自分はちょっと滑舌が悪いと思っている。
いや、思っているだけでなく、実際に滑舌が悪いのだ。
それで苦手な言葉や文章を集めてプリントアウトしてトイレに置いておく。トイレに入るたびにその文字列を読んで滑舌を良くしようと努力している。
いつの間にか寿限無寿限無も暗記し、やがては外郎売もほぼ暗記していたものだ。そのためか寿限無寿限無なら今でもすらすらと言葉が出てくるが、外郎売になるとちゃんと暗記できているか最近は少し怪しくなってきた。
早口言葉で「カエル ぴょこぴょこみぴょこぴょこ あわせてぴょこぴょこむぴょこぴょこ」というのがあります。
こんなの言えるだろうと言ってみると、なんと「カエル ペコペコ三ペコペコ 合わせてペコペコ六ペコペコ」的にしか舌が回らないのです。この「カエル ペコペコ三ペコペコ 合わせてペコペコ六ペコペコ」だって言い回すのは難しいですけどこんな風になっちゃうのです。
「ぴょこぴょこ」と言えないのが悔しくて悔しくて、「ぴょこぴょこ」と言えない自分が情けなくてより悔しくて、自分の舌を抓り上げたいほど悔しいのです。
それが繰り返し練習していると、それでも何とか言えるようになったのです。
前に言えなくて「カエル ペコペコ三ペコペコ 合わせてペコペコ六ペコペコ」ってなっていたけど、今やってみたらこっちの方が逆に言えないわw
この辺は色々と練習したので今はそれほど難しくはないです。
最近はあまりやっていないけど外郎売の練習のお蔭で、けっこう人が言えないような早口言葉でも、以前にたくさん練習したので今ではそれなりに言えます。外郎売には早口言葉がたくさん入っているのです。
しかし言いにくい言葉って本当にたくさんあります。
言いにくい言葉は、人によって微妙に違っているところがあるようです。自分には言い難くい言葉でも、それは他の人はすらすら言えていたりとかです。
自分は自分にとって言いにくいそんな言葉を発見すると、メモっておいて後でパソコンのメモ帳に書き留めておきます。そして必要があればプリントアウトしてトイレに置いておきます。
メモ帳はWindowsのスタートアップメニューで、その他のプログラム→アクセサリ→メモ帳にあります。デスクトップで/を右クリックしても、コンテキストメニューから新規作成でメモ帳が作れます。
なぜ言いにくい言葉が見つかるかというと、たまに新聞などを音読してみるからです。その時に言い難くて何度か読み返したりする言葉で、三度読んでもちゃんと読めない言葉は、自分にとって言いにくい言葉と認識します。
最近集めた言いにくい言葉はこれらです。
- ノルアドレナリン
- 火星探査車
- 白装束集団
- 二匹
- 見守って
- 怒りたくなる
- 見回す
- 高かった肩叩き器
- 年齢を忘れさせ
- 何々を書かせた
- 社内公用語化が進む
- 語学部専任部長
- オリジナル
- 書き続けてきた
- 改めて見渡したとき
- 支払われた
- 何が彼女をそうさせたか
- きゃりーぱみゅぱみゅ
白装束集団は「しろしょうじょくしゅうだん」なんてなっちゃいやすいですし、ノルアドレナリンは「ノルアドレナニン」となっちゃいます。アドレナリンの場合は、ちょっとアドレナリンの「ナ」の発音を強めにするか、ここで軽く止めるとかすると言いやすくなる感じです。
自分は基本的にカ行、ラ行が弱いみたいです。
白装束集団やノルアドレナリンのように言葉そのものが上手く言えないのと、言い回しにくい言葉とは違います。二匹・見守って・怒りたくなる・見回す・などは自分にとって言い回しにくい言葉です。
滑舌が良くないから滑舌の練習をするのは、今更アナウンサーになるとか、読み聞かせの朗読をしたいからとかではなく、単に自分自身への挑戦なだけです。いくら自分自身の挑戦と言っても出来ないこととできることはあります。
ジブリアニメ「紅の豚」では無いですが「飛はねえ豚はただの豚だ」と同じで、自分にできることぐらいは自分でやっていたいと思っているからです。
このジブリアニメ「紅の豚」の主人公に、恋人と思われるジーナが電話で「マルコ、今にローストポークになっちゃうから」って言うのですが、このセリフ凄くしゃれていますけど、やっぱローストポークでは豚ですねw
豚ではどう抗っても飛ぶことはできませんが、実際的なそういった意味ではなくて、誰であれ飛べるだけの気持ちがあるかどうかという宮崎さんの洒落なのでしょう。
しかし滑舌が悪い原因は色々あると思いますが、私の場合は舌が分厚いのが原因じゃないかなあなんて考えています。
肉厚な私の舌は、タン塩焼きにして食べたら、肉厚できっと美味しいのではないかと思います。だから滑舌でたまに舌を噛んで味わっているのかもしれませんな。そうか、焼いて食べたらもっと美味しいのかも・・・?
これをジンタン焼と言いますぜw