ひょっとしたことから録画予約をしてあった『就活家族 ~きっと、うまくいく~』を、昨日これまでの放送分をまとめてみました。
最近TVを付ける事がなくて予約録画が溜ってしまっています。予約録画が溜っていると少しイライラするタイプです。
予約録画が溜っていたら観るものがいっぱいあると、かえって嬉しくなるのが普通だと思うのですが、自分はこれらをどうやって消化するのかと考えてしまうのです。
それなら予約録画しなければいいのにと思うのですが、これ、後で観たいなあと思うものを予約してしまいます。予約対象はロードショー的番組と毎週放送の30分アニメがほとんどです。
それで予約リストが溜っていると、これはまた早い時期に再放送されるなあって思うものは録画削除して対処しています。
どういったものを削除するかというと、今回に限ってはシリーズ放送されたジブリ作品です。
ジブリ作品はどれも魅せられるエンターテイメント作品ですが、もうすでに何度何度もも再放送されているので、自分も何回も何回も観ていますし、これからも繰り返し再放送されるのは高確率なので、その時々で観たければでいいやという感じです。
ジブリ作品に類するような洋画系も気が乗らないときなどは削除です。例をあげるとインディージョーンズやダイ・ハード、ハリーポッター的なものが対象です。
ここでの削除対象作品は、どれも観始めるとなんど観ていても引きずり込まれてみてしまう作品ばかりです。ストーリーは単純でも、それだけ見せるための工夫が豊富なのです。作品に沿ってキャラクターが生きているからより魅力的な作品です。
そんなTV放送予約録画はすでにかなり削除したのですが、その削除リストから残っていた録画を昨日まとめ観る事にしたのです。
「就活」というタイトルが気になって、それと三浦友和が主演(黒木瞳さんも)とうこともあって予約録画してあったのです。
三浦友和が好きとか言うことではないです。ただこの年代の三浦友和が「就活」という名のタイトルのドラマというのが何なのか、その内容とはどういうものかという興味があったのです。
予約で録画はしてあったけど、これまで一本も見る事はなくそのままにしてありました。それで何本か溜っていた『就活家族 ~きっと、うまくいく~』を昨日まとめ観したのです。
感想としては面白かったです。
こういったTVドラマ的なものを見る事はまずないのですが、大昔に見た「岸辺のアルバム」的家族崩壊の始まりが似てなくもないなあと思いつつも引き込まれてしまいました。
※岸辺のアルバムは1974年の多摩川水害が背景となっている。
岸辺のアルバムは竹脇無我という俳優になんとなく好感を持っていたのと、1974年の台風16号による多摩川の土手決壊で沿岸の民家が流失した災害である。
この時の台風で私の記憶にあるのは、八王子市を流れる浅川が土手すれすれまで水位が上がり、ミルクコーヒー色の水がたうたうようにのんびり流れている風景でした。
このミルクコーヒー色の水の上を歩いて行ったら、向こう岸まで歩いて行けるのじゃないかという思いがいまだに残っています。
台風の影響もほぼ収まりかけていて、私が見た暁橋付近の浅川は激しい流れでもなんでもなくて、ただ土手すれすれまでミルクコーヒー色の水がゆっくり流れている印象でした。
これが翌日のTVニュースで、多摩川の土手決壊で濁流に民家が呑みこまれて行く様子が放送されそのシーンが強く印象に残っています。
その出来事をモチーフにして、幸せそうな家庭がひょんなきっかけから崩れていく家族を描写するTVドラマとなったのですが、最後は濁流に巻き込まれる家から持ち出す家族アルバムにより、家族が新しく再生しそうな希望を見せて終わるドラマだったような気がします。
これまでの『就活家族 ~きっと、うまくいく~』を見て、岸辺のアルバムを彷彿とさせなくもないなと思いつつ、いに家族全員が失業状態(一人は学生で就活中)の状態になったところで溜まっていた録画を観終わりました。
俄然、この『就活家族 ~きっと、うまくいく~』がどんな話の展開になるのかと楽しみにネットで調べてみたところ、3月9日夜9時からの放送で最終話ですと。
なんだよう、もちょっと深く掘り込めよ!
面白くなって来たなあと思っていたところなので、次回で終わりだからそんな気持ちになったけど、これは終わり方次第で評価は分かれるところだ。
わくわくして、次の録画を楽しみにしていましょう。