの時にはかなり激しく流れる沢になると思われるのはここも矢倉沢も同じです。
杉の木橋が見えてきました。
杉の木橋を渡って右に行けば三番口へ行けます。このまま真っ直ぐ降りて行けば二番口です。
私は一番口にチャリを停めてあるので、二番口に下りて小下沢林道を歩いてもいいのですが、いざないの道を歩いて一番口に戻ります。
我が愛筋トレ号様様がおいらの帰りを待っていてくれてます。
14時15分。
矢倉沢、富士見台、高ドッケ南尾根間の登山に要した時間は正味2時間30分でした。
これに筋トレ号でここまで来るのに約1時間。帰りが40分位ですから合計で4時間10分の所要時間となります。
何度も言っているけど、我が筋トレ号では漕ぎ疲れて、登山口に来ただけで相当にへろへろ状態なんです。
そのうえで矢倉沢は急登だし、高ドッケ南尾根は急登下りだし、時間的には短いけど本当にけっこう疲れました。
高尾山周辺の山々は、低山でもこんな場所もあるからけっこう侮れないところです。
そりゃあ有名な山々にも行きたいけど、行くには時間もお金もかかるからさ。
チャリで行ける近くでこれだけ遊べる場所があるっていうのは、そりゃあ良いものだよ。