この記事は2018年8月に富士山登山にチャレンジした時の記事を、2019年の8月11日山の日に合わせ再投稿したものです。
8月11日は山の日です。山の思い出。富士山リベンジが夢です。 - ほおずきれいこの骨髄ブログ・2nd season
- [ほおずきれいこさん]
去年、田子の浦~複数回で富士山へツアー参加。富士山登山は1泊2日で8合目宿泊。翌日9合目で登山中止になりました。アベック台風が来て風とガスで視界が悪くなっていたからです。再チャレンジしたいと思っています。
2019/08/11 08:39
朝方ほおずきれいこさんの記事を拝見して、そうだ、読まれることもほぼない記事に再度光を当ててやろうと思いました。それは昨年8月22日から一泊二日で富士山頂を目指した登山です。強烈な台風ではないですがアベック台風が近づいていた時でした。
おりしもアベック台風を控えて、それでは富士山登山は登頂なったでしょうか。どうぞ、昨年の記事をお楽しみください。
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8月22日から一泊二日でゼロ富士最終回で富士山登山です。海抜ゼロメートルから回数を追って富士山に登るので略してゼロ富士です。
※ゼロ富士はクラブツーリズム(クラツー)の主催です。
台風が19号と20号と近くに来ているので、高山(こうざん)ではその影響をもろに受けやすくなるので、少々心配気味でしたが一応行くだけは行く予定でおりました。けど、当日は意外や快晴でした。
※ 前回の記事はこちらです。
新宿都庁、地下の大型自動車駐車場が集合場所となります。
新宿からバスで、東名から冨士宮市方面に向かって走ります。車窓から富士山も見えましてまあまあの天気でなんとなく期待度は高まります。今回総勢27名の参加でした。
「表口冨士宮」新五合目登山口です。
ゼロ富士は海抜ゼロメートルから村山道を通って富士山に登る旨のコースです。
なので私たちは新五合目登山口からは登らずに、前回の目的地だったところが出発地となります。
11:50 登山開始です。
駐車場で富士山山頂側を背にして、左手に進んでいくと村山道があります。
前回はここを駐車場の方向に出てきました。
12:31 村山道から冨士宮登山道に合流しました。
左にある岩の横に来て、道端のロープを跨いで冨士宮口登山道と合流です。ここを右手方向が雲海荘のある新六合目になります。ここで標高2500メートルになります。
12:37 雲海荘
トイレ有料です。
200円を入れないと入室できません。
さて、登山再開です。
雲に囲まれているようなのが愛鷹山連峰になります。
愛鷹山と書いて「あしたかやま」と読むのだけど、普通そんな読み方はできないよ。どう読んでも、」あい・たか・やまか、あい・おう・ざんかな。けど、古くは『足高山』と読んでいたとか。
なるほど足高山なら「あしたかやま」だから、後に愛鷹の字を当てはめたのかもしれない。
愛鷹山峰には愛鷹明神を祀る神社もあるので、足高の名前になんらかの由緒があるのだろう。山は、神道と仏教ともに山岳信仰と結びつきが強く、古来から山は神様のいる場所として崇められていましたから。
新六合目がもうあんなに下の方になりました。
富士宮口は冨士山への最短コースですが、その分やや急登です。
宝永山が登山道右手に見えます。
駿河湾です。
新七合目御来光山荘です。
御来光山荘から駿河湾方面です。
宝永山から流れ出した溶岩です。
凄いなあ!
この小鳥は随分と登山客になついていて、登山案内鳥のようでした。文字通りにパロットバードってやつでした。
16:24 八合目 今夜の宿泊地池田館に到着です。
池田館からの眺め。
カレーライスの夕食を食べ、二階の寝床で寝袋に入って雑魚寝になります。6時ごろにはもう寝袋に入って雑魚寝をしていました。
9時消灯です。山小屋の夜は早いのです。
消灯前には結構おしゃべりがうるさかったです。
私達は翌朝3時出発です。
19:41 トイレに行ったときに夜景がきれいでした。
トイレは外にあります。
トイレは山小屋に宿泊する方は無料ですが、それ以外はトイレの入り口に番人がいて200円支払うシステムです。番人は山小屋のアルバイトのお兄ちゃん姉ちゃんが交代であたっていました。
実は早くから寝てうつらうつらしていたのですが、なんとガス(おなら=屁)が良く出るのです。寝ていても知らずにぷっぷぷっぷ出ていますw
うつらうつら寝で、寝ているのになぜガスが出たのが分かるかというと、肛門からガス出るときの感じて分かるんですねえw
それで何度も何度もガスが出るのです。
ガスが出ても出ても、直ぐにお腹が張ったようになるのです。
ガスでおトイレに行きたいのかと、二度ばかりトイレに行きましたけど、トイレでも出るのはガスだけです。
どうやら気圧の影響らしいです。
山小屋の池田館は標高3250メートルです。
ちょっと高い山へ登った方なら、下界で買った密封の菓子袋がパンパンに膨らんでいることを経験したことがあると思います。
そのうえで自分は最近特にガスが出やすいです。
散歩していても、時々ぷっぷぷとやりながら歩いていますw
それで池田館で、そのガス種の元が普段なら小さなガス玉なんだろうと思うのですが、気圧が低いために大きなガス玉に成長して腸が圧迫されるんだろうと思います。
だから腸内圧が高まって、排便かなとトイレに行きたい気がするんですね。
それでトイレに行くとガスがぷしゅう~~~~~~~っ、と出て来るってなわけです。二回目などは外に出てトイレに行くまでの間、一歩踏み出すたびにぷっ、ぷっ、ぷっと、トイレまでガス玉の連射でございました。
