矢倉沢から富士見台へ行って高ドッケ南尾根を下りてこようと出かけた。
出かける頃にはお日様が顔を出していたのですが、だんだんと雲が広がってやがて曇り空となってしまいました。富士見台で出会った二人連れによると、八王子は今夜雪の降る可能性があるらしい。
今回はこんなコースです。
※地理院地図・ヤマップ
日影バス停から小下沢林道へ向かい、1番口から矢倉沢を登って富士見台です。
富士見台で二人ずれの男性の方とお会いしました。その方たちは八王子城跡から上ってきて、これから狐塚峠を下りて小下沢林道を歩くそうです。
それで私は富士見から高ドッケへ行、高ドッケ南尾根を下山するつもりでしたが、それだとあまりにも登山時間が時間が短いので、自分も久しぶりに狐塚峠を下山することにしました。
マップも持っていたので少しだけコース案内をして暫時談笑です。私はここで昼食兼休憩なので、やがて二人ずれの男性の方達は狐塚峠に向けて先に発って行かれました。
富士見台での昼食と休憩を終えて自分も狐塚峠に向けて出発です。途中で先に発っていた二人ずれを追い抜いてしまいます。
そうすると今度は高ドッケの手前で一人の登山者の方に出会いました。薄曇りで今日は登山者に会うことはないだろうと思っていたのに、既に何人かの登山者に会いました。
その一人の登山者と挨拶をしてすれ違おうと思ったら、ここから高尾山にはどう行けばいいですかというのです。
う~ん、ここから高尾山にはちょっと難しいなあ、それじゃあこの先に富士見台があってテーブルがあるから、その先に矢倉沢というちょっと悪路のコースがあるけど下りてみるかと言うと、悪路でも下りると言うのです。
じゃあ本当に悪路だから気をつけておりなさいよ。
矢倉沢を下りて小下沢林道に出たら左に行って、そこからは道なりに進んで小仏道(都県道516号線=正式には「浅川相模湖線」らしい)に出てから日影林道を行けば小仏城山に着くから、小仏城山から高尾山に行けますと言って別れた。
どうしてここから高尾山なのかと聞くと、高尾駅近くに車を停めているからなのだそうだ。バスで陣馬山の麓まで行って陣馬山からここまで来たのだそうだけど、この先が城山って言うからそっちが高尾山縦走路にある城山かと思ったのだそうらしい。
間違えてきた方の城山は八王子城跡のことだけど、自分が登山をする前は城山(八王子城跡)と城山(小仏城山)の区別は全く出来ていなかった。なので登山地図を持たないとこういう間違いは起こり得るだろう。
大丈夫なのかなあと心配だったけど、まあ自己責任で行っておくれと思うしかない。
板当山の山頂からは景信山が見え、北方向には木と木の間に大岳山が見えた。
板当山から山頂から下って少しして滝の沢林道出会いの板当峠が見えてきた。
今日はSIMの入っていないスマホでヤマップのログとスマホカメラで撮影のためにずっと使っていたので、ここまできて急激にバッテリ残量がなくなってしまった。
スマホのカメラを起動しっぱなしにして、こまめに画像を撮影し過ぎたせいだろう。ヤマップでのログだけでここまでバッテリーが減ることはないと思う。
ヤマップ狐塚下山までのログは録りたいので、ここからは実際の狐塚峠までは行かないで、板当峠(滝の沢林道出会い)から側道を通って狐塚峠道に入っていきました。
これまでの狐塚峠はなんとなく暗い感じでしたが、間伐なのかかなりの杉の木が切られていて少し明るく感じました。
狐塚峠と小下沢林道間の道です。
小下沢林道が見えてきました。
道の反対側が小下沢分岐で景信山への登山道になります。
ここが小下沢林道から景信山への入山口になります。
画像中央よりやや左が景信山登山口で、林道を奥に行けばゲートがあって、その先は関場峠下まで続いています。右端が狐塚峠への入り口です。
小下沢林道です。
日影バス停方面に向かっています。
小下沢分岐から日影バス停までは歩いて40分ほどかかります。
小下沢林道の3番口の手前辺りで3人ばかりの登山者がいました。その中の一人が富士見台から高ドッケに行く途中で会った「高尾山に行きたい」の人でした。
高ドッケを下りてきて右に行くのか左に行くのか分からなくなって、右(小下沢分岐方向)に来てしまって、先の二人に高尾山への行き方を訪ねていたようです。
顔が合って、ああさっきの人とお互いに納得で、こっちへ来ちゃだめだよ。反対方向だよと教えてしばらく一緒に歩きました。
聞くと、大腸がんの内視鏡手術を受けて1ヶ月ほど経ったそうで、これから点滴による薬物療法が始まるそうです。それで体力をつけたいと山歩きしているそうです。
山を歩くのに地図も持っていないので、今度は是非地図を持ってくるようにとアドバイスしました。また体力をつける為でも無茶な登山はかえってよくないんじゃないのかなと伝えましたが、その方は歩く速度も速く陣馬山から堂所山を経て関場峠を越えて黒ドッケや高ドッケも越えてここまで来ているのに疲れた風も見せません。
バスで戻ることも出来ると伝えても、それでも高尾山に行きたいというので、「日影林道をわき道にそれずに行けば小仏城山に着くから、小仏城山からは高尾方面に標識もたくさんあるから後は簡単です」と教えて、あの健脚さなら大丈夫と小仏道の日影林道入り口で分かれた。
富士見台から狐塚峠までのハイキングはとても楽しかったし、日も少し伸びているので少しずつ距離を延ばすようなコースを作って行こうと思う。
帰る頃には完全な曇りとなって薄寒い感じであったが、なかなかに楽しかった登山である。
※最近ヤマップでログを録り出したので、ヤマップの方の記録も良かったら参照ください。