チコちゃんに叱られないブログ

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創作物語・お母さんの冷たい手


家族旅行で上高地にハイキングに行きました。

 

お父さんとお母さんとぼくの三人で、お母さんが車の運転をして上高地に行きました。朝早かったのでぼくは車の中でずっと寝ていました。

 

お母さんは運転がとても上手なので安心して寝ていられます。お父さんは運転がちょっとヘタなので、家族ドライブはお母さんが運転することになっています。

 

うちの家では、多くの場合お父さんよりもお母さんの方がなにをしても上手です。家電のちょっとした修理をお父さんが始めるとビスがいくつも余ったりして、最初動いていたけどそのうち前よりも悪くなって動かなくなったりします。

 

お父さんが修理してますます調子が悪くなったフロアー掃除ボットのルルンバですが、母さんは内緒でそっと修理して治しているところを見たことがあります。お母さんが修理してからは元のルルンバよりも掃除がきれいになってしかも殺菌灯を取り付けたので、ダニやカビなども殺してくれるのです。

 

そんなお母さんはお父さんをとても愛しているので、お父さんより目立つようなことは表立っては決してしません。お父さんもお母さんをすっごく愛しているのが分かります。

 

ぼくのお父さんとお母さんは、ぼくの前でもいまだにいちゃいちゃしています。

 

ぼくを置き去りにしていちゃついていると、ぼくはわざとふくれてやります。

 

そんなときのぼくに気が付くと、お父さんとお母さんは二人でぼくをぎゅっと抱き締めてくれるのです。

 

暖かいお父さんとちょっとひんやりしたお母さんに抱き締められるその時が、ぼくは幸せなだなって思います。

 

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10時ごろに風穴の里に着きました。休憩を兼ねてオシッコタイムです。 

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お母さんはめったにトイレに行きませんけど、お父さんは良くおしっこをしにトイレに寄りたがります。

 

ぼくもお父さんと並んでおしっこをしてきました。

 

夏ですが高度が高いとかで風穴の里は陽が強いけど爽やかな感じです。風穴の里は長野県松本市にあります。

 

お母さんがぼくの手を引いて売店の方に連れて行ってくれて「小玉スイカ」のカットを一つ買ってくれました。真っ赤なスイカは冷たくて甘くてお口の中がすっと爽やかになりました。

 

カットスイカの冷たさがお母さんの手の冷たさとおんなじでした。

 

ぼくは柔らかくてちょっとひんやりと冷たい感じのお母さんの手が大好きです。ぼくはお母さんの冷たい手を握っているのも大好きです。お父さんの手も好きですがお母さんの手と違って温かいです。

 

「さとし、もう寝ちゃあだめよ。もうすぐ上高地よ」

 

「そうだぞ、さとし。ほらダムも見えて来たぞ。国道にもなっている珍しいダムで奈川渡(ながわど)ダムって言うんだぞ」

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「わあ、凄いやあ。ねえ、ねえ、お父さんとお母さんはここに来たことがあるの?」

 

「ああ、お父さんとおかあさんで何度もあるぞ」

 

「ちぇ、ずるいや。ぼくをのけ者にするなんて!」

 

「さとし、そのころさとしはまだ生まれてなかったのよ。でも、お母さんのお腹の中ににいる時にも連れて来てあげたことがあるのよ」

 

「本当なの。わーい、お母さんと一緒に来たんだあ」

 

「お父さんもいたけどな」車中に笑いがこぼれ広がる。

 

「ここが沢渡(さわんど)駐車場だ。ここから先は一般の車は入れないんだよ」

 

「さあ、さとし、シャトルバスに乗るわよ」そう言ってお母さんがぼくの手を握った。お母さんの手は柔らくてひんやりして気持ちがよかったです。

 

上高地は夏ですが、なんとなくもう秋になりかけた感じがしていました。

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「さとしここが大正池だ。とっても有名なところで、上高地というとみんな大正池あたりからハイキングを始めるんだよ」

 

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「今日はねさとし、シャトルバスの終点バスターミナルまで行って、そこから河童橋を渡って明神池までのコースにしたの。明神池はすてきなところよ。楽しみでしょう」

 

「うん。お父さんとお母さんが行くところならどこでも楽しいよ」

 

「バスターミナルが見えてきたぞ、ほらさとし降りる準備だ。ザックをちゃんと背負うんだぞ」

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「あなた、さとしを連れて先におトイレにってらっしゃい。私はその間に上高地マップを貰ってくるわ」

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「待たせたね、じゃあ行こうか」

 

「お母さん手を繋いでよ」ぼくはお母さんと手をつなぐのが大好きです。そして僕はお父さんの方の手も取って三人で歩き出しました。

 