山小屋のベンチで座ったままで寝ている人もいて、ぷっぷぷっぷとガスを出しながら歩くのも気恥ずかしいけど止められません。いやあ、ガスが溜って溜まってと、しなくてもい良い言い訳しながら歩いていましたw
本当にガスが良く出ましたし、寝袋で寝ていてもガスでお腹が膨らんで苦しかったです。
9時の消灯前は、トイレに行くたびに町の夜景と月と星がとても綺麗でした。
それも深夜になるにつれてガスが上がってきて見えなくなってきたようです。
8月23日 2:56 これから頂上めがけて出発です。
防寒の用意に少し着込み、更にカッパを装着しての早朝登山となりました。
ヘッドライトをつけての登山は、ガスと風でデジカメするほどの余裕もなくてひたすら九合目の山小屋目指して登って行きました。
ヘッドライトの明かりの中で登ると、なんだか怖いような感じの登山道でした。
3:58 九合目の万年雪山荘です。
この後頂上へ登るかどうかの検討が、登山講師2名とツアーディレクター1名とで、旅行会社とのやり取りがあったのか無いのかよく分からないまま、30分から1時間も万年雪山荘の外で待たされ放置プレイされました。
登山を継続するかどうするか相談するのを待たされるのであれば、その間山小屋でお茶でも注文して休憩できるのに、それもさせずに先行の1班はすぐに出発するから外で待てと小1時間も外にいたようです。
後行の私達2班でさえ30分以上外で待たされました。
こういったアクシデントの対処が悪いです。
宿泊した山小屋で同じツアーの仲間が高山病にかかり気味となってハアハア言っているので、「湿布を持っているから湿布を張って血行でも良くしますか」なんて話していたら、クラツーのツアーディレクターが「もう九時過ぎているから喋らないでください!」なんてきつい言い方。
バカったれ、俺が世話を焼いていることは本来お前の仕事だろうが・・・と、言いたいのを周りに迷惑になるから押さえたけど、いったい何を考えているんだこのツアーディレクターのばかは!
で、結果的には九合目から頂上登山は、会社からの中止命令が出たみたいで中止となった。
その間1時間以上説明もなく放置され過ぎたので、これか登山すると言われてももう行く気もなかったので、早々に勝手に山小屋でココア注文して飲んで休憩していた。
こんな優柔不断なツアーに付いて行っては、天候の悪い中どんなアクシデントが起きるかもわからないから、登頂開始すると言われても自分の心はすでに登頂中止で、この山小屋で待機することに決めていた。
今回のGPSルートです
結果的にはツアーとして登山が中止となり、万年雪山荘で2時間待ちで日の出を見てからの下山となった。
そんな日の出もガスでほとんど見られないのですが、日が上がり出したときの画像がこれです。
万年雪山荘では九合目の記念に金剛棒を買いました。
ストックは持って行かなかったのですが、早朝のヘッドランプを付けた登山で岩場がとても怖い感じに思えたので、下山するとなるとストック代わりが何か欲しいなあと思ったので金剛棒を記念にもなると買ったのです。
金剛棒は1本1500円です。
焼印は200円です。
冨士宮ルートでは金剛棒を握って登下山する方はかなり多いです。
5:11 もうヘッドランプはいらない明るさになりました。
このヘッドランプ一つにしても、明るいので下山の時には不要ですよというアナウンスひとつないのです。私がガイド講師に聞いてからヘッドランプはもう必要ないですよって伝えてあげている始末です。
本当にこのツアーでは、添乗員も山岳ガイドも細かい気配りが出来ていない。
クラツーの登山なんて参加者はほとんどがロートルばかりなんだから、ヘッドランプをつけてくださいとか、カッパを着てくださいって的確な指示を与えた方が良いのに、そういった指示が何もできないツアーだった。
明るくなって降りた登山道は、登って来た時は怖いような登山道だったけど、明るければどうってこともない登山道です。
下山で金剛杖は必要なかったけど、あれば支えで降りやすかったのは間違いないので、1本ストックでも富士宮口には持って行った方が下山に良いと思います。
下山は、あっという間に新六合目の雲海山荘に到着です。
雲海荘から15分位で駐車場のある五合目です。
ブルドーザ道をブルドーザが山小屋に荷物を運んできます。このブルドーザどうも登山道として利用できるようです。
五合目駐車場についたら直ぐにバスに乗り込み、レストランか温泉施設も直行できてゆっくりできるかと思ったら、そのバスが駐車場に来ていない。
下山することが分かっているのに、五合目まで降りてもバスが来て待機していない。
他のツアーのバスは何台も来ているのに・・・
下山中は幸い雨は降らなかったのですが、駐車場でバスを待たされている最後のちょっとの間にだけ雨が降ってきました。
その後は温泉施設で2時間の休憩。
順調にバスは順調に走り新宿駅付近で下車、その後京王線で八王子まで帰着です。
にしてもクラツーのゼロ富士登山の催行の手際の悪さと、その結果のテンパり気味な対処にはただあきれる。
初回から田子の浦からの出発で、ゼロ富士だから海抜0メートルである海にちょっと足か手を付けてからの出発のはずも、高速の渋滞で時間が押し詰まって田子の浦の海まで行くのはパスの車窓のみ。
小田原の色々とある観光的なものもはしょりで早歩き。五日市神社参拝もパス車窓。
五日市神社から広見公園まで何もるものもない場所をせかせか歩かされたけど、これって五日市神社にバスを待機させておいて、田子の浦の海岸に手でも足でも入れて、それから小田原の街並み観光をもっと充実させればよかったと思う。
少しの時間短縮なら、五日市神社から広見公園へはバスで行けばよいだけのことなのだ。何度かやっているはずだからそれくらいの応用が出来なくてどうする?
