闇に潜みし陰性なるもの
昏い…
昏い…
昏い…
昏い…
湿度が高い…
首筋に汗が浮いてくる…
昏い中を、男は目をぎらつかせ注意深く探索を続けている。
なにを求めているのだ!
なにを捜しているのだ!
男の首筋から流れる汗が、胸の方へ回り流れ込みティーシャツに滲む。
時はすでに午前1時…
ほとんどの人は良き夢をまどろんでいるというのに、男は暗いこんな時間に何をしているのか。男の目はきょろきょろと忙しく動く。
昼間は何もなき余所行き顔をしたこの世界。
太陽の光が熱い中に隅から隅まで正義という名の光を降り注ぎ、光の持つエネルギーは闇に潜みしものどもを焼き尽くす。陽の光は正義という名のまさに太陽の御剣である。
太陽の御剣から逃れ、闇に潜み蠢きしもの。
ぬめぬめとその悍(おぞ)ましき姿で体を喰らい体液を啜るも恐ろし気な、闇に潜み闇に生き、太陽の御剣を忌み嫌うもの。暗き闇にしか生息できぬ、悍ましく、疎ましくも、忌み嫌われるものが太陽の御剣を逃れ潜んでいるのだ。
男はハンターであった。
男は灯りを点ける。
この昏さは人の目でなにも捜し出すことはできない。
男の左手には灯りが、右手には杭が握られている。杭の先は鋭利に尖っている。男は闇に潜みしものを捜しだし、その命を永遠に断つべく心臓に杭を打ち込むつもりらしい。
時には火あぶりの刑に処することもある。
左手に握られた灯りの先に、何かが蠢く気配を感じ、男の目がそれを捉えた。灯りの熱で動きが眩んだ隙に男は心臓に杭を突き刺した。
突き刺されたそれはマントを広げ威嚇するように一時の変化を見せるが、その効果がないと知ると、うねうねと体を悶えて逃れようとする様は、正に悍(おぞ)ましき異形の生き物となって男の目に映る
男がハンターとなって深夜に彷徨う生活を強いられるようになったきっかけは、もう記憶の先に遠い。
いつしか闇に潜み闇に蠢く陰性なるものを追い求め退治する人生を送ることになろうとは、男は、そんなことは、そんなことは、夢にも思っていなかった。
数奇な運命にもてあそばれし男も、いつしか闇に潜みし陰性なる生き物と同様でもあった。
違うのは、狩る方と、狩られる立場。
その立場の違いが、陰性なる生物を狩ることが男の使命となった。陰性なる生物を狩る陰性なる男というだけで、暗き陰性なる同族であるともいえる。
いたっ!
逃すまいぞ!
と、背から心臓めがけて、杭を打ちおろす!
ぎゃああ!
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悍(おぞ)ましいものが嫌いな方は、ここでお帰り下さい!
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やったあ、また一匹捕殺!
気温が上がると、園芸にとっての不快害虫がほんと多くなって困ります。
とくにナメクジ。
ナメクジを退治するには暗くなってからが一番です。
見つけ次第にぶつぶつと竹串で刺して捕殺します。
これを毎日続けるとかなりナメクジも減りますが、それでもナメクジって超能力でもあるのかワープしてやって来るみたいに、いなくなりません。
ダンゴムシも串刺しか体を半割り、ゲジみたいのは竹串で体を半割りにします。このゲジみたいなのは半割りにすると、ドクダミみたいな匂いがします。
夜の徘徊2時間と、徘徊途中のスナック休憩が1-2時間です。帰宅が遅いと午前様になっちゃいます。そんな夜中に懐中電灯で植物栽培小屋の中をうろうろとしていると、たまに通る人にぎょっとされてしまいます。
園芸をやっているとどうしても不快害虫からは逃れません。鉢植えなんですけど買い求めた鉢に既に不快害虫がいて、夜中の見回り補殺をしないとどんどん殖えて行ってしまうので、時々懐中電灯を片手におじさんはねえへへへってな感じです(笑)
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いやあ、怖かったですねえ、おぞましかったですねえ。なんだろうと最後までお付き合いくださった方、ごめんちょです。 本日は参院選挙です。選挙に行って気分直しでもしてくださいね。それじゃあ、またお会いしましょうね。さようなら、さようなら (・0_0・)m ニギニギ ナメクジやカタツムリなどには【住血線虫】という恐ろしい寄生虫に冒されていることがあります。住血線虫に感染すると死に至ることも起きます。もし手で触れたりした場合はすぐに手を石鹸できれいに洗ってください。野菜についていたナメクジなどを知らないで生で食べたりした場合にも、住血線虫症となる場合があります。【住血線虫症】についてはネットで情報をご覧になってください。
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