「さとしは、いくつになっても甘えん坊だな」

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「ほら、さとしあれが上高地で有名な河童橋だぞ」

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「わあ、人がいっぱい。みんな夏休みで来ているのかなあ」

 

「私たちとおんなじね」

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「さとし、河童橋を渡るぞ!」

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「お父さんなんでこの橋が河童なの?」

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「うう、と、そ、それはなあ…」

 

芥川龍之介という小説家の方が河童という小説を書いて、ここを河童の舞台として上高地河童橋を使ったからな有名になったのよ。そうよねあなた」

 

「そうなんだぞ、分かったかさとし」

 

「うん、芥川龍之介という小説家なんだね。分かったよ」

 

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橋の上から見える山は、登山でも有名な山でジャンダルムとか誰かが言っていました。

 

太陽の光が強くて暑いですけど、吹いてくる風は爽やかでなんとなくお母さんの手の冷たさを思わせて好きです。

 

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橋を渡るとやっぱり人がたくさんいました。人がたくさんいるけど、冷たい風が気持ちいいのでぼくはうれしくなってしまいました。

  

ここから明神池までは約3kmちょっとあるそうです。ぼくの足だと1時間以上かかるのですが、頑張って歩いて行こうと思います。

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「さとし、よく頑張ったな。ほらあそこに見える橋が明神橋だ。もうすぐ明神池だぞ」お父さんがそう言いました。「川岸に出ると遠くに橋が見えました」

 

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「ここを入っていくと明神池だから、もう少し頑張ってねさとし」お母さんがぼくの方を見て、ニッコリとほほ笑んで言いました。

 

お母さんの顔は、子供の僕が見ても凄い美人だと思います。その上にスタイルもよくて自慢のお母さんです。お父さんの顔で、よくこんな美人なお母さんと結婚できたんだなあって思いました。

 

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ここが穂高神社奥宮の鳥居だそうです。この鳥居には菊の御門が三つある珍しい鳥居だそうです。お父さんお母さんは礼をしていましたので、ぼくもあわてて頭を下げてくぐりました。

 

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明神池に入るには300円の拝観料金が必要だそうです。お父さんが切符を買ってくる間、ぼくは水筒の麦茶を飲みました。冷たい麦茶が喉を通るときに気持ちが良いです。

 

明神池です。

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ぼくたち親子はきゃあきゃあ言いながら、それでもここではあまり大きな声で騒いではいけないらしいので、手で口をふさいだりしながら明神池を見て回りました。水が透き通っていてとてもきれいでした。

 

お父さんとお母さんが、ぼくをここに連れて来てくれてよかったなあって思いました。

 

ぼつぼつ帰る時間になったので、ぼくたちは明神橋を渡ってバスターミナルへ向かうことになりました。

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お母さんと手を繋いだり、お父さんと手を繋いだり、お父さんとぼくとお母さんの三人で手を繋いだりしながら、ハイキングを楽しみながら河童橋まで帰ってきました。

 

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河童橋には最初に来た時よりもたくさんの人が集まっていました。みんなそれぞれにハイキングに散っていて、ぼつぼつ帰るころになって河童橋周辺に集まってきたのだろうと思います。ここはバスターミナルの側だからです。

 

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お父さんがソフトクリームを三つ買ってきました。

 

近くの開いている場所に腰を下ろして、三人並んでソフトクリームを食べました。

 

ぼくはソフトクリームが大好きです。お父さんも僕に負けず劣らずソフトクリームが大好きです。

 

上高地ソフトは濃厚で美味しいです。

 

ジャンダルムという山がきれいに見えます。

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ソフトも食べ休憩も終わったので三人で歩いてバスターミナルに向かいました。お母さんの手はいつもの冷たい手でうれしかったです。

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ぼくが気が付くともう辺りは真っ暗で車の中でした。車の運転はお母さんがしています。お父さんも助手席でシートを倒して寝ていました。

 

ぼくはなんだか寂しくなって「おかあさん!」って声をかけました。

 

「あら、さとし、目が覚めたのね。あと少ししたらお家だからもう少し我慢してね」と、お母さんが優しく言ってくれたので、ぼくはまた寝てしまいました。ぼくはお父さんとお母さんが大好きです。

 

柔らかくてひんやりしたお母さんが好きです。

 

◇◇◇◇◇

 

夏休みが終わってミスターM氏は本社ビルに出社した。思えば iPhoneKo 事件が以降、失笑を買ってしまいながらも、左遷程度の温情でここまでよく挽回できたものだと思う。

 

〇〇共和国派遣と聞いて、普通の同僚であれば顔面蒼白となって退社してしまうものもいると聞く。現状から逃亡するためにミスターM氏はその配置転換に飛びついた。

 