5回目は途中でへたる人が出て、荷物持ちましょうかなんて声をかけても、いいから行っちゃってくださいと講師がてテンパった声を貼りだしているし経験不足の感が否めない。
講師は自分がいかにあっちこっちの登山ツアーで、昨日はどこそこ明日はあそことかの有能振りで忙しいことばかり説明の中に入れて自慢しているけど、登山中は珍しい花一つの説明もなく予定タイムを消化するために黙々歩くだけ。
バスのアナウンスでもぼそぼそしゃべる講師もいたりで、そんな講師でも月に何十日も山に駆り出されているみたいだ。だからツアー客はただの流れ登山客に過ぎず、取り敢えずこなせばよいのクラツー講師会となっていてはだめだろう。
あんたら、勉強が足りてないよ。
講師が先生先生(講師仲間が相手を何々先生といっているから)と言われて、山登りが仕事になって、金も稼げて、しかも先生と呼ばれて自分はエライと勘違いしているんじゃないの?
それって、恥ずかしいことだよ!
山専門の山岳ツアーのガイドは丁寧なことこの上ないし、登山の安全と登山者のことを慮ってリードしてくれていますよ。
ゼロ富士6回総計費用って10万近いと思うのだけど、ダメダメツアーにちょっと近いものがある。講師の能力チェック評価システムを取り入れなきゃダメだわ。
そういえばその後のこんなツアーも、現場で同行の講師の方がコース選定が酷いので残念がっていた。
このツアーも何回か参加する予定でい数回分申し込んであった。 記事にも書いてあるけどあまりにひどいので、帰りのバスの中から残り分の申し込みを全部キャンセルしてくれたほどだわ。
とこんなに批判に苦情だらけだけど、旅行や登山自体は楽しいので嫌いじゃない。
ぶうぶう言いながらツアーに参加するのが好きなのが自分なのかもしれないので、ダメなのはひょっとしたら欲求度が高い私の方かもしれないなあ・・・
安全性を考えて、九合目で中止して引き返してきたことには何の異論もないし問題にもしない。これはツアー登山である以上、最善の一つの選択肢であったと思う。こんなことで苦情を言うつもりは毛頭ない。
富士山は標高が高いだけあって早朝はかなり寒いです。
8合目から午前3時の登山時にはダウンを着て、その上からカッパの上下を羽織って丁度でした。9合目から下山開始時には、更に腹と腰にそれぞれカイロを1枚貼って下山しました。
さすがに駐車場に着いたときには体温が上がり気味になりかけましたけど、山頂目指すならそれで丁度良いぐらいだったと思います。
今回の登山で2班の講師は波間さんという比較的若いお兄ちゃんでした。若いのに色々と苦労人で、細かく面倒を見て上げていたので好感度が高かったです。波間さんのような講師ばかりだとゼロ富士がもっと楽しく過ごせたのになあと思います。
最後の回だけですが、波間さんに出合えたことは良かったと思います。波間さんとならもっともっと一緒に山旅をしたいなあと思いました。
今までクラブツーリズム一辺倒でしたが、これを機に他の旅行会社のツアーにも参加することにしました。んで、さっそく四季の旅さんで、様子見的に富士山下山ツアーが面白そうなので申し込んでみました。
富士山五合目下山ツアーの記事はこちらです。
料金もリーズナブルで、ツアーディレクターがしっかり観光ガイドもしてくれるので、ずいぶん楽しめたツアーでした。また行きたいと思っていますし、人にも下山ツアー面白いからとすすめています。
ひとりの後ろには、多くの客が隠れているのです。だからと言って客を神様扱いにしろなんてことを言っているのではないです。
非日常であるイベントをお互いに楽しみ、アクシデントであってもそれをまた次のチャンスにと思わせるような、そんな引率やガイドを心掛ける努力が大事だと思います。
上手下手関係なく、そんな雰囲気が感じられる人柄が、旅や登山をより楽しくしてくれるのではないでしょうか。
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CM