必見也!奄美パークと田中一村
奄美パークは、奄美空港から5分ちょっとのところにあるミュージアム的な 施設です。奄美パークというネーミングがちょっと現代受けしない感じですから、この名前だと観光地としてパスされやすいのじゃないかと思います。
「奄美パーク」では、「琉球村」や「おきなわワールド」的なネーミングの三番煎じ過ぎるかなと思います。
って最初からネーミングの批評なんかしちゃったけど、奄美パークは田中一郎ミュージアムとして素晴らしい施設です。
また公園としても良いので、奄美大島にフリー観光に来たら奄美パークで半日は潰せるのではないかと思います。
奄美大島ツアー旅行でちらっと奄美パークに立ち寄っただけですが、それでも奄美パークで田中一村の絵画の素晴らしさに心魅了されることだと思います。
奄美パーク総合展示ホール。
色々なブースがあり有料施設もありますが多くは無料で楽しめます。
星の砂も拡大鏡を通してみられます。
星の砂は有孔虫の殻だそうです。星の砂となっていてもいわゆる砂ではなく有孔虫の殻の集まりで砂状となっているだけだそうです。これは温暖できれいな海でしか見られないとのことです。
田中一村記念美術館側から総合展示ホール方向を見た画像。
田中一村記念美術館入り口。
撮影はここまでです。なお建物は高倉をイメージして造られています。展示されている田中一村の作品の撮影は禁止なので、ネットにある情報を参照してください。
高倉とは奄美大島に古くからある食料品などの貯蔵庫で高床式になっている小屋で、ネズミ返しなどで貯蔵物に被害が及ばない仕組みになっています。奄美大島独特の黒糖焼酎の名前にも高倉が使われています。
高倉
日よけの杣小屋ではありません。高倉とは高床式の穀倉のことです。天井に見える部分が床になっていて、この上に食料品などを運び入れて保存保管する場所です。高床式なので風も通って過湿も防げます。
高倉への出入り口を下から上を見上げてみた状態です。茅葺屋根の内側が出入り口の床から見えています。上り下りは本来は階段風に削った一本丸太を使います。
奄美大島の高倉 あまみっこ ←高倉のいろいろが見られます。現在でも利用している様子もうかがえます。
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私は植物にも興味があるのでこれから公園を散歩してみます。
月桃は「島のブルース*1」で歌うところの「♪さねん花よ」がこの月桃のことです。月桃は葉を食品を乗せる皿替わりや葉からアロマオイルを作るなど利用価値も高いようですが、近年はそれほど利用されることもなく植栽としての利用が多いようです。
ところで島のブルースは当時大変にヒットしました。ですが縞のブルースは奄美大島の歌なのに、三沢あけみが沖縄の民族衣装でこの歌を歌っていたので、大島の人たちにとってはあまり心地よいものではなかったのではないでしょうか。
三沢あけみさんの艶のある歌声でヒットした島のブルースですが、三沢あけみさんはいかにも奄美大島出身みたいな感じに思えますが、長野県伊那市の生まれだそうで現在も元気で活躍中です。
ガジュマル
アダンとその実。
芭蕉の仲間には間違いないけど、バナナかどうかは不明。
「ぎょぎょっとう」ですw
タコの木かな?
アダンの大株。
たぶんタビビトノキ(旅人の木)だと思うけど、あまり状態は良くなさそう。植え付けて数年でこれから元気に葉を展開していくのかなと思う。マダガスカル原産種。
タビビトノキはマンサイズになるとそれは見事になります。
タビビトノキ
こんなのをマダガスカルに見に行ってみたいものです。沖縄でも観光施設的なところだとタビビトノキは植えてあるところがあったりします。でも私が観光に行った範囲では 凄いなって程に育っているのは見かけません。
奥に見える建物が展望台です。
展望台にはエレベーターが設置されていました。
展望台から総合展示ホールを眺める。
総合展示ホールはアコヤ貝をモチーフにした建物とか言っていたかな?
展望台にセルフ撮影台があったのでセルフ撮影してみました。
この展望台まで来た人は同行ツアー者の中には誰もいなかったです。
田中一村記念美術館で小さなストラップを求めました。
柿にカケスです。
この構図が素敵です。
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追記:
- funyada 南国って雰囲気がすごいですね。楽しい旅でしたでしょうか? ブログに書くって考えながらの旅ってのも、オツですね。 本当に楽しかったです。明日にでも再訪したい気持ちがあるほどです。沖縄は何度も行きましたけど、よく考えたら晩秋から冬にかけてしか行ったことがなかったです。なのでこの季節の沖縄は知らないですから、自分にとっては奄美大島の方が沖縄よりも南国っぽく感じた旅でした。
ぼくは思慮深い人間じゃなくてどちらかというと未成熟な子供っぽい直情的な人間なので、ブログに書くなんてことを考えながら歩くなんてことも、それに類することも出来る能力はありません。目の前のことに夢中で、その時の思いつくままに動いているだけです。
帰って来てから、うんうん言いながらなんとか纏めた風にしているだけです (´▽`;;;)
- Kaimotu_Hatuji 田中一村さん。はじめて知りました。若冲さんに似ていますかね
はい。まったくその通りで、昭和の若冲とも言われていたらしいです。両社の作品を見比べると、作品によってはどちらの作品か、私には区別がつかないようなのもあります。ネットで程度しか知りませんが伊藤若冲も良いですよね。