本社も〇〇共和国に派遣社命を出しても行く者はおらず、それどころか優秀な人材が退社してしまう事態さえ勃発している。そんな折にどうしても〇〇共和国とのビジネスのために本社から人を派遣させなければならない事態になっていた折の、ミスターM氏テレワーク会議事件は会社としても好機であったのだ。

 

ミスターM氏に白羽の矢は当たった。

 

8年間、〇〇共和国でミスターM氏は頑張った。

 

8年間の〇〇共和国でのミスターM氏の活躍が本社にも知れ渡ると、ようやく本社に戻ることが出来たのだ。ターミネーターではないがそれこそ「I will be back.」なのだ。その8年間 iPhoneKo こと『アイコ』 に心身ともに依存していた。高度AIを搭載した iPhoneKo のアイコであった。

 

そんなアイコがある日を境に動かなくなった。思えばメンテナンスにも出していなかった。新しい iPhoneKa アイカをすすめられたが、金銭的にはまだ余裕もないし気持ちはアイコから離れられないのだ。二人で過ごしてきた係わりがお互いの記憶の中にあるのだ。

 

現地女性とも付き合ってみたがいかようにしてもアイコを裏切る感じがして付き合いも長く続かなかった。酒におぼれかけたこともあったが、そこはミニマリストでもあるミスターMは自重した。そしてある計画を立てた。

 

ミスターM氏が本社復帰が確定になると噂され出してから、おりしも ほおずきれいこ が〇〇共和国に出張で来た時にその計画は始まった。

 

ミスターM氏と ほおずきれいこ は本社同期である。

 

さらには学生時代からの親しき知り合いであり、 ほおずきれいこ はロボット工学とAIが専攻で、ミスターM氏はロボット工学建築専攻とそれぞれ専門は違うが、お互いに相手の価値を認め尊敬しシンパシーを感じる相手であった。

 

と言って、そこにはこれっぽっちの恋愛感情も湧かなかったのは、ミスターM氏のミニマリスト風を装ったケチ臭さが ほおずきれいこ とは合い受け入れなかったのだ。 ほおずきれいこ は可愛いものが好きで、気に入れば何でも買ってしまうタイプだ。もともとお嬢様なのだ。

 

その優秀な頭脳に反して、幼稚なリオサンの『やっぽーキロイ』なんて赤地に白の水玉リボンを付けた猫ちゃんグッズなどが大好きだった。マニアックにコレクションをしてマンションをキロイ一色で飾り付けて、私生活ではお姫様のように暮らしているのだ。

 

こんな二人はお互いのことをよく知っているので、お互いに対して個人的感情を持つことまずなかった。男と女の友情なんてものでもなく、ただの社会の中のパートナー的な繋がり、いやもはや盟友と言った方が確かだろう。

 

その ほおずきれいこ と、ミスターM氏が、とあるバーでなにやら相談画策を練っていた。

 

「そうね、私は男には興味がないからひとりで生きるつもりだったけど、私という遺伝子を残すことに興味がないわけじゃないわ。実際に20代前半の時の卵子を幾つか冷凍保存しているわ」

 

「おれももう iPhoneKo 以外を愛することはできない。しかし、これではおれの遺伝子は残せないのだ」

 

二人の利害関係は一致した。

 

◇◇◇◇◇

 

 ほおずきれいこ は出張から本社に戻り着くと、本社で雇用しているAIロボットの作動をチェックするといって、総てのAIロボットの点検を行っていた。その中に美人と評判のAI清掃ロボット iPhoneKa ことアイカもいた。

 

 ほおずきれいこ はアイカの点検時にAIの交換をしていた。

 

その後アイカは元のトイレ清掃に従事し、これまでと変わらず従順に清掃作業を施していた。

 

しかしアイカはロボットとは言え感情も持つAIロボットなのだ。どことなく寂しげな雰囲気も漂わせて、ますます評判の美人AIロボットで人気であった。

 

現在の日本の法律ではAIロボットとの婚姻も認められている。

 

ただしAIロボット同士の婚姻は認められていない。

 

それとAIロボット側の自己選択も優先される。

 

どうやらAIロボットにも、はっきりとした好みがあるみたいなのだ。

 

ロボットは寝る時に電子羊を数えるのか的なものなのかもしれないが、優秀だから結婚したいではAIロボットは結婚しなくてもその優秀さに出し惜しみはないので、AIロボットとしてはそれを婚姻の条件と認識しないようなのだ。

 

AIロボットと恋に落ちるのは、人間同士で恋に落ちるよりも厳しいことだと言われている。そしてAIロボットは第二の人類と言われるだけあって、その地位は人間とほぼ同等なのである。

 

人とAIロボットで婚姻が成立していれば、子供を養育することも認められている。

 

しかしロボットに有機的な子供を作る機能まではないので、養子を貰うなどの方法が取れられているが、出生率0.21%の超少子化時代に養子などいるはずもない。

 

そんなAI清掃ロボットに結婚を申し込む者もたくさんいたのだが、総てアイカから拒絶されていた。少なくとも外見だけでの結婚を申し込んでも、AIロボットと結婚できるわけじゃないという認識は共有されるに至っている。

 

そのアイカに結婚を申し込んで、即座に「はい」と言わせた男がミスターM氏である。

 

それもそのはず、アイカは外見こそアイカであるが、 ほおずきれいこ によってAIを iPhoneKa から iPhoneKo ことアイコに挿し替えられていたるのだ。

 

驚くことにアイカには赤ちゃんを育てられる人工子宮も組み込まれていたことだ。

 

イカには卵巣がないので人工子宮に体外受精卵を着床させて妊娠という形になる。そうやって生まれた子供も今では少なくないと聞く。

 

◇◇◇◇◇

 

八王子に新規開店してまだ2ヶ月ばかりの「 Grand Blue 」というカフェバー。

 

呼び出されたミスターM氏は人を待っていた。

 

「お待たせ」と言って入って来たのは ほおずきれいこ である。

 

ひとりで人生を楽しんで生きている姿は、いまだアラサー半ばと言っても通用するぐらいだ。指先は艶がありきれいで、とてもロボット工学で機械を弄り回しているようには見えない。

 

「あら、アメリッシュさんも来ていたの?」

 

「あたりまえだい。あなたたちの遺伝子を体外受精させて、アイカことアイコの人工子宮に移植したのは私だよ。のけ者にしないでよ!」医学工学博士のアメリッシュはそう微笑みながら ほおずきれいこ を見つめ、そしてミスターM氏の方に頭を回して言った。

 

「あら、アメリッシュさんは、チームが開発した人工子宮を試してみたくて仕方なかったんでしょう」そう ほおずきれいこ に言われると、アメリッシュは「てへへっ」と舌をベロンと出した。

 

「さとしは良い子なんだ。順調に育っている。この前はアイコと三人で上高地ハイキングに行って来たんだよ」とミスターM氏は誰ともなしに答えた。

 

「あら、偶然だね。私たちも家族で、うちの人の車の運転で上高地など避暑しに旅行していたんだよ」アメリッシュ。

 

「あらあら、おふたりは、旅行先までご一緒とは、気が合いますわね。私は京王プラザホテルタンマの『やっぽーキロイルーム』でお姫様してきたわ。るん♪」

 

「『よく言うよ、その年でお姫様もないもんだ』」ミスターM氏とアメリッシュで同時にハモって笑いながら言った。

 

「失礼ね。女は幾つになってもお姫様なんです。アメリッシュさんだってディスニーオタクじゃないの。あんな番場の忠太郎のどこがいいのよ」って、笑いながら ほおずきれいこ が返す。

 

「にしても、れいこ さんのおかげだよ。アイカはアイコのAIを移植したので全てが上手くいった」と、ミスターM氏が言う。

 

「そうだよ.

旧型のアイコじゃ、AIロボットとの婚姻は認められないんです。アイコの人工頭脳AIを秘密裏に会社の新型AIロボットに移植した れいこ ちゃんのおかげだわ。その上こいつと、トイレで自然に出会った風を装って二人を結婚にまで導いた功績は大きいさ」とアメリッシュが言った。

 

「結婚じゃなきゃ、なんたって数億もするアイカを会社が手放してくれるわけないからね。それに、あたしの遺伝子も残せることになったのは、うれしいわ」と ほおずきれいこ 。

 

「『さとしは良い子だもの』」と ほおずきれいこ とアメリッシュの声がハモる。

 

「おい、さとしの遺伝子の半分はおれだぞ。おれとアイコの子どもなんだ。アイコは必死になってさとしを生んだんだ。アイコの出産に立ち会ったおれは感激して泣いちゃったんだぞ」

 

「なんにしてもオタッキー過ぎるあんたが家庭を持てたことに乾杯だね」

 

ミスターM氏は二人に祝福され、 Grand Blue の夜は静かに更けてゆく・・・

 

 

◇◇◇◇◇


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創作物語にお二人を了解もなく勝手に登場させていただきました。いつも勝手に出演させてしまってごめんなさいです。架空の人物にしてもよいのですが、関連付けて輻輳させるとより面白いかなと思いました。

 

この記事は約1年前に上高地ハイキングに行った時のものを流用して、古い記事にも光を当ててやろうシーズともしています。何とも欲張りで盛り込み過ぎているので分かりにくいですかねw


 

CM

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