チコちゃんに叱られないブログ

人生は雑多なのです😋

Once upon a time, I heard a song called THE FAR OFF PLACE.


小さな恋のメロディという映画をうんと昔に観た。

 

eiga.com

 

日本初公開が1971年6月というからざっくり計算すると約50年前のことだ。ブログ主の歳も分かろうという半世紀も昔の映画である。

 

今年も再上映があるみたいです。

www.kadokawa-pictures.jp

 

小さな恋のメロディ』(原題: Melody, または S.W.A.L.K )は、1971年イギリス映画。後にハリウッドで監督として成功したアラン・パーカーの処女作である。少年少女の恋を瑞々しく描き、本国とアメリカではヒットしなかったが、同じく1971年に公開された日本、それにアルゼンチンチリなどラテンアメリカ諸国では大ヒットした。

 

出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』

 

ビージーズの唄う主題歌メロディ・フェアーと相まって、物語はメルヘンチックであった。

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小さな恋のメロディの物語であるダニエルとメロディの2人は、悪友のトム・オーシンショーや学友の手助けを受けて、大人たちの追手を振り切り幼き恋のアバンチュールへと、確か手漕きトロッコに乗って線路のはるか向こうへ去ることでエンディングとなるのだが、その先のことがうやむやなことの方がもへじは気になって仕方なかった。

 

それまでは現実感があったのに、急に生活感がまるでない方向へ去るので、おとぎ話とも捉えることが出来なかった。

 

確かに今聴いてもビージーズの唄う主題歌「メロディ・フェアー」はいい曲だと思う。でももへじにとってはそれまでだ。

 

そこがもへじのもへじたらしめる何かと、何かが違うところなのだろう。

 

  

     

 

小さな恋のメロディ」の物語で悪友のトム・オーシンショーこと「ジャック・ワイルド」が主人公となった映画が「小さな恋のメロディ」のその後に公開された。

 

この映画を覚えている人はどれぐらいいるだろうか。

 

その映画の題名は「小さな冒険者

 

小さな冒険者の詳細はすでにネットにあるので、それらを孫引きして説明するよりネット情報を参考にしてもらう。

 

eiga.com

 

ウィキペディアには「小さな冒険者」の情報は、なんとなかった。

 

映画に関しては「小さな冒険者 : 作品情報 - 映画.com」に、ネタバレ的ストーリ紹介もあるのでそちらを参照してもらいたい。

 

ざっくり言うとネタバレの通りだったと思うけど、ホームアローンほどではないけれど少しコミカルタッチな出来上がりになっていたと思う。

 

小さな冒険者は1971年公開で、「小さな恋のメロディ」からほどなくして上映されたと思う。

 

そのころのもへじは映画が好きだったので、お小遣いがもらえたら映画館に行っていた。今でも映画は嫌いじゃない。八王子市内にはもう映画館はなくなったけど、八王子市内へも映画は良く観に行った。

 

 

方向音痴なもへじが勇気を出して電車を乗り継ぎ、有楽町へ映画「ベン・ハー」を観に行ったことも覚えている。ベン・ハーは既にリバイバル上映だがFXなど全くない時代に今でも遜色ないアクションシーン入り一級の映画だと思う。

 

十戒」は海が割れ当時はすごいと思ったが、今観るととても残念技術でしょぼいと思うけど、叙述詩として観れば許せなくもない。

 

歌舞伎町へ行くのも映画を観るために良く通った。

 

猿の惑星」や「地球最後の男 オメガマン」「パピヨン」「未知との遭遇」に心わくわくしたものだった。未来はまだ見えない、今が、命が、本当に輝いていた人生の季節であった。

 

「小さな冒険者」のジャック・ワイルドの演技力も確かで、別の映画になるのだけど16歳にしてアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたというからすごいものだ。

 

でも、もへじは映画「小さな冒険者」そのものに強い思い入れがあるとか、そういったことで忘れられない映画なのではない。

 

「小さな冒険者」には、「小さな冒険者のテーマ」という歌があるのだ。

 

昨日のブログで扱ったジャニス・イアンの「ラブ・イズ・ブラインド」をリピート再生していて、ジャニ・イアンの曲調からふいに「小さな冒険者」のことを思い出したのだ。 

 

今でも覚えているダナの「楽園を夢見て」という歌だ。

 

 

もへじが買ったレコードはダナの「楽園を夢見て」が初めてだ。

 

レコードを買うなんてまずないもへじにとって、「楽園を夢見て」はそれほどに気に入った歌だったのだ。

 

転居転居でいつしかそのレコードはなくなってしまっても、「楽園を夢見て」はある時にふと思い出す。

 

映画自体はちょっぴりコメディっぽいストーリなのに、ダナの哀切に満ちた澄んだ声で歌う「楽園を夢見て」が映画に流れ、もへじの心をとらえて離さなかった。

 

今もとらえて離れない。

 

ネット時代になってからダナの「楽園を夢見て」は何度か検索してみた。

 

映画「小さな冒険者」は多少の情報は見つかるけど、「楽園を夢見て」という歌は見つからないし、YouTube 時代に入っても同じくダナの「楽園を夢見て」は見つからない。

 

ダナって歌手の情報すらない。

 

ブログりながらジャニス・イアンの「ラブ・イズ・ブラインド」聴いていてダナの「楽園を夢見て」が思い出されたので、ふと、ぼつぼつ何かネットに「小さな冒険者」関連の新しい情報がなにかないかと検索してみた。

 

そうしたところまさにグッド・タイミングとはこれを言うのだろうか、検索でヤフオクに「小さな冒険者のテーマ」のサントラ盤が出品されている情報がヒットした。

 

このヤフオク情報はツイッターにもツイートした。

 

いや、これでは欲しいけど、レコードでは再生する手立てがない。

 

ヤフオクの出品画像からジャケットを読み取ると、楽園を夢見ての原題は「THE FAR OFF PLACE」となっていた。

 

そう、このレコードは当時もへじが購入したものと同じ。

 

「ダナ」や「楽園を夢見て」の日本語では YouTube では該当がないけど、世界は広いので「THE FAR OFF PLACE」でならヒットするだろう。

 

その思惑が当たった。

 

さすがにワールドワイルドな YouTube

 

ありました。

 

お聴きください、

 

もへじの心をとらえて50年間離さなかった歌を… 

www.youtube.com

 

 

ああかっこう。

あのときはすまなかったなあ。

おれは怒ったんじゃなかったんだ

 

セロ弾きのゴーシュ
宮沢賢治 

 

 

 

ダナの歌声を聴きながら、ただ一人で、泣きたかったんだよ…

 

 

  

     

 

どこかのダレかと知的な出会いを……    

See you.