本探しと稲妻娘という歌
2019年10月17日
昨晩は2冊の本探しもかねての散歩だったけど、お目当ての本はどれも手に入らなかった。
八王子北口駅のブックオフへも行ったけど無かった。ならばと書店でも結構探したけど見つからなかった。
書店でも欲しい本が見つからないので、これ以上自分で自分で探しても無理だから書店の店員さんに探してもらうことにした。
重力が衰えるとき
読んでみたかった1冊は、ダメラボさんが紹介してくれた「重力が衰えるとき」という早川SFです。とても面白そうなので是非読んでみたいなあと思ったのです。
レビューというのかダメラボさんのおすすめSF小説の紹介が洒脱過ぎて、これは絶対に読みたいと思った。金欠じじいに、そんな気を起こさせるなんてダメラボさんは悪い人だなあ!
自分では「重力が衰えるとき」というタイトルでは、まずこの本を手にすることはなかっただろう。だが、ぼくはレビューやネタバレなどをありがたがるタイプなのだ。その上でレビューが良ければ観たり読みたくなるのだ。
SF本オタクであったぼくは、なんでも読んだけどどちらかというとスペースオペラ系が好きでした。
スペースオペラ以外は未見の異星の描写が良く出来ているもの…そうだなあ今思い出したところではリングワールドなんてSFも好きだった。
手塚治虫の漫画で火の鳥の宇宙編だったか、火の鳥じゃなかったかどうか思い出せないのだけど、外宇宙の惑星でナメクジ型の生命の勃興から衰退などを軽く描写しているなんてのも、異世界での進化論実践みたいでわくわくしていたものだ。
いや手塚治虫のSFでもっと古くは、貸本屋で借りた0マンも異世界から地球にやって来ていた宇宙人だったなあ。
そう言えば私の子ども時代にも、漫画を買わないで借りられる「貸本屋」なんてものがまだあったんだけど、そんな業種があったなんて知っている人はもう少ないんだろうなあ。赤胴鈴之助やロボット三等兵に、サスケやカムイ外伝など借りたりして結構お世話になった。
このままいくと話がどんどん脱線してしまうので「重力が衰えるとき」の本に話を戻すと、30年前のSF本ということで書店にはなかった。
取り寄せられるか聞くと、とりあえずはどこの問屋にも在庫がないみたいだったけど、一応調べてあれば取り寄せしますってことでお願いしてきた。
30年前で1,020円とはずいぶんと高価な本だ。
「重力が衰えるとき」は、Amazonで古本で少し安く買えるようです。売主が個人や古本屋的出品者販売者からの入手になり、この場合は送料がしっかり取られて結果としては書籍定価とほぼ同じになっちゃうけどね。
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トム・ゴードンに恋した少女
もう一冊は映画化もたくさんされているかの著名なスティーブン・キングの「トム・ゴードンに恋した少女」という本である。
スティーブン・キングなら在庫はなくても取り寄せ出来るだろうと思ったら、こちらも問屋にも在庫がないとのことだった。
本の内容は、家族とピクニックに来ていた9歳の女の子が家族と離れて道迷いしてしまい、アメリカの森の中でサバイバルして生き延び救出されるまでの物語らしいけど、本の訳者が単なる少女の遭難がなんてこんなに面白いのかというほどに面白いらしいのだ。
この本は「登山ちゃんねる@tozanchannel」さんのツイートで知った。どうやら登山関係の2chまとめ記事らしい。
自分も低山とか観光的山だけど登山するので、道迷いに遭難が気になるからスレに目を通してスレに出てきた「トム・ゴードンに恋した少女」を読んでみたいと思ったのです。正しく2chの書き込みでより読んでみたいと思ったわけです。
それでこの本も前述したように問屋にも在庫がない状態でした。
一応取り寄せにしましたけどこの本は定価629円ですが、Amazonでは個人販売者が倍ぐらいの価格で転売しているみたいだから、ひょっとしたらこの本も絶版になっていて書店で手に入らない可能性もあるのかな。
以上の2冊の本が手に入らなかったので欲求不満になりそうだけど、この記事を書いていて閃いたことがある。そうだよ、市の図書館にあるかもしれないのだ。取り寄せ注文がダメなら市の図書館で検索してみるつもりだ。
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稲妻娘
書店であればせめてスティーブン・キングの本ぐらいは手に入るかと思ったのに、これも手に入らずだった。 手に入らないものは仕方がないし、一応注文も出したので入手の対策は打った。で、OKなのだ。
本探しの徘徊散歩は終わった。
数日前に行きつけの居酒屋スナック風の店のママが「稲妻娘」という歌を唄った。
稲妻娘は、さかともえりと名乗ってともさかりえが別名で唄っている歌だとママが教えてくれた。数日前に一度聴いて、二日前に二度ママの「稲妻娘」を聴いて、あれ、これ、ぼくにも唄えそうって思った。
それで本探しが終わって行きつけの居酒屋風スナックで、早速に「稲妻娘」を唄ってみた。練習もしていないけど、ガイドメロディーがあるので何とか歌えるんじゃないかと思ったんだ。
キーは二つ上げた。
ガイドメロディーで唄ったけど、ガイドメロディーがあるとはいえとっても唄いやすい。
初めて唄う気がしないし、唄っていてとても気持ちがいい。
この曲は、多分だけど、音域がそんなに広くないんだと思うんだ。だから難しい歌じゃないと思う。ぼくが出しやすい音で作曲されているからぼくにも唄いやすいのだろうと思う。
山口百恵さんはアイドル歌手として名を広めた頃には難しそうな曲も歌っていたけど、デビューした翌年の曲「ひと夏の経験」がかなりのヒット曲になって、そのヒット曲の逸話として音域の幅が狭いと聞いたことがある。
それは山口百恵がまだ歌手として音域が広くないことにより、デビュー時の山口百恵の音域内で唄える曲作りになっているからだということのようであった。この事から、難度のあるテクニックを要求されない歌は誰にとっても唄いやすいってことになる。
さかともえりの稲妻娘も、ともさかりえのたぶん広くないであろう音域に合わせて作曲がなされていると思うのだ。だからガイドメロディーがあるとはいえちゃんと唄っていたので、二回聴いただけなのにってママがびっくりしていたほど自分に合っている歌みたいだった。
つまり稲妻娘は誰にとっても唄いやすい歌なのだ。ということはひと夏の経験も唄いやすいはずだから、よし、今度唄ってみよう。
稲妻娘だけれど、実は二回聴いただけじゃなくて、昨日ネットで探して聴いて口も動かしてみたので、初めてに近いけど、まる初めてってわけでもなかった。
さかともえりの稲妻娘は良いので、これは持ち歌にしようと思う。
昨晩の散歩はそんな感じで、家に帰り着いたら零時過ぎていた。
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追記:二冊の本を取り寄せ予約した書店から連絡をいただき、どちらも絶版となっていて再版の予定もないため注文がお受けできないとのことでした。なので今では古本しか手に入らないということです。
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