野菜喰い
2020年2月1日
最近は近所での散歩をすることが少なくなったというか、ほとんどなくなった。
それはどういうことかというと、以前には黒柴犬を飼っていたので、近所を散歩に連れて行くことが多かった。それで良く散歩していて畑のある場所に良く通ったのだ。
そんな畑を歩いていると、畑の中には雑草が一本もないに近いようなところで農作物が作られていることが分かる。
二階屋上に6坪ほどの家庭菜園がありそこで野菜を作る。そこで作る野菜はどれも美味しくてこれが野菜なんだと分かる。だがたった6坪とはいえ、その農作業は意外に大変です。
野菜を栽培していてなにが大変かと言うと、雑草との戦いである。数日放置しているともう雑草が生えてくる。
二階の屋上なのに種が風で飛んでくるのかひっきりなしに雑草が生えてくる。
それでも野菜の植えていない部分を頑張って耕していれば雑草は生えてこない。野菜の植えてある畝部分の雑草は見かけ次第抜く。
そんなことしか雑草から畑を守る手段がない。
なにもしないで放置したら一年で荒れ野といった感じになりる。
それ程雑草との戦いは大変なのである。
それなのに近所の畑では、野菜を作っている処には雑草が殆ど生えていない。そうするといつしか、なんでこんなに畑に雑草もなくてきれいなのって思っちゃう。
畝を黒いビニールでを張って雑草防止と地熱を利用しているのなどは別にして、それ以外でも雑草はほとんど生えていない。
雑草一本もないのに、かと言って、いつも雑草を抜いているみたいにも見えない。
そんな時間がかかりそうな農作業をしている人も自分はほとんど見たことがない。ひょっとしたらその理由がこの記事に書いてあることなのかもしれない。
ですけど、昨日、ハイキングの帰りに畑を手入れしている方を見ました。
畑に這いつくばるようにして畑の雑草を抜いている方でした。その方の畑はには雑草は少なくきれいでした。このように手作業で雑草を抜いている方もいました。
だけど雑草を抜いてた方の畑は、残念なことに赤土っぽい感じの用土のようです。畑の用土は黒土じゃないと農作物は育ちにくいのじゃないかと思います。
日本の果物の品質が素晴らしいから、イチゴや桃などが外国で絶賛されているとかのニュースは国内でも時々見かける。日本凄い現象はひょっとして自画自賛なのかななんて穿っちゃいます。
そのほかいろいろな伝統技術が日本凄い敵自画自賛TV番組も多く見かけるけど、日本の農産物が外国に輸出できないほど農薬で汚染されているなんて、裏側の暗いニュースはどこも扱わない。(今は農業が進んでいて、農薬の影響は少ないという報道もあります)
あるいは、日本の根菜類は窒素肥料分が残り過ぎているから、外国では扱えるところがないという話も聞いている。(これも風聞なだけで、実際的に資料でそんな結果があるのかどうかは勉強不足で知りません)
つまり化成肥料ばかり与えて育った見かけだけが野菜で、その実態は野菜であらざるべき野菜と言うべきものなのだ。
スーパーでは規格にあった野菜ばかりが並べられているが、その規格に合うために作る野菜の為に、農薬もたくさん使っているのが日本の野菜の現状だというのです。
地産地消であった場合は昔ながらの野菜作りでも問題がなかったが、流通ばかりが発達して規格野菜を作ることにまい進してきた結果、日本の農業は内需消費(特にスーパー向け)のみに目を向けていて、世界の野菜競争から完全に後進国となってしまったのでしょうか。
現代の農業は最新テクノロジーによって、遥かに低農薬な安心安全な野菜作りが外国では行われているというのに、このままで日本の農業は良いのだろうかなんて疑問もわいてきちゃうけど、多分日本でもそういった方向性で農業は行われていると思う。
しかしながら国内自給率の低すぎる日本の農業は、国に保護されて招いた農業後進国化は間違いなくその影響もあるだろうし、工業製品の輸出産業に大きく依存し過ぎてきた日本の未来に残す大きな支払い代価(ツケ)となってしまっている感は否めない。
大事な食なのに自給率が低すぎますよね。
トルコ旅行に行った折に、トルコのバスガイドが農産物の自給率が高いだけじゃなくて農産物を輸出しているのがトルコで、日本は農産物の自給率も低いですよねなんて言った言葉が印象に残っています。
型が整っていても、味のない美味しくない野菜がほんとに多すぎると思う。
もう、日本の農業は止めたらいいと思う。そして輸入野菜だけで生活すればいいのだ。 そして何かあった時には飢え死にするしかないなんて逆説的なことさえ考えちゃう。
自分は比較的というか、野菜類を多く消費するタイプの人間です。肉類も食べるけどどちらかと言うと野菜もたくさん食べるベジタブルイーターでもある。
が、ベジタリアンなどでは微塵もないので、やや宗教臭的な匂いも感じるベジタリアンとは一緒にしないで欲しい。魚肉どちらもほどほどにいただいて生きている。
もう20数年も前のことだが、長野であるお百姓さんと園芸関係でお友達になり、田んぼなども見せて貰った事がある。
幾つかの田んぼを見せてもらった後で自宅近くのこの一角の田んぼは、家で食べるためのお米だから農薬を使わないと、はっきりとその時代でもそう言っていた。
なので、和をもって尊しと、茄子は連作には向かないのだ。それと野菜も食べ過ぎれば太るのはなにも変わらない。太ったベジタリアンだって居てもいいじゃない?
…なんじゃ、それ(笑)
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注意:この記事は個人的感想で長年思ったことを記載しただけなので、なんの裏付けもありません。この記事のことを逆に言うと、熱心な農家の方に対して失礼な記事になっている可能性の方が高いです。なので実際どうなのかなど関心がある方はご自分でお調べになってください。ただ、農業は家庭菜園クラスであっても、とても大変なことは間違いありません。
日帰り観光などでお土産センターや道の駅によると、地元の野菜類を買って帰るほどに個人的には野菜大好き人間なので、多くの農作物を提供してくださる農家の方には感謝しています。