チコちゃんに叱られないブログ

人生は雑多なのです😋

雨の中を傘も差さずの蟹股歩きの女


 

昨日一昨日と散歩に出ていなかったので歩数が少ない。

 

これではいけないとばかりに昨晩は午後8時過ぎになったけど、散歩に出ることにした。散歩に出ようとしたら途端にパラパラと雨が降っていた。

 

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肩にかけたショルダーに三つ折りの傘は持っているのだけど、この傘は小さいので差しても上半身だけ雨から守れるけど腰から下には雨が当たってしまうので、引き返しビニール傘を手にして再度で散歩に向かう。

 

ここ数日は散歩に出ようとすると雨が降ってきだしていて、なかなか散歩に出ようって気がしない。雨が降っても散歩すればいいだけなんだけど、気分がちょっと乗らない時なんかは、雨だからダメだなあってのを口実にして散歩に出なかったりする。

 

人は横着なのものなのだ。

 

人間になるにはその横着さを振り切らねばならない。

 

だから、そう思って『今日もわたしは出かける』胸には涙、顔は苦笑いで…

 

ただ、最近の散歩は散歩じゃなくてカラオケのできる飲み屋みたいなところに行くことの方が目的になっている。ちなみに飲み屋に行くけど自分はほとんど酒は飲まない。炭酸かウーロン茶みたいなものを飲んでいる。

 

20分ほどで着いた最初の一軒目。

 

数人の知り合い客がいるだけで比較的空いていた。

 

ビニール傘を傘立てに投げ込み席に着く。

 

ここでだけはサントリーの角瓶をキープしてあるので、ショットグラスで一杯だけ生のままで飲む。水は別にもらう。腹の中で水割りになるってわけだ。

 

そうしているうちに客がどんどん入ってきてしまいカラオケを二三曲しか唄ってないけど、新しく来た客を席に着かせるために自分が席を立って席を譲る。

 

会計をしてもらって外に出るときにビニール傘がどれだか分からなくなってしまったけど、どれでもいいから持って行けばって他の客も言うから適当なビニール傘を手にして出てきた。

 

丁度散歩の続きが出来て良いって感じで出てくるのだ。

 

自分の腰は軽いから居座るタイプじゃなく店には行くけど帰るきっかけも模索しているタイプなのだ。

 

雨の中を八王子駅まで歩いて行った。

 

雨が降っているので人はかなり少なめだ。ユーロードにテントが設営してある。たぶん七夕イベントがあるのだろう。

 

設営テントはしっかりと覆われている。覆っている隙間から中を覗き込むとアサガオの鉢などが見えた。

 

ドン・キホーテの前を通り過ぎていくと少し人が多くなってきた。

 

八王子駅ビルのセレオはすでに閉店している。

 

夜9時を大幅に過ぎているからだ。

 

駅ビルの前を通りぬけて八王子京王線駅の方向に向かって歩いて行く。

 

最初の信号でヨドバシカメラのある方角に曲がる。

 

ヨドバシカメラの横を通って甲州街道から八王子駅への侵入道路を横断した。

 

富士見通りを抜けて再びドン・キホーテの前を通り、ここで甲州街道方面に曲がって歩いて行った。

 

その時に蟹股歩きの女に遭遇した。

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遭遇した地点は画像の場所。

 

上下白の服装に白のショールみたいなものを肩にかけている。

 

ヒールもちゃんと白だ。

 

服飾は自分にはよく分からないけどお洒落に気を使っている感じ。

 

髪はストレートで肩ぐらいあったかな。

 

そして小柄で細身。

 

その歩いている姿に違和感を覚えたのだ。

 

おばはんかな、いずれにしてもこいつは酔っているんだろうなあって思った。蟹股あるきだから股を肩幅ほどに開いてのたりのたりと足を交互に出して歩く。

 

この姿は処女で初めて男とエッチしてから、股の間に違和感があって股を開き気味にしてのしのし歩いていたなんて何かで聞いたかした様子と、まるでそっくりなんじゃあないかと思った。

 

こんな雨の日で酔っているから初めてエッチの方じゃなくて、相当酔っていて足元が不安定だから慎重になってこんな歩き方になったんだろうとは思う。

 

係り合うつもりはなかったんだけど、追い抜きざまにちらっと顔を見たら30代前後ぐらいの女だった。

 

勝手に酔っているんだし、まあいいやあ、通り過ぎようと思った。

 

が、おれの義を見てせざるは勇無きなり的でもあるが、若い女だったのでそこに少しスケベ心も入って、おれっていい男風*1を装いたい気持ちが勝ってしまった。

 

くるっと振り向き「酔っているのか?」って聞いてしまった。

 

「へへ、そうなの」なんて答えた。

 

「風邪ひくからこの傘差して行け」って、自分が差していたビニール傘をその女に手渡してやる。

 

「あんたはどうすんの?」と女が聞いてくる。

 

「予備の傘がある」と言って肩掛けショルダーから予備の傘を取り出し差し、「じゃあ、気を付けて帰れよ」と言って、女の方を振り返りもせずにおれはすたすたと先に行く。

 

すたすたと先に行くのは、ナンパするために傘を口実にしたんじゃねえって風に装いたいからの、笑られてしまうかのような変なプライドがあるからだ。

 

ほんとうに親切なら、行く先を聞いて遠ければタクシーでも捕まえて押し込んでやるとかするのだろうけど、雨の中を傘もささずに股を広げてペタペタ歩いているってことは、近くのマンションが居住地だろうって思ったので、そこまでする必要はないなあって本能的に思ったことなのだ。

 

そのあともう一軒のカラオケの唄える店に寄った。

 

ときどきあいつはちゃんと家に帰れたかななんて思いつつ、炭酸を飲みながら何曲かカラオケを唄った。

 

11時を過ぎたので店を出て雨の中小さな傘を差して帰ってきた。

 

歩数は8500歩ほど稼げたけど、1万歩歩くにはもう少し散歩で距離を稼がないといけないみたいだ。

 

前は散歩が目的で2時間歩いていたけど、最近は1時間程度しか歩いてなくて、カラオケが唄える店に行くことだけが目的の歩きになっている。

 

昨夜は、小さな「義を見てせざるは勇無きなり」だった。

 

 

 

    


追記:


 

*1:外見のいい男風じゃなくて人としてのいい男風のこと。