サルオガセモドキ
2019年11月25日
サルオガセもどきとは何ぞやでしょう。
まずモドキとはとは漢字で『擬き』と書きます。擬きとは本物らしく似せるやなぞらえるとかの意味です。
食べ物で有名な擬き食品がありますが、さて、問題です。その食品はなんでしょうか?
ガンモドキ
はい、正解です。
それは「ガンモドキ」です。
モドキって
ガンモドキって鳥の雁の肉に似ているからガンモドキと名前が付いたというけど、どうひいき目にみても鳥肉系には似ていないので、なんでこんな名前になったのかと思うのだが、勝手に想像力を働かせるとガンモドキの表面が雁の毛を毟った後の感じに見えたからじゃないかと思う。
昆虫には何とかモドキタイプやダマシタイプの虫も少なからずいるみたいでカミキリモドキなんて甲虫もいるそうです。詳しく知りたければググって下さい。
手塚治虫さんの漫画でもう50年以上前だと思うけどマグマ大使というのがあった。これはゼリー状で人間に化けることが出来るので人間モドキと称されていたはずです。
その人間モドキが現代ではかなり蔓延って社会問題にもなっているかどうかなんてのは知らないので、人間モドキの話はおいてサルオガセモドキはサルオガセとよく似た植物に付けられた名前です。
サルオガセ
それじゃあそのサルオガセってなんだてことになりますね。
残念ながらネットにサルオガセのフリー画像は見つからなかったから言葉で紹介すると、深山幽谷の地にガスが舞い白っぽい世界の中で、樹木から紐が絡んだように垂れ下がったものが風揺らめいている。地衣類の一種が、紐のよう垂れて絡み合い生育したものがサルオガセである。
深山幽谷とは言ったけど、ちょっと深い森などでも短めのサルオガセなどに遭遇することはある。
サルオガセモドキとは
そのサルオガセに似ているからと名付けられたサルオガセモドキがこれです。
お花屋さんで観たこともあるんじゃないかと思います。
エディブルフラワーでは乾燥したものをスパニッシュモスとして使用するみたいです。
このサルオガセモドキはパイナップルの仲間でいわゆるエアープランツとも言われる種類の一種です。学名:チランジア・ウスネオイデスです。
サルオガセモドキ Tillandsia usneoides は、樹上から垂れ下がる灰緑色の植物である。遠目にはサルオガセに似て、またコケ類にも見えるが、パイナップル科ハナアナナス属のれっきとした顕花植物である。
サルオガセモドキは北米南部から南米に原産する植物ですが、ラン小屋の中でマイナス三度ぐらいになっても越冬できます。
以前は私には栽培が難しくて苦労した植物ですが、最近はたまに水をかけてやるだけで少しずつ殖えてきました。
サルオガセモドキの花と種
初夏に花を咲かせますが小さな花でしかもごく薄い黄緑なので目立たないので、目を凝らして見ないと花が咲いていることに気が付きません。今年は花が咲いたことに気が付いていません。
今回撮影で近づいてみたら花が咲いた後に結実した後がありました。
これまで花は咲いても種が出来たことはないので、私のところではこれが初めてのことです。種が残っているのかどうでしょうか。残っていたらどうやって発芽させればいいのかな?
サルオガセの画像も探せばPCの画像の中にあると思うのです。またサルオガセモドキの花の画像もあったと思いますので、見つかれば追加で掲載しておきます。
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