髪を切る
2020年4月29日
えっと、自分はもう20年近く丸坊主にしていました。
最初は床屋へ行っていたのですが、坊主頭に一時間も時間をかけられるのが嫌でついには自分で丸坊主にすることにしました。床屋は10分で終わっては代金が貰いにくくなるので、当時の散髪料金3000円を貰うための時間稼ぎ的な面もあるのでしょう。
10分で終わっても3000円払うのに一時間の時間を散髪で奪われることを考えると、床屋に行きたくなくなるのです。
でも、床屋で頭を弄って貰う時間はとても気持ちが良いし嫌いじゃありません。
頭を洗ってもらう時の爽快感。
耳かきをしてもらう時の恍惚感。
肩揉みなどのマッサージの心地よさ。
これらが1時間以内の悦楽の時でもある。
嫌いじゃないけど、それでも床屋からリリースされた時の解放感の方がなににも勝る。
行きつけの床屋だったので、坊主頭にしてもらうなら短時間で済むだろうと思ったけどそれは違った。長い髪も坊主頭も3000円のために等しく拘束されるのだ。
それでネットで電気バリカンを手に入れて自分で坊主頭にすることにした。風呂場に古新聞を一枚持ち込んで3mmの刃の長さに設定したバリカンを頭に当てる。
バリカンが何度も頭を往復して刈残しなどの長い髪の毛もほとんどなくなるまでに、簡単なバリカンでも小一時間はかかる。
単純なバリカンでなくて、床屋さんがやってくれるぐらいの毛足揃えにしたいのだ。
単純に丸刈りなら時間はかからないが毛足をきちんとそろえるには時間がかかる。
それでもこの場合の頭を刈るのは、自分が行う行為なので納得できる。
髪を刈り終えたら今度は剃刀を当てていく。後ろは見えないけど間隔で剃刀を当てて襟足と、襟足から耳元あたりに剃刀を当てていく。
耳たぶの外側にも剃刀を当てる。
顔も、おでこの上の髪の毛の生え際迄剃刀を当てる。
顔に剃刀を当てていると額から流れはいる石鹸水が目に染みることが多々ある。
そんな風に風呂場で小一時間格闘して坊主頭にしていた。
まだカットサロンなんかなかったからね。
カットサロンが出来ても坊主頭1000円していたから、今度はその1000円がもったいなくて自分でカットすることを継続していて、世の中の床屋というところからは完全に決別した生活だった。
冬になると寒いので12月末ごろから春3月近くまで坊主にしないで髪の毛を伸ばしっぱなしにしている年もあった。
そんなときに髪の毛が長いのでドライブ帰りに女房がそこのカットサロンでカットしてもらいなさいとカットサロンに連れて行ってくれた。
1000円だったけど本当に10分ほどで終わってさっぱりした。
フロバで小一時間かけて丸坊主するよりこれは楽だなと、それからしばらくカットサロンに通っていた。
住まいの近くにもカットサロンが何件か出来たので、そのカットサロンに行くとなんと丸坊主だとワンコインでやってくれる。ただし段カット的な替え刃をするのは丸坊主じゃなくてカットになるので料金が高くなる。
自分は3mmで丸坊主にしてもらっていた。
ここは10分以下で出来上がる。
丸坊主だけど地毛に癖があったりするから、丸坊主後に長い髪なんか浮いてきたりするけど安くて速いのが気に入って月一以上で通っていた。カットのみで髭剃りなどは一切ない。これが自分には合っている。
2018年の年の暮れ。
一月二月と冬の間髪の毛を伸ばしていた。
年の暮れごろから伸ばしていたと思う。
ぼつぼつ坊主にしようかなとそんな気がしていた時に、ふっと坊主にする前に脱色して茶髪にしてみてはどうかななんてもう一人の自分が囁く。
昔は頭の髪の毛が黒色意外だと単純に不良かなって感じに思っていた。ヤンキーと言い換えても良いけどそんな人種。
ところが年を追って頭の明るい若者が増えてきた。黄色や緑の髪に赤い髪などいろいろとカラフルになるにつれて、カラフルな明るい髪の毛の方が頭が重たく感じなくていいなあって肯定的に受け入れる自分が出来ていた。
多分に目が慣らされてしまったんだろう。
それ程にカラーヘアーの人も増えてきたとおもう。
と言ってもまだ人口比で1割行くか行かないか程度だろう。
それで自分はパーマやで染めてもらう気は無かったので、自分で脱色剤を買って髪の毛を脱色すれば茶髪や金髪になることは知っていたので早速ドラッグストアーでブリーチなるものを買ってきた。
最初に買ったのはこちらの左側。
https://amzn.to/2yGFHCL https://amzn.to/2S2WB5m
左側は今でも使うし、もっと髪の毛を明るくしたい時は右側も使う。薬店で買うもAmazonの方が安いのでAmazonでまとめ買いでおくって貰っている。最低月一本は使うのだから安い方が良い。500円台なので数本まとめ買いをすれば送料は無料になる。プライム配送特典があるときは1本でも送料無料となる場合もある。
初めて自分の髪の毛を刈らヘアー風にした。
自分で見てもにあっている気がした。
だが、この頭で外を歩くには気恥ずかしいので、最初の数か月は出歩くときには帽子をかぶることが多かった。
だがそれも段々慣れて今では全く平気になった。
昨年5月頃に北海道道東旅行に行った時、同行したツアーの中の男の人がぼくの髪の色を見て良いねえっていうのですよ。
その方も髪の毛をカラーヘアー風にしたいらしいのですればいいのにと言ったら、実はやっているんだと言うのでよく見たら薄赤いメッシュが入っていた。
これじゃわからないからもっと明るい色にしなきゃと言ったら、まだ恥ずかしいと言っていたけどカラーヘアーにしたい男も少なくはないと思われる。
自分がカラーヘアー（脱色による）にしたのは、女房とも別れていたので少し冒険して気晴らしをしてみようかななんて気持ちもあったと思う。しかし、女房と別れてなくてもカラーヘアーにしていた可能性はあったと思う。
今年は新型コロナウィルスの影響で自分的には3月の頭から外出自粛的なことをしている。夜散歩で通っていたスナックにも行かなくなった。夜散歩はスナックに行くのが大きな目的でもあったので、スナックに行かなくなったら夜散歩も出なくなって完全ひきこもり状態。
ひきこもり状態でもお腹が空けばご飯は食べる。ご飯も食べれば髪の毛だって伸びてくる。とくに男の髪の毛なんてしょっちゅう伸びてくるって感じで散髪に行かなければいけないのだけど、外出自粛でカットサロンにも行っていない。
5分過10分で済むのだからカットサロンへ行くべきか。
いや、今は丸刈りじゃないから10分じゃすまなくて20分ぐらいかかる。
どうするかで日が経てばますます髪の毛は伸びてくる。
髪の毛が伸びると普段髪の毛が当たらない部分に毛足が当たって、何となくもさもさしてくる感じで痒くなる。
で、ついにセルフカットすることにした。
その結果がこちら…
セルフカットする道具は、百均の2年ほど使っている100円挟みと、少し前に買っておいた中国製のシェーバーだ。髭剃りのみならずヘアーカットも出来る。
電動バリカン機能。
6mmの長さでカットできるアダプター。
6mmアダプターを外したらほぼ丸刈りで来てしまう状態のバリカン。
バリカンの中にもカットした毛が入るので時々洗いましょう。
引っ張ると取り外せる。
シェーバーに交換してみましょう。
カチッとな！
なんだかカッコいい三極頭ヘッド。
仕事で競うでしょう！
鼻毛カッターも付いている。
付属品はこれに充電器です。
Amazonでポチったものですけど現在はもう品切れのようです。同じようなものがたくさんあります。たぶんどれも同じようなコンセプトで中国内で色々な会社が共通部品で外見だけ若干違う感じに作ったものの一つでしょう。
中国は同じようなコピー商品がたくさんありAmazonで販売されています。
実はこれとっても安かったんです。
購入したのは2018年11月ですからやがて1年と数か月前のことです。
本人的には購入してから数か月しかたってない気がします。
で、届いてさっそく使ってみたのですけど、値段も安いからの先入観が強すぎたのか、こんなものはダメだって、自分で買っておきながらそう思いました。
それで一度試し使いしてからそのまま放置してありました。
一年数か月前の品物が振り向けばありましたので、前に購入してあった電気バリカンは処分してしまっていたので、今回のセルフカットでは100円ハサミとこのシェーバーを使うことにしました。
まずはハサミで髪を指で挟んで良さげなところにハサミを入れてカットして行きます。だいたいカットし終えたら、中国産のシェーバーをバリカンとして使います。
…びっくりするぐらいよく切れます。
前に使ってみたのはシェーバーとして欲しかったのでついでにと多機能型を選んだのです。
がその時にどうせ安かろう悪かろうと思い込んでいたせいもあるのですがシェーバーとして使ってみたらきれいに髭剃りが出来なかった気がしたのです。
それでこんなのだめだろうでそのまま後ろの棚に置いてありました。
一年数か月経って取り出してみても、なんとまだバッテリーがまだ残っていて使えそうなので散髪で使ってみようと思ったのです。
そしてバリカンとして使ったら、これは使えるのです。
それでセルフ散髪も最後の仕上げは、バリカンで毛先を揃えて出来上がりでした。
もみ上げも、肌から少しずつ斜めに頭部の方に行くにつれて、毛足がグラデーションのようなカットになるようにカットします。
もみ上げ下から頭頂部に行くにつれてもみ上げの毛足が少しずつ長くなる感じになります。と言ってもベリーショートにです。
思わず使える奴だなと感心しました。
それで髭剃りとしてはどうかと試してみると、もう少し使える奴という認識で観ていますから髭剃りも丁寧に行えばそれなりにちゃんと髭が剃れます。
おお、なかなかじゃねえかと刮目した次第です。
値段で見せかけだけ高機能になだけじゃなくて、高機能ではないですけどそれなりに使えるバリカンとシェーバーです。
同じようなのを有名どころで買えは万をかるく超えてしまいますけど、これはわずか数千円です。しかもセールだったので2300円程度で購入したものです。
2300円でこれだけ使えるなら、万を超えるシェーバーはいりません。万を超えてもそのうちシェーバーとしての機能はやがて刃が劣化するので変わりはないのです。持った時の重厚感などなくてこのバリカンシェーバーは軽っぽいですが、軽くても機能がしっかりしていれば問題ない。
つまり今は昔の安かろう悪かろうじゃなくて、安かろうそれなりに使えるだろうなら良いのです。1000万を超えるベンツも100万以下の軽自動車も着く先は同じところです。安全性は不可抗力は別として自分で担保すればよい。*1
それで大いに刮目したのがこの中国産のバリカン・シェーバーです。何事も先入観で観てはいけないと分かっていても、先入観どころか色眼鏡迄かけてみちゃってました。少し反省したいと思ます。
自分が使っているタイプは売り切れです、同じようなタイプが販売されているので購入希望があればイカからリンクを辿ってください。
バリカン・シェイバー
なお、万を超えるようなシェーバーと違って、優雅さや剃り心地の良さなどは人それぞれの好みなので、価格を優先するか優雅さな性能を重視するかは、個人によるところも多いと思います。自分はコスパ重視です。
安いので、半年一年の、使い捨てと思って気楽に使えるのも良いのじゃないかと思います。
そんなわけで男が髪の毛を切るときは、こんなに大変なことでもあるってことがお判りいただけましたでしょうか。
大変ならカットハウスへ行けってもんなのですが、時節が時節で新型コロナウィルスなわけですから、その辺がまた悩みどころでもあるわけです。
セルフ散髪した翌日はギャッピーのブリーチで脱色が待っています。髪の毛の量が減ったのでボトル一本で余っちゃいます。ナチュラルブリーチを使いましたがもう一本おなじのが残っているのでそれを使い終わったら、今度はEXハイブリーチにしようかと思っています。
カラオケはこちら
とまあ、おそい昼ご飯にうどんを食べながら、この記事は夜の零時近くまでかかって仕上げることが出来ました。書いたのは4月25日でしたけど、公開は4月29日の予定です。
えっ、おんなが、髪を短く切るときって？
知らねえよ、そんなの！
◇◇◇◇◇
記事リンク
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*1:いや、確かに1000万を超えるベンツの高速道路のホールド感や静寂感は違いますし、事故に遭って相手の車が大破しても（それはそうなることで衝撃を吸収するようになっている作り）、ベンツの方はそれほどのダメージがないってことが多いけど、それ以前にぶつかるとかぶつけられるような走行をしなきゃよいのだ